星野監督「申し訳ない気持ちでいっぱい」
野球日本代表・3位決定戦後公式会見
北京五輪野球の3位決定戦が23日に行われ、星野仙一監督率いる日本代表は米国に4対8で敗れて、2000年のシドニー五輪以来2大会ぶりのメダルなしという結果に終わった。
以下は試合後の星野監督と、3回に一時は勝ち越しとなる3ランを放った青木宣親外野手の公式会見コメント。
――試合を振り返って一言お願いします
星野監督 この結果のとおりです。
――準決勝で負けて、3位決定戦に向けての意思統一はどうしたのですか?
星野監督 昨日は残念ながらいいゲームの中で負けましたし、ここで切り替えて思い切って今日の試合をやろうという意味合いのことを言いました。
――最後の五輪でメダルに届かなかった今の気持ちをお願いします
星野監督 日本で金メダルを待っていたファンに申し訳ないという思いでいっぱいです。ここへ来るまでは、日本の野球を見せつけようという思いが選手全員にありましたが、その思いが(実現)できないような野球の難しさというか、そういうものに初めて巡り合いました。
――今日のストライクゾーンは、普段の国際試合であれば取ってもらえるところを取ってもらえないことがかなり多かったと思いますが、監督はどう思いますか?
星野監督 あなたも感じたのかもしれませんが、そういうものを含めて、初めて私はそういうものに出会ったと。選手が非常にかわいそうでしょうがなかったという思いでいっぱいです。
■青木「国際試合の難しさを感じた」
――青木選手、野球競技が最後になるかもしれない五輪はどういうものでしたか? 五輪への復活についての考えを聞かせてください
青木 オリンピックを通して、あらためて国際試合の難しさを感じました。悔しくて考えがまとまらないんですが、できればまたオリンピックの競技の中に野球が復活してほしいという思いがあったし、そのためにも日本が金メダルを取って、なんとか復活してほしいという思いもありました。
――星野監督、国際試合はどういうところが難しいのでしょうか? 次の国際試合で世界一になるためには何が課題なんでしょうか?
星野監督 オリンピックは野球だけじゃなくて、いろいろな競技で、国を代表したアスリートが集まるわけです。そういう意味では野球だけじゃなくて、ほかの競技に対しても連帯感という意識もあります。野球を背負ってじゃなくて、国を背負ってという意識の中でわれわれは戦ってきました。そしてもっともっとパワーというか、そういうものがわれわれにはなかったかなと。パワーで押さえ込む、そういうものが備わらなければ、なかなかこういう国際試合では勝てないんじゃないかと感じました。短期間ですから、選手の調子もありますし。
――最後に日本のファンにメッセージをお願いします
青木 本当に国民の皆さんには申し訳ない思いでいっぱいです。こんなはずじゃなかったという思いもありますし、金メダルを目指して一直線に進んできました。本当に残念です。個人としてはいい経験をさせてもらったと思いますが、国際試合は勝たないと意味がないと。あらためて野球の面白さも知ったし、怖さも知りました。本当にファンの皆さんには申し訳ない思いでいっぱいです。
星野監督 結果としては、青木が言うように本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、たまたまこの期間に調子が出なかったと私はとっています。日本の野球はこんなもんじゃないと。日本のファンに、このレベルじゃないということは、今後彼らが必ず見せてくれるはずだと信じています。こんなチームではありません。
<了>
・星野ジャパン、屈辱の北京五輪=世界の壁にはね返された日本野球 (2008/8/23)
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