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2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会 会見要旨 (1/3)

2008年12月15日(月)
会見に登壇したジョーダンW杯組織委員会CEO、グロブラー南アフリカ駐日大使、ブラッター会長、ヴァルク事務総長、小倉理事(左から)
会見に登壇したジョーダンW杯組織委員会CEO、グロブラー南アフリカ駐日大使、ブラッター会長、ヴァルク事務総長、小倉理事(左から)【スポーツナビ】

登壇者:
ジョセフ・S・ブラッター(FIFA会長)
ジェローム・ヴァルク(FIFA事務総長)
小倉純二(FIFA理事/日本サッカー協会副会長)
ダニー・ジョーダン(2010FIFAワールドカップ南アフリカ組織委員会CEO)
G・J・グロブラー(南アフリカ駐日大使)

■2010年W杯は必ず南アフリカで開催される

 FIFA(国際サッカー連盟)クラブワールドカップ開催のために来日中のブラッター会長と、2010年ワールドカップ(W杯)の大会関係者は15日、1年半後に迫った本大会をアピールするための記者会見を都内のホテルで行った。

 冒頭、ブラッター会長は「2010年のW杯は必ず南アフリカで開催される」と宣言。続いて開催国を代表して、ジョーダン大会組織委員会CEOが「スタジアムをはじめ、空港、鉄道などインフラのすべてが整いつつある」ことを強調し、グロブラー駐日大使も「日本からは年間3万5000人ほどの観光客が訪れている。日本代表の出場が決まったら、4万5000人の日本人の皆さんが訪れていることを期待している」と、国を挙げて歓迎することをアピールした。

 これに対して小倉FIFA理事は、2002年W杯・日韓大会の実績を踏まえて「サッカー文化が根付いていないアジアでのW杯開催については当初懸念もあったが、大会が成功したことでアジアの誇り、自信につながった」と語り、さらにカメルーン代表と大分・中津江村との交流についても触れながら「南アフリカ大会は必ず成功する」とエールを送った。また、FIFAのヴァルク事務総長は「開催が決まってからの南アフリカの交通網の発達は革命的。インフラだけでなく、治安維持やITへの投資も続いている。明日、W杯を開催するのは難しいだろうが、2010年には必ず間に合う」として、FIFAとしても南アフリカ開催に自信を持っていることを明らかにした。

 その後、記者との質疑応答が行われたが、かねてより懸念されている南アフリカの治安に関する質問が相次いだ。内容は、以下のとおり。

――南アフリカ大会開催は本当に決定か。代替案はないということか?

ブラッター 代替案があったとしたら、それも南アフリカだ。W杯は成功裏に行われ、そして代替案があったら、それも成功させるということだ。南アフリカの人々はW杯を運営させる能力を持っているし、64試合の大会は、それほど難しいものではない。毎日、毎週末、世界中でサッカーの試合が行われているではないか。南アフリカでのW杯は、南アフリカの人々が、そしてアフリカ中の人々が、このW杯を開催できることを証明するものとなるだろう。

――10月末でFIFAの財務状況が良くないと言われているが、金融危機の中にあっての影響はどうか。またジョーダン氏に、インフラなどの予算が影響を受ける可能性はないのかについて尋ねたい

ジョーダン インフラに関しての予算については8割が(建設を)完了している。それ以外のところも、すでに(予算が)金融危機以前に確保されている。

ブラッター こうした経済状況にあっても、サッカーというものは皆さんに希望を与えるスポーツである。こういう状況だからこそ(サッカーは)必要なものだ。私たちのW杯のパートナー、そしてFIFAのパートナーは、確かに金融危機の影響は受けているが、これまでのところFIFAのあらゆる大会についての(スポンサードの)確約をしてもらっている。サッカーが今、まさに必要とされているからだ。今の財務は決して潤沢ではない。われわれの収入の7割はW杯(U−17や20、女子の大会も含む)によるものだ。われわれは将来的にも、サッカーは社会責任の一端を担うものだと考えている。そしてもちろん、われわれは自信のあるパートナーを確保しなければならないわけで、実際に現在のパートナーをわれわれは信頼をしている。

ヴァルク 2010年のW杯の予算について75%はすでに集金している。確かにパートナーは、株価の暴落などで多少は時価総額が落ちている。しかしコカ・コーラにしてもヒュンダイにしてもソニーにしても、こういう状況にあっても安全だ。

――こうした経済状況の変化で、チケットの価格が変わることはあるか?

ジョーダン それはFIFAに聞かなければならない問題だが、南アフリカ国内の人々は(他国から訪れる人々に比べて)多少は可処分所得が少ないかもしれない。ただ、半年前よりもドル安になっているので、今の通貨状況であれば(南アフリカに)来やすくなっていると思う。次の半年でどうなっているかは分からないが。

 <続く>


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