ついにホームで敗戦=犬の生活2011 (1/2)
J2第5節 千葉 0−1 京都
ついにホームで敗戦です。前半の不出来がすべてでしょう。後半はパワープレー中心に攻勢をかけましたが、こちらも得点は奪えていないので良かったとまではいえません。
J1への昇格はまだチャンスがあります。一方で、上がれないということも想定できる試合ぶりでもあります。はっきりしているのは、このままの状態で昇格しても、すぐにまた降格するだろうということです。その意味では、今季のチーム作りはすでに失敗しているのかもしれません。
■京都のプレッシャーに沈黙
村井慎二が負傷したため、ボランチにはミリガンを置いた千葉。立ち上がりに太田圭輔がフリーでシュートを打つチャンスがあったが枠を外す。これ以降、両チームともほとんどシュートチャンスを作れないまま時間が経過していった。
京都はプレッシャーが速く、千葉のパスの受け手に対して、ほとんど前向きに寄せていく守備ができていた。対して、千葉はパスの精度、距離感が悪く、インターセプトされる場面もしばしば。このあたりは京都の守備が良かったともいえるが、千葉のパスワークが拙いともいえる。
京都のプレッシャーが忠実でスピード感もあったとはいえ、厳しい見方をすれば、この程度のプレッシャーでパスが回らないようでは、もしJ1に上がれてもビルドアップは全く期待できない。何が問題かといえば、1つや2つではない。
まず、根本的な問題としてボールが止まっていない。コントロールがブレているので寄せられるし、すぐにパスへ移行できない。受け手の動き出しも早すぎる。コントロールに時間がかかっているのに、早く動いてしまう。動いた瞬間にはフリーでも、味方はその動きをしっかり見えていないし、すぐに蹴れる状態でもない。動きに対してパスのタイミングが遅いので、ボールが来た時には京都の選手に寄せられてしまう。出し手が準備に時間がかかっているなら、受け手が動くタイミングを遅らせて調整しなければならないのだが、そうしていないケースが目に付いた。
一番どうかと思ったのが、パスを中止できないこと。難しいパスを選択して、案の定ミスになっている。仮にピンポイントの精度で蹴れたとしても、受け手が囲まれていて受け切れる状況ではない。そんなときでも平気でパスを出して、相手に与えてしまう。無理だと思ったら中止すればいいのだが、そのままエイヤと蹴る。逆に、前につなげる状況なのに下げてしまうことも。
あまりにもチグハグだった。千葉も、いつもこんな調子ではないのだが、この日の前半は、明らかにパスを回すためのクオリティーに欠けていた。
■深井のボランチで反撃
35分、坂本將貴がクリアボールをミスキックしてペナルティーエリア内に高く浮かせてしまう。坂本が自らもう一度クリアしようとするが、競り勝った宮吉拓実が頭で落とし、17歳のエース、久保裕也がぴしゃりと右足で低いシュートを決めた。結局、この1点が京都の決勝点になる。
後半、千葉は多少パスが回るようになり反撃開始。56分には2人を同時交代して勝負に出る。センターバックの青木良太、左サイドバックの坂本がアウト、青木孝太と渡邊圭二が入る。渡邊は坂本のポジションにそのまま入ったが、青木孝太は大島秀夫と並ぶ2トップに。ボランチで先発したミリガンがセンターバックに下がって、青木良太のいたポジションに入る。そして、佐藤勇人と組むボランチには何と深井正樹が引いてきた。
今季ここまで12ゴール、チーム内得点王の深井のボランチは意外だが、全体の攻撃力を上げるためのポジションチェンジとしてはアリだろう。実際、深井はボランチとしてもかなり良いプレーぶりだった。パスの受け渡しもそつがなく、守備もうまい。正直、これまでこのポジションでプレーしていたゲッセル、村井よりいいのではないかと思えるほどだった。
しかし、ボールを支配して完全に押し込んでいながら、ほとんど決定機は作れなかった。惜しいところまではいくが、もう一歩届かない。残り10分で太田を久保裕一に代え、大島と久保の空中戦に期待したハイクロス主体の攻撃に切り替える。山口慶のハイクロスから、久保が競り勝ち、大島がヘディングシュートで狙うが、GK水谷雄一がはじき出す。その後もハイクロスの雨を降らすもゴールを奪えず。京都に逃げ切られた。
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