コラム
2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会 会見要旨 (3/3)
■FIFA、組織委員会、南アフリカ政府が安全な大会の開催を約束する
――2010年以降の治安維持について言及していたが、具体的には?
ジョーダン それについては、かなりの投資をしている。警察官も4万1000人が増加された。非常に洗練された武器や装備を持ち、ヘリコプターもある。ヨハネスブルグには監視カメラが設置されている。このようにW杯を開催することで、国全体が恩恵を受けることになる。W杯に向けてヨハネスブルグも準備を進めてきたので、昔と比べれば安全になっている。実際に3万人以上の日本人が観光をしに南アフリカを訪れている。何度も訪れる方もいるし、本当に楽しかったとも言っている。日本は南アフリカの大切なパートナーでもある。だから皆さんの治安に対する懸念については、われわれも心に留めておき、日本代表がこの大会に出場することを祈り、そして代表チームとそのサポーター、そしてメディアの皆さんが南アフリカにいらっしゃることを希望したい。
グロブラー 2010年の治安はもちろん重要だが、それ以降についても重要だ。現在の南アフリカ政府は、犯罪について解決すべき主要事項であると認識している。そして1月1日に政府は重要議題のひとつに、犯罪問題の撲滅を掲げている。そして2010年に向けて、われわれが治安の維持を実行することでインフラが整い、そして治安を担当する人材が増えることも指摘しておきたい。
ブラッター 治安問題について、最後に申し上げておきたい。先ほどから質問を聞いていると、皆さんはヨハネスブルグは非常に治安が悪い都市であると思われているようだ。しかしそれは(認識として)正しくない。私は昨年150日間、世界中を出張してきたが、治安は世界中で最も重要な問題になっている。それはひとつの国、ひとつの都市だけの問題ではない。私が住んでいる、スイスという極楽のような国にも、治安の問題はある。どうか、私たちを信じてほしい。そして組織委員会を、南アフリカ政府を信じてほしい。われわれが約束したこと、そして大使がおっしゃったこと、つまり今までと同じような安全な大会を開催する。そしてイベント自体の治安を守り、FIFAが引き継いでいく遺産が、南アフリカの国民の皆さん、そして南アフリカという国に残り、そしてこのイベントの治安が2010年のあとも引き継がれていくことを。そのために、われわれは前進している。世界中でまったく治安の問題がない国などない。それでもこのW杯が、南アフリカをその方向に導いていくだろう。
<了>










