コラム
カメルーン国内で盛り上がる“打倒、ニッポン”熱 (1/2)
グループEのライバルの反応は?(1)
■グループ突破を信じるカメルーン
2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会の組み合わせ抽選の結果、日本はオランダ、カメルーン、デンマークと同じグループEに入った。8戦8勝で欧州予選を悠々と勝ち上がったオランダ、ポルトガルやスウェーデンのいるグループを1位で抜けたデンマークと対照的に、カメルーンはアフリカ最終予選中盤まで危機にさらされ、監督交代に追い込まれている。しかし、リヨン、レンジャーズ、パリ・サンジェルマン(PSG)などで指揮を執ってきたフランス人監督、ポール・ルグエンを今年7月に迎えてから、チームは見事に復活。残り4試合で全勝して本戦行きの切符を手にした、底力のあるチームだ。
ドイツ大会出場を逃したものの、アフリカの強豪としてはW杯で最も厚い歴史を誇るカメルーン。何よりサミュエル・エトー(インテル)、ジャン・マクーン(リヨン)、アレクサンドル・ソング(アーセナル)といったトップクラスのスターを擁する“不屈のライオン”(カメルーン代表の愛称)は、アフリカ大陸初のW杯を前に、燃えに燃えている。グループ勝ち上がりを必須の目標とする彼らは、この組み分けをどうとらえているのだろうか?
まず抽選会直後のカメルーン地元紙の反応は、「力は拮抗(きっこう)してはいるが、グループ突破は十分に可能」というものだった。現地の評価では、最強がオランダ、デンマークも非常に堅固で手ごわく、日本は「予想を覆してパーティー荒らしを演じかねない存在」というものだ。つまり、率直な言い方をするなら、正論でいけば日本は勝ちを見込める相手、絶対に破るべき相手と見られているのである。特に初戦が日本戦ということもあり、今、カメルーン国内の“打倒、ニッポン”熱はかなりのものだ。
■「日本と引き分け? そんなことになったら大惨事だ」
実際、抽選会直後に現地の国営放送CRTV(カメルーンラジオテレビ)で行われた討論会で、元代表のウジェーヌ・エケケは「日本と引き分け? そんなことになったら大惨事だ」とまで言った。
「カメルーンの初戦は日本戦だ。つまり、この試合にうまく対処し、勝つことが非常に重要なポイントとなる。この試合の後に、われわれのW杯の運命が定められるのだ」
また、2000年シドニー五輪優勝チームの監督だったジャン・ポール・アコノも「日本戦がカメルーンの行方を分ける試合となるだろうことは、誰もが知っている。勝利は必須だ」と強調した。ここで司会者が、「日本をやや過小評価しているのではないですか?」と突っ込むと、アコノ氏は「そんなことはない! この試合が第1戦だから、われわれは絶対に勝たねばならない、と言っているのだ。別に日本を見下しているわけじゃない!」とつばを飛ばして大反論。
続けて「どのW杯でも、上まで勝ち上がることを目指すチームは、初戦で勝って弾みをつけなければならない。だからカメルーンはすべての切り札をつぎ込んで、日本との初戦に勝たねばならないのだ。こうは言っても、日本がW杯の新参者だなどとは思っていない!」と、またまたつばを飛ばして力説したのだった。
・デンマーク国民が抱く日本代表像 (2009/12/7)
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・W杯組み合わせ抽選・グループ一覧 (2009/12/7)










