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安藤美姫、高橋大輔ら豪華なメンバーが集結 (1/2)
フィギュアスケート、NHK杯見どころ

2009年11月5日(木)

■ロシア杯優勝で波に乗る安藤美姫

ロシア杯では逆転優勝を飾った安藤美姫
ロシア杯では逆転優勝を飾った安藤美姫【写真は共同】

 今年のNHK杯はグランプリシリーズ第4戦。何かと気ぜわしい五輪シーズン、定位置の第6戦でもないNHK杯、「もう始まるの?」、そんな気持ちが例年以上に強くないだろうか。
 しかし男女ともにそうそうたるメンバーが日本にそろってくれた今大会。五輪シーズン真っただ中にふさわしい、華やかなイベントとなりそうだ。

 まず女子シングルは、ロシアカップ優勝で波に乗る安藤美姫(トヨタ自動車)と、激戦のフランス大会(エリックボンパール杯)できっちり表彰台(3位)に乗ってきた中野友加里(プリンスホテル)が登場。
 安藤はロシアカップがまったくのシーズン初戦で、「緊張で体が思うように動かない」なかでの優勝。また中野友加里は、10月のジャパンオープンで傷めた左肩の亜脱臼が完治しない状態での3位。ともに今シーズンオフの練習成果、さらにはここ数年積み上げてきたものがトップコンディションでなくても出し切れる、そんな強い選手に成長した証を見せてくれた。精神的にもじっくり腰を据えて臨める2戦目、日本の二人の鮮やかな笑顔とワンツー・フィニッシュを大いに期待していいだろう。

■安藤を追うワグナーとレオノワ

 日本勢を追いかけるのは、ロシア大会で安藤美姫とともに表彰台に立ったアシュレイ・ワグナー(アメリカ)とアリーナ・レオノワ(ロシア)。記者会見では安藤と3人で並び、「この3人は2週間後、NHK杯で再び顔を合わせます」と司会者に紹介され、はにかんでいたメンバーだ。
「一度アメリカに戻ってまた日本に行くのは大変。でも長いシーズンの中の一戦。五輪に向かう途中のいい一戦にしたい」と語っていたワグナーは、ロシアカップで勢いもスピードもある気持ちのいい滑りを見せたくれた。現在アメリカ女子チームからグランプリシリーズに参戦した7人のなかで唯一メダルを獲得している選手だけに、注目度も高い。

 一方のアリーナ・レオノワは、第一戦にてロシア民謡に合わせていきいきと踊る彼女らしい弾けたプログラムを披露。しかし全体的に雑さが目立ち、少し子どもっぽい印象もあった。もう少しプログラムを滑りこんで、若さだけでなくロシア一番手としての貫録も見せたいところだ。
 ワグナー、レオノワはNHK杯で上位に食い込めば初のグランプリファイナル進出も見えてくる。そうした展開を強くは意識せず、あるいは励みにし、どこまで彼女たちらしい姿を日本のファンに見せられるだろうか。

■欧州王者のレピスト、日本からは石川も

 また忘れてはならないのは、NHK杯がグランプリ初戦となる二人、ローラ・レピスト(フィンランド)と、サラ・マイヤー(スイス)だ。21歳のレピストは現ヨーロッパチャンピオンで、いい波にのって成長中の選手。25歳のマイヤーはバンクーバーで3度目の五輪出場を目指すベテランで、欧州選手権2位の実績ももつおなじみのスケーターだ。
 マイヤーは06年にファイナルに進出したこともあり、レピストも2年前のスケートカナダでショートプログラム1位につけたことを自信にし、その後の躍進につなげている。ともに海外勢のなかではスタートダッシュが早い、つまりグランプリシリーズでも調子を整えられる二人。しかも第4戦までじっくり時間をかけて調整してきただろう2選手、要注意の存在かもしれない。

 日本からはもう一人、負傷欠場の武田奈也に代わり、今季シニアデビューの石川翔子が登場する。長身をいかしたダイナミックな演技は荒川静香を彷彿(ほうふつ)とさせるところがあり、ルッツやフリップの3回転も持つ。今シーズンは10月の東京選手権でも堂々の優勝。誰もが夢見るNHK杯出場のチャンス、存分に生かし切ってほしい。

 <続く>


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