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仏代表のアンリがハンドを認める「喜びが損なわれることはない」

 フランス代表は18日に行われたワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフの第2戦で、延長戦の末にアイルランドを退け、4大会連続13度目の本大会出場を決めた。

 第1戦を1−0と先勝していたフランスはこの日、90分ではアイルランドに0−1で敗れたため、試合は延長戦に突入。延長前半13分、アンリのクロスをギャラスが頭で決め、フランスが決勝点をもぎ取った。
 この時、ゴールライン際でボールを受けたアンリは明らかにハンドを犯していたが、主審はこれを見逃し、フランスのゴールが認められた。

 試合後、フランス代表のドメネク監督はアンリのハンドに関し、「わたしには何も見えなかった」と語った上で、「アイルランド代表とそのファンたち、彼らのパフォーマンスに敬意をささげたい。アイルランドはW杯に行くに値した。本当に激しい戦いだった」と言うことで、秘めた気まずさを表現。「ロッカールームで、選手たちは喜びに沸いてはいなかった。それはアイルランドへの敬意のためだ。また、自分たちのプレーがよくなかったことを自覚しているからでもある」と続けた。

 また、フランスサッカー協会のエスカレット会長は、「今日、わがチームはまひを起こしたようになり、プレーを築き展開させていくことができていなかったが、最も重要なものは手に入れた。こういう試合ではささいなことが勝敗を分ける。ここまでのフランスは多くの試合で運に恵まれていなかったが、今日だけは、われわれはラッキーだったと言える」と、安堵(あんど)の気持ちを漏らした。

 ドメネク監督はまた、今後のチーム作りについて聞かれ、「今はこの予選突破を味わいたい。12月までは、何も語るつもりはない」と返答。また、アイルランドの記者に「もしあなたのチームが、(アイルランドのように)このような形で敗れたらどう反応するかと聞かれた際には、「でも、実際にはそうではなかった」と言うにとどめた。

 一方、アンリは試合後に「ハンドがあった」と率直に認め、「しかし、僕は審判ではない」と続けた。
「ボールが跳ね返って手に当たり、レフェリーが笛を吹かなかったのでプレーを続けたが、もちろんハンドはあった。しかし、喜びが損なわれることはない。僕らはW杯行きを決めた。苦しみの中でもぎ取ったものだからこそ、いっそうその価値は大きい」

 試合後、長い間ギャラスと抱き合っていたことについてアンリは、「彼とは本当に長い付き合いだ。僕らは一緒に学校に行き、誕生日も一緒で、一緒にクレールフォンテーヌ(国立のユースアカデミー)で育成を受けた。僕ら2人で(決勝点を生んだ)アクションを再び築けたというのは、重要な瞬間だった。それは歴史に残る一瞬だった」と説明した。
 この日、よくも悪くも勝負を分ける存在となったアンリは、南アフリカで来年、彼自身4度目のW杯を戦うことになる。

-Kayako Kimura from France-

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[ スポーツナビ 2009年11月19日 12:47 ]

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