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トリノ冬季五輪の開幕を告げる開会式は、イタリア現地時間の10日午後8時から行われた。会場のスタディオ・オリンピコを埋め尽くした大観衆は、世界各国の選手団とともに、真冬の夜の壮大なイベントを堪能した。
開会式のテーマは「情熱の火花」。バルセロナ五輪やシドニー五輪の開会式を担当したリック・バーチ氏が演出した舞台は、驚きの連続だった。頭から炎を噴き出すローラースケーターが会場を走り回り、巨大な鉄の五輪マークを作り上げ、さらにフェラーリのF1マシンまでもが登場した。
また、オノ・ヨーコさんが壇上に上がり、夫である故ジョン・レノンの「イマジン」の歌詞を引用しながら、世界平和を訴えるシーンもあった。
ギリシャを先頭に始まった選手団入場では、日本は32番目に登場。スピードスケートの加藤条治の持つ国旗に続き、選手たちが笑顔で行進した。その中には、選手団主将を務めるスピードスケートの岡崎朋美の姿も見られた。
注目されていた最終聖火ランナー。最有力の呼び声高かったアルペンスキー界の元スター、アルベルト・トンバ氏が最初に姿を現わすと、会場がどよめいた。最後の大役を引き受けたのはクロスカントリースキーのメダリスト、ステファニア・ベルモンド氏。選手たちの間を通り抜けて点火した聖火は、派手な花火となって会場を走り、開会式会場にそびえ立つ高さ57メートルの聖火台にともった。
17日間にわたる祭典が幕を開け、第2日からは本格的に競技が開始される。
華やかな開会式の一方で、各競技の熱い戦いもスタートしている。スキージャンプは試合会場となるプラジェラートで、個人ノーマルヒルの公式練習を実施。5大会連続出場のベテラン原田雅彦がK点越えの100メートル台ジャンプを3本そろえ、出場枠の4人の中に飛び込んだ。ほかの出場メンバーは、岡部孝信、伊東大貴、葛西紀明。今季ワールドカップ総合11位の岡部以外は、まず11日(日本時間12日)に行われる予選に挑む。
[写真](C)Getty Images/AFLO
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