【(C)Getty Images/AFLO】 3大会連続3回目 |
“バトレニ”(クロアチア代表の愛称)は、欧州選手権後に就任したズラトコ・クラニチャル監督によって生まれ変わった。バリッチ前監督時代は、さまざまなシステムを採用し、守備を固めてからのカウンター戦術のみだったのに対し、クラニチャル監督は3−5−2を基本とし、サイドアタックと中央突破というバリエーションを加えることに成功した。
チームの中心は、キャプテンのニコ・コバチ。中盤の底からかじを取る。弟のロベルト・コバチを中心とする守備陣は、高さと強さ、激しさを兼ね備える磐石の布陣だ。攻撃の鍵を握るのは、ニコ・クラニチャル。監督の息子でもあるニコ・クラニチャルは、“ボバンの後継者”と言われる創造性豊かな攻撃的MFだ。代表に選出された当初は「親の七光り」という声も聞かれたが、現在では完全にチームの顔になっている。前線にはプルショ、クラスニッチといった長身で決定力のある選手がそろうだけに、両サイドのスルナとバビッチを含めた3人が、いかにチャンスを作り出せるかが勝負の決め手となる。
ボバン、シューケルらを擁し、1998年大会で3位になったチームに比べればタレント性では劣るが、チームの結束は今回の方が上。生まれ変わった“バトレニ”は、8年前の再現を狙う。
|