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池内ジャパン、日本サッカーの未来を担う戦い (1/2)
U−17W杯・ナイジェリア2009
■宇佐美をはじめタレント豊富な攻撃陣
いよいよ24日からU−17ワールドカップ(W杯)が開催される。U−17日本代表は昨年10月にウズベキスタンで行われたAFC U-16選手権でベスト4に入り、世界への切符をつかんでおり、18日に決戦の地・ナイジェリアはラゴスへと飛び立った。
池内豊監督率いるU−17日本代表は、MF宇佐美貴史(G大阪)がけん引するチームとして世間的に知られているが、彼以外にも多くの才能がひしめく期待のチームである。すでにJリーグでトップチームデビューを果たしている宇佐美、宮吉拓実(京都)を筆頭に、187センチの長身を生かしたポストプレーとシュートセンスが光るFW杉本健勇(C大阪U−18)、小柄ながら馬力のあるMF高木善朗(東京Vユース)、早くもプロの争奪戦が始まっている大型アタッカー・宮市亮(中京大中京高校)、同じくプロのスカウト陣が熱視線を送り、数球団が獲得を狙う天才肌のMF柴崎岳(青森山田高校)、そして今年急激に頭角を現してきたMF小島秀仁(前橋育英高校)、甲府ユースの最高傑作と言われるMF堀米勇輝ら、多くのタレントを擁している。
彼らはいずれも攻撃的な選手のため、このチームが抱える課題として、攻撃陣の強烈な個性をどう生かすかが重要なテーマであった。
■前線の個性を生かす4−2−3−1
まず個性的な選手がそろった攻撃面に目を向けてみると、AFC U-16選手権では4−4−2に中盤をダブルボランチとするシステムを採用していたが、ここに来て4−2−3−1の布陣を組んでいる。前述した通り、攻撃陣に多くのタレントをそろえているだけに、常にその組み合わせをどうするかで池内監督は頭を悩ませていた。
「組み合わせはだいぶ固まってきたけど、やはりFWをどう使っていくかが悩みどころですね。FWは相手との絡み、守備陣との絡みもあるし、いろんなパターンを想定しないといけない」
杉本、宮市、宇佐美、宮吉と個性の違うFWをどう組み合わせていくのか。その組み合わせによっては、中盤の構成も若干変わってくる。小島の台頭もあり、AFC U-16選手権ではボランチのレギュラーだった堀米をどこで起用するのかもにも注目が集まる。
そこで池内監督が考えたのが、杉本以外はスピード&ドリブラー系のアタッカーであることから、現状では杉本を1トップに据え、その後方に高木もしくは堀米、宇佐美、宮吉を並べる形だ。宇佐美を従来の左サイドではなくトップ下にスライドさせ、ゲームメーカー的な役割を与える。左サイドにはボランチもできる高木もしくは堀米を置き、頻繁なポジションチェンジによってバイタルエリアを活性化させる狙いがある。
オプションとしては堀米と高木を両サイドで同時起用したり、1トップに宮市もしくは宮吉を起用するなど、攻撃のバリエーションを増やすこともできる。そして、大きな可能性を秘めた前線をパスセンスとバランス感覚に優れた小島と柴崎のダブルボランチが巧みにコントロールする。
この攻撃陣がかみ合えば池内ジャパンの大きな武器となることは間違いない。さらには、彼らの才能が世界の強豪を相手にどこまで通用するのか非常に楽しみだ。
この武器を生かすためには守備が重要になってくる。各年代の代表において重要なテーマである『組織的な守備』は日本が世界と戦うには、欠かせないファクターとなっている。
U−17日本代表でも全体が連動した組織的な守備から、攻撃陣の能力を生かしたバリエーション豊富な攻撃で相手を切り崩していくサッカーを狙いとしている。ただし、「課題は攻撃にかかる選手が多くなったときの守備のバランス。攻撃にかかっているときに、逆に相手にチャンスを作られてしまう。ボールの取られ方が悪いときがある」と池内監督も話すように、攻撃の個性が強すぎるがゆえに、攻撃時のリスクマネジメントに難を残すのもこのチームの課題だ。もろ刃の剣をどうケアしていくか。ここがポイントになる。
・宇佐美ら新・黄金世代が敗戦から得たもの (2008/10/18)
・U-17日本代表選手名鑑 (2009/10/22)
・U-17W杯グループリーグ一覧 (2009/10/22)
・アジア予選プレーバック (2009/10/22)















