sportsnavi.com
ジャンルタブ
  トップページ > サッカー > その他
Topics Column トピックスコラム

メニュー
コラムトップ
著者一覧
サッカー
野球
格闘技
モータースポーツ
ラグビー
ゴルフ
バスケットボール
テニス
その他





ドゥンガ







キャプテンとは、チームの中から自然に生まれ出てくるものだ【ドゥンガ】


【連載】ドゥンガ咆哮 2002年ワールドカップへの道
「キャプテンシーとは何か」《前編》



キャプテンに求められる資質


 今回は皆さんから質問の多かった「キャプテンシー」について話すことにしよう

 私がセレソンをはじめ、所属したほとんどのチームでキャプテンを務めたのは事実だ。しかし、だからといって私がほかの選手よりもその資質を備えていた、などと思い上がるつもりはない。

 私が考えるキャプテンに求められる条件とは次のようなものだ。

1.チームメートに尊敬されること
2.選手としての経験が豊富なこと
3.仲間と話し合うことができること
4.監督の戦略やアドバイスを理解し、それを伝えられること
5.苦しいゲームの中でも自信を失わないこと
6.率先して嫌な役を引き受けられること

掲示板に書いてくれた皆さんの質問に答えるドゥンガ【アーベーセー】

 最大のポイントは、ピッチ上でチーム全員がキャプテンに頼れるかどうかだ。ピッチ上でのリーダーシップというのは、経験を重ね、チームメイトの信頼を得て初めて発揮される。つまりキャプテンとはある特定の人物が選んだり、指名するものではないということだ。チームの中から自然に生まれ出てくるものなのだ。

 セレソン時代、私はだんだんとチームメートの信頼を得て、ごく自然な成り行きでキャプテンになった。監督に任命されたのではなく、チーム全体が決めたのだ。もちろん多数決で決めた訳ではないが。

 たとえキャプテンに必要と思われる条件の一部が欠けていたとしても、チームに大きな影響を与えられる選手もいる。みんながキャプテンと認める者の要求や指示には、全員が自然に動く

1998年Jリーグ、名古屋−磐田。イレブンに声をかけるドゥンガ(左端)【時事】ドゥンガがチームメイトを叱咤する場面がしばしば見られたが、誠実さと信頼があった上で初めてできる行いだった

 例えば失点につながるようなミスを仲間がした場合、試合中であってもそれを指摘するのがキャプテンだ。それをチームメートに受け入れられるためにも、キャプテンは自らのミスも認めることのできる誠実な人物でなければならない。自分のミスを笑ってごまかしたり、ほかの選手のせいにするようでは、仲間は付いてこないだろう。

 また、チームにすべてをささげる精神を持つことも大切だ。キャプテンたる者、人一倍強い勝利への決意を胸にゲームに挑まなくてはならない。キャプテンが全力を出さなければ、いくらほかの選手に頑張れと言ったところで、説得力がない。トレーニングであろうと、だれよりも真剣に打ち込むことが大切だ。<後編に続く>


前ページ  次ページ




このページのトップへ




Copyright (c) 2012 Y's Sports Inc. All Rights Reserved.