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戦評&日本代表コメント

6.19 W杯トルコ戦後 日本代表23選手 一夜明け会見(1/3)

メディアセンターで記者会見する中田英寿選手=19日、静岡県森町【共同】


■中田英寿 「個々がもう少し力を発揮できなかった」

 終わったので特にこれといった気持ちはない。正直なところ、前回と比べてると、日本での開催ということもあって、「W杯(ワールドカップ)に出たんだ」という気はしない。強豪のドイツ、ブラジルと当たらなかったこともその一因だと思います。自分たちがチャレンジして、ぎりぎりでの勝負があったら良かったと思います。やはり、何か足りなかったなという気持ちはある。W杯で引き分けや勝利を経験し、精神的に強くなったと思う。監督には多くを教えてもらった。(敗戦に)最終的な部分で、個々がもう少し力を発揮できなかった。

(今後の日本サッカー界にとっては)やった僕たちがどうこうと言うよりも、見てくれた人たちが、どう思うかということ。代表レベルとかの試合は観客も入って盛り上がるけど、国際レベルではない試合で、いかにレベルを上げられるかが重要だと思います。このW杯は、引き分けから始まって、勝利も敗戦もありましたが、みんな精神的に強くなった。4年前から合宿や試合などをずっとやってきて、一番やりやすかった。試合を通じて強くなれたと思う。

 今回のベスト16という結果が日本のサッカーにもたらすものは、プレーをした僕たちがどうのこうのというよりも、代表レベルでなくJリーグのレベルで、みんながサポートしてくれるようになってくれたらいいと思う。今日からオフ。1カ月休みがあるので休みます。


■三都主 「次は海外でやりたい」

 トルコ戦のFKは自分で「けらしてくれ」と言った。本当は伸二(小野)か英(中田英)がけるんですが、前半40分をすぎて、何となくいけるような気がして、自分で言いました。先発で出た最初の10分から15分は、ボールが自分のところに回ってこなくて、うまくいかなかったので、自分で左だけでなく、右にも入ってスピードを生かすプレーを心掛けた。良くなったところで前半が終わって、ハーフタイムではトルシエ監督に「おまえは良くやった」と言われて、鈴木を入れることを聞いた。(トルコ戦は)45分間で結果が出せなかった。何かが足りなかった。次のW杯までにそれを見つけたい。

(今大会は)最初のうちはいい動きができなかったが、途中からスピードが出てきた。FWだったが、ボールを持った時はウイングみたいな感じだった。このW杯の期間はみんなといて毎日楽しかった。でもコンビニに行けなかったのはつらかった(笑)。期間中は、試合があるときもないときも充実していた。今日でこの代表チームが終わるが、今後はJリーグにもサポーターが来てほしい。(Jリーグで)5年間プレーしたし、次は海外でやりたい。イタリアやスペインに行きたいが、イタリアだとまた言葉を一から覚えないといけない。


■稲本潤一 「チームとして個人として消化不良で悔しい」

 最後の2試合はあまりいいプレーができなかった。悔しさの方が強い。チームとしても個人としても消化不良。2試合の交代はしょうがないと思っている。絶対的な力が足りなかった。大会を通じて、2点取ったことよりも初戦のベルギー戦で引き分けたのが、個人としてもチームとしても自信になった。アーセナルへ行って、各国の選手の中で名前負けせずに、練習を一緒にやってきたことも大きかった。「これからも試合に出たい」という気持ちが強くなった。自分としては外の環境に出て、激しいサッカーをした方が上達する。下の世代がアピールして、上の人が負けたくないと思ってくれることが、レベルアップにつながると思う。日本全体のレベルアップにもなる。日本での開催は重圧というよりも、ホームという利点の方が大きかった。

 自分たちユース世代は、この4年間代表チームの底上げをしていくのが使命だったと思う。今回のW杯では監督からは、もっと前に出て行くように言われていたので、それができて、点も取れてよかった。


メディアセンターで記者会見する小野伸二選手=19日、静岡県森町【共同】
■小野伸二 「トルシエにはいつか成長した姿を見せたい」

(対戦相手が)外国人ということを意識せずにやれた。日本にあのまま残っていたら、今ごろはびびっていたかも。海外でプレーしたことが生かせたと思う。いい子ちゃんじゃなくて、自分の思うままにやるようにしたい。高校まではだれにも気を使わずにやっていたが、けがなどもあって、周囲を考え過ぎて、マイナスに考えるようになっていた。今回の経験から「このままではいけない」、「殻を破らないといかないといけない」と思った。

 トルシエ監督には、いろいろなことを教えてもらった。トルシエの4年間を振り返ると、たしかにつかみかかってきたこともあって、「今までと違うな」という感じはあった。ただ、僕らもだんだん彼がいつ怒るかというタイミングもだんだん分かってきたし、慣れてきたというのはあった。日本のサッカーの質や考え方も変わった。トルシエ監督にはいつか会ったら、成長した自分を見せたい。今大会は予選をしていないけど、本大会よりも厳しいと思う。次の(2006年)大会は大事。



■楢崎正剛 「成長という実感を持って臨めた」

 この大会は、自分がこの4年間で成長という実感を持って臨めたと思う。大会前は3人のゴールキーパーでだれが使われるか分からなかったが、かえってそれが緊張感となった。トルコ戦だけなら残念だし、悔しい。でも、チームのみんなで1次リーグを突破できたのは、非常にうれしい。試合に出られたことも自信になった。


■川口能活 「4年後に必ず借りは返す」

 試合に出られなかった悔しさはあるけど、4年後に必ず借りは返す。日本は戦術と組織で世界と互角以上に戦えた。ただもっと魂を見せられたと思う。


■曽ケ端準 「悔しさをどう生かすかは自分次第」

 大きな大会で試合に出られない悔しさを、世界ユース選手権、五輪と続けて味わっている。この悔しさをどう生かすかは自分次第。1日1日を大事にしたい。


■宮本恒靖 「日本の特長を生かしてやっていくべき」

 日本のプレスや運動量は世界でも高いレベルにあると思う。この先も、その特長を生かしてやっていくべきだ。(トルシエ監督は)本当に熱い監督だった。このW杯を通じて選手という立場でなく、大会の運営とかそういった部分を含めて、勉強になった。


■服部年宏 「意識の高さがあった」

 前回は海外に出た選手もやっている選手もいなかった。個人レベルは上がった。意識の高さがあった。(W杯初のプレーに)いつもと同じ感じでやれた。


■中田浩二 「プレーの幅が広がった」

 トルシエには世界ユースからも含めて育ててもらったと思っている。ボランチだったのをサイドで使ってプレーの幅が広がった。新たな一面を引き出してくれたと思う。次の代表チームの監督は代わるが、プレッシングサッカーは世界に通用すると思う。自分の力はすべて出せた。もう世界の強国と戦う上で劣等感はない。日本は世界と互角以上にやれる。


■松田直樹 「上のレベルの選手を追い抜くように」

 W杯の真剣勝負は今までにない重圧だったし、いい経験になった。あらためてすごい舞台と感じた。多くの課題も見つかった。今後はプレーの幅を広げたい。今後の自分の課題はJリーグの中でも自分より上のレベルの人もいるので、そういう選手の人を追い抜くようにしていきたい。それが4年後につながると思う。


■森岡隆三 「フラットスリーは自分たちで修正した」

 大会期間中に、フラットスリーのラインを上げすぎないように修正したのは自分たちの考えだった。それもトルシエも受け入れてくれた。彼は規律の中にも自立を許容しているので、特にもめたということはない。魂が抜けちゃった。個人的にはけがで1試合しか出られず、悔しい。日本の組織サッカーは世界に引けを取らずやれたと思う。誇りを持っていい。


■秋田豊 「知っているつもりだったが、それ以上の舞台」

 出番がなかったのは残念だが、日本のみんなが応援した代表で戦えたことに満足している。W杯を知っているつもりだったけど、それ以上の舞台だっただった。


■明神智和 「もう少し上に行けるチャンスあった」

 トルコ戦の敗戦は、具体的にこれだというものは分からないが、小さいことの積み重ねだと思う。自分としては、トルシエに右サイドで使ってもらってプレーの幅が広がったと思う。成績より、ひとつの試合に負けてW杯が終わり、悔しい気持ちが強い。もう少し上に行けるチャンスはあった。選手としてW杯に出られて本当に幸せ。

■福西崇史 「代表チームには、厳しさも楽しさもあった」

 試合に出るために、いい緊張感を持ってできた。出場時間は短いが、出なかったのとは全然違う。この代表チームには、厳しさも楽しさもあった。


■小笠原満男 「解散するのがもったいない」

 自分の内容は今ひとつ。W杯という雰囲気はあまり感じなかった。メンバーが発表になってからチームが戦う集団になった。解散するのがもったいない。


■森島寛晃 「少しでも長くこのチームでやりたかった」

 チームはいい雰囲気だった。少しでも長くこのチームでやりたかった。(監督には)けがで1年半、離れていたのに大舞台で使ってもらい感謝している。


■柳沢敦 「スピードも技術もまだまだ」

 自分はまだまだだった。スピードも技術も。強い気持ちを持って、それらを身につけたい。日本は、4試合の中で十分に持ち味を発揮できた。


■西澤明訓 「ゴール前でのイメージをもっと増やしたい」

 トルコ戦はシステムが変わったという理由で負けたと思っていない。予選リーグで当たった相手よりも手ごたえがあった。これだけの大舞台で経験したことは一生忘れない。これからの課題も見つかった。ゴール前での(プレーの)イメージをもっと増やしたい。


■中山雅史 「現役を続ける限りは代表にこだわる」

(W杯について)具体的には整理がつかないが、まだ1つ2つ足りないものがあるのだと思う。それは個人個人がしっかりと課題として克服していけばいいと思う。チームはすごく成長した。終わった瞬間はW杯の舞台から去ることを、すごく寂しく思った。現役を続ける限りは、代表へのこだわりは強い。


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