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コラム・会見

オグシオ、悔しさと可能性の銅メダル(2/2)
バドミントン 女子ダブルス

2006年12月09日
スポーツナビ

善戦の代償


 相手の攻撃を受け切ってのゲーム先取で“金星”の流れはつくった。しかし、その先の壁が厚かった。第2ゲームは、中盤から連続ポイントが奪えずに引き離されて16−21で失った。小椋は「とにかく離されないように、点差が離れている分、付いていこうと思っていた。それで、どこかでチャンスがあったら……と。でも、簡単にミスをしてくれないし、メンタルのぶれで点数をくれるような相手じゃない。自分たちが1点を取るのは本当に苦しい」と、悔しそうに回顧した。

 ラリーに活路を見いだす作戦には確かに効果があった。しかし、その代償はしっかりと返ってきてしまった。相手の攻撃を受ける展開の連続に、特にシャトルを打つ機会の多い後衛の小椋は、顔面が紅潮。第3ゲームはもはや、もう一度接戦に持ち込むだけの力は残っていなかった。「自分自身は息が切れてしまって、すごく集中しているはずなのに、うまく感覚が合わなかった。完全に足が止まっちゃう感じだった」と、最後までスタミナ切れをカバーできず、9−21で完敗した。


五輪への戦いへ


 敗れはしたが、収穫は確実にあった。ラリーで得点を勝ち取っただけではない。小椋も潮田も、以前は付いていけなかった、相手主体のドライブ(床とほぼ平行に飛ぶ、滞空時間の短いショット)の応酬から攻撃の糸口を見つけられたことに、手応えを感じていた。また、工夫をこらしたという、相手に主導権を与えないためのサーブからの駆け引き、そして受け手から攻め手に回るためのレシーブ力の向上という課題も見えてきた。
 戦前から不利と目されたこの一戦で、二人は試合の中に勝利の可能性を見た。「1ゲームを取って勝つチャンスがあったのに、物にできなかったのは悔しい。前以上に勝ちたいと思うようになった」と話したのは、小椋だ。

 今年最後の試合で夢を目標に近付けた。来年は五輪への道のりが待っている。
「負けたから悔しい気持ちは残っている。でも、メダルを取れたことは自分の中では自信になっているから、明日の表彰台には胸を張って臨みたい」(小椋)
 手に入れた銅メダルは、次の舞台への糧となる悔しさと、大きな可能性でできている。

<了>

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