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「アテネでやり残したことを北京でやり遂げる」
バレーボール女子日本代表 監督・選手コメント

2008年7月18日(金)
新ユニフォームをまとい、公開練習に臨んだバレー女子日本代表
新ユニフォームをまとい、公開練習に臨んだバレー女子日本代表【スポーツナビ】

 北京五輪に臨むバレーボール女子日本代表が17日、都内のナショナルトレーニングセンターで練習を公開した。練習に先立って行われた会見で、柳本晶一監督は、8日に発表された五輪のメンバーについて「(アテネ五輪からの)4年間いろいろな方法を試みて、選手も入れ替えながら、強化してきて、最強のメンバーが残ってくれました。アテネでやり残したことを北京でやり遂げるために今までやってきました。メダル獲得に向け、一丸となって結果を求めていきたい」と、最強メンバーで臨む北京五輪への意気込みを語った。

 アテネ五輪では準々決勝で中国に敗れ、惜しくも5位に終わった柳本ジャパン。今回の代表には、主将の竹下佳江(JT)、高橋みゆき(NEC)ら当時を知るメンバーも多く名を連ねる。2度目の五輪出場となる竹下は、「前回はバタバタした部分があって、メンタル的にも疲れていたところがありました。五輪の相手は強豪ばかりで厳しい戦いになりますが、集中力と体力を維持していくことが大事」とコメント。
 アテネ五輪では若干20歳でメンバーに入ったエースの栗原恵(パイオニア)も、「4年前に(五輪の)厳しさを肌で感じているので、それを踏まえて臨めるのは大きな収穫」と、前回大会を経験している強みを強調した。

 練習では北京五輪で新しく導入されるボールを使用。新ボールについて栗原は、「今までより軽い感覚で、風に流されやすいし、ボールが伸びるので難しい。打ち方を変える必要がある」と、攻撃面での変化の必要性を説明。柳本監督も「ボールが変化する。日本はサーブレシーブをしっかりやらないといけないチームなだけに、日本にとってはデメリットがあると思います。これからどれだけ慣れるか」と、新ボールへの対応を今後の課題として挙げた。

 柳本ジャパンは今後、国内でトレーニングを積み、8月3日に決戦の地、北京に向けて出発する。
 以下は、柳本監督と主な選手のコメント。

■柳本晶一監督「メダル獲得に向け、一丸となってしっかり結果を求めたい」

アテネ五輪後の4年間をともにした「最強のメンバー」12人と北京へ臨む柳本監督
アテネ五輪後の4年間をともにした「最強のメンバー」12人と北京へ臨む柳本監督【スポーツナビ】

 4年間いろいろな方法を試みて、選手も入れ替えながら、強化してきました。五輪最終予選のあとに2人を加えて微調整といいますか、可能性にかけましたが、最終的にとったのは最終予選で戦った12人です。最強のメンバーが残ってくれたました。メダル獲得に向け、一丸となってしっかり結果を求めて頑張っていきます。

(五輪で使用される新しいボールは)サーブが変化します。ビーチバレーのような軽い感じのボール。ジャンピングサーブに関してはあまり変化しないのですが、フローターサーブは変化が違います。日本はサーブレシーブをしっかりやらないといけないチームなだけに、これからどれだけ慣れるか。今までにない何かが起こると思います。メリットとデメリットがありますが、日本にとってデメリットがあると思って臨んだ方がいいでしょう。かといって、ここで日本のサーブを変更するのも難しい。つなぎのプレーに関してはほとんど変わらないと思います。
 ワールドグランプリの前から何球か混ぜて練習をしていましたけど、試合は前から使っていたボールだったので、グランプリで使わせてほしかったですね。(新ボールに対応するためにも)今までよりサーブレシーブの練習に時間をとらないといけないでしょう。

■竹下佳江(JT)「集中力と体力をいかに維持していくかが大事になる」

キャプテンとして「チームが一つになっていくようにやっていきたい」と語った竹下
キャプテンとして「チームが一つになっていくようにやっていきたい」と語った竹下【スポーツナビ】

 このメンバーでできるのは一生に一回だけなので、後悔のない戦いができるようにチーム一丸となってやっていきたいです。ここまで試合が続いていたので、ここからは練習でいかに意識を持ってやっていくか。監督とのミーティングもあると思いますが、チームが一つになっていくようにやっていきたいです。五輪の相手は強豪ばかりで厳しい戦いになると思いますが、集中力と体力をいかに維持していくかが大事になります。前回大会はバタバタした部分があって、メンタル的にも疲れたところがありました。
 ワールドグランプリを戦って、いろいろなことを感じたので、その中のいい部分をいかにコート内で発揮するかが結果につながってくると思います。日の丸を背負って戦う重みを感じながら、いいパフォーマンスをして、(見ている人に)何かを伝えられたらいいなと思います。

■栗原恵(パイオニア)「厳しさを肌で感じているので、その経験を生かしたい」

新ボールに対応するため「打ち方を変えるなど修正が必要」と話した栗原
新ボールに対応するため「打ち方を変えるなど修正が必要」と話した栗原【スポーツナビ】

 最終予選まではバックアタックに重点を置いてやってきたんですが、五輪ではいい状態でトスをもらったときに、絶対ミスをしないで点を取れる状態にしないといけない。
(五輪は)4年前に厳しさを肌で感じているので、その経験を生かしたいです。簡単な試合は一つもないので一試合一試合頑張りたいです。
 五輪まで1カ月もなく、急激な技術の上昇は難しいので、コンディション作りが大事になります。(コンディションが)ベストの状態で臨めるようにしたいです。
(ほとんどの試合が現地時間の22時開始であることについては)遅くても時間が固定されているので、リズムが作りやすいと思います。その時間に試合をしたことがないので、どうなるか分かりませんが、毎日同じリズムで過ごせることは悪いことではないと思います。
 五輪はもう行くだけじゃだめで、コートに立つ以上は結果が求められます。4年前は、五輪は未知の世界だったんですが、出てみて厳しい状況が分かりました。今回はそれを踏まえて臨めることが大きな収穫だと思います。
(新しいボールについては)ボールが伸びるので難しいです。打ち方を変えるなど修正が必要だと思います。重さは同じなんですけど、ボールが軽い感覚です。風に流されやすいしボールの回転も違うので打ち方にも影響があると思います。

■高橋みゆき(NEC)「代表の重みを感じて、悔いのない練習をしたい」

アテネ五輪での経験を生かし、全力で北京に臨みたいと話した高橋
アテネ五輪での経験を生かし、全力で北京に臨みたいと話した高橋【スポーツナビ】

 いろいろと壮行会などをやってもらってあらためてたくさんの方に応援してもらっていると感じました。代表の重みを感じて、悔いのない練習をしたいです。アテネ五輪での経験がなかったら、今の自分はないので、そこで感じたことを北京で出したいです。

■佐野優子(久光製薬)「表彰台に上がれるように、全員で頑張りたい」

「(五輪は)今までと違う大きな舞台」と話す佐野。新ボールへの対応にも余念はない
「(五輪は)今までと違う大きな舞台」と話す佐野。新ボールへの対応にも余念はない【スポーツナビ】

 いよいよ来たなという感じです。(五輪まで)あまり時間がないので、今までやってきたことが正しかったと思えるようにしたいです。ボールが変わったけど、今まで通りのプレーができるようにしっかり慣れていきたいです。(初戦の相手の)米国は、ワールドグランプリで負けてしまいましたが、そこまで簡単に負けたわけじゃない。
(五輪は)今までとは違う大きな舞台なので、重圧に負けないようにやっていきたいです。表彰台に上がれるように、全員で頑張りたいです。

<了>

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