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ガーナ戦後 岡田監督会見 (1/2)
国際親善試合

2009年9月9日(水)

■いい形で遠征を終えられた

日本−ガーナ 後半、玉田(11)、本田(20)に指示を出す岡田監督=ユトレヒト
日本−ガーナ 後半、玉田(11)、本田(20)に指示を出す岡田監督=ユトレヒト【共同】

 今回の相手のガーナもトップクラスのチーム。われわれはワールドカップ(W杯)から逆算してトップレベルの相手とできるのが、この試合とあともう1試合くらいしかないということで、とにかくオランダ戦でできたことを続けて、できなかったことをチャレンジすると。できなかったことのひとつは、点を取ること。これが大きなポイント。それからディフェンスに関しては、シュートに対して体を寄せていく。組織ではなくて、最後のところを抑えるということ。そして3つ目にメンタルとして、ビハインドになったり、うまくいかないときにチームとしてガタガタと崩れない。チームとして最後まで戦えるように、というテーマを持って臨みました。

 前半にPKを取られて、ハーフタイムに「いいシミュレーションになった。この後に、ガタガタと崩れるのか、最後まで戦い切るのか見せてほしい」と。これは素晴らしく、全員が慌てることなく戦ってくれたと思います。ただ前半に決定機が3回あったと思うんですけど、そういうものを決めていかないといけない。それとディフェンスに関してはロングボールに対して、こういう相手では1対1ではやはり厳しい。常に周りが戻って2対1の状況を作るようにしないといけない。いろんなポイントが見えたと思います。ただ、無理を言って欧州遠征を組んでいただいて、最後に勝って、そしていろんなテーマも見つけられて、いい形で(遠征を)終えられたと思います。

――2トップで臨んで得点が取れたことについて。それから、稲本と玉田を入れて攻撃のリズムができたように見えたが

 オランダ戦の反省として、ビルドアップすることで満足しているというか、ゴールに向かうプレーが少ないと。その意味で、点を取るためにゴールに向かって走っていく選手を増やしていかないといけない。2トップの方がよりやりやすいだろうということで2トップにしたんですが、これは4−2−3−1でもそういうプレーをしていかないといけないと思っています。彼ら(ガーナ)のウイークポイントはサイドの裏だったと思うんですけど、前半は2トップがサイドまで流れ切らずに止まってしまう形でした。でも後半はそこまで流れ切って中が空くと。それで玉田なんかが生きたんじゃないかと思います。それまでも流れは決して悪くはなかったと思っています。ただ、彼らはフレッシュで、ここでアピールしようとする高いモチベーションがあったので、非常に積極的にプレーしてくれたと思っています。

■前田のプレーには非常に満足している

――前半、あれだけ前にラインを上げて相手の背後を突こうとしていたが、中盤でかいくぐってビルドアップしていくような攻めが見られなかったことをどう考えるか

 僕自身、前半をトータルで見た場合、ビルドアップに関してもそれほど問題があったとは思っていません。ただ立ち上がり、相手の迫力にちょっと腰がひけたところがあったことは事実だと思います。それでボール際の判断が遅くてミスパスになる。また最初の感覚として「これなら通る」というようなパスが、ガーナは追いついたり足が出る。それが前半の途中まであったと思います。それとともに2トップが、2人とも相手のDFに入り込んだところから動き出すために、どうしても縦へのパスの距離が長くなっていたので、ハーフタイムには早めに斜めの関係というか、前後の関係になって1人が裏、1人が下がるということを意識するようにと(指示しました)。そのあたりも、よくなったと思っています。

――相手のゴールに向かって人数をかけるのはリスクを負うことになり、後半にDFが1対1となるケースが多く失点もあった。この段階では仕方がないと考えるか

 仕方がないということではぜんぜんないです。ただ、日本やアジアでは、相手のGKがボンと蹴って中澤が対応していたら、まず大丈夫という周りのムードというかイメージがあります。でも、彼らにはそれが通用しない。全力で周りが戻らないといけない。2点目のときも闘莉王がジョギング気味で戻っていて結局やられた。これは体で感じたことだと思うので、今の段階では仕方がないではなくて、われわれが劣っていたところだと。この感覚は忘れないでもらいたいと思っています。

――久々にスタメン出場した前田をどう評価するか?

 前田に関してはいろんな選択肢があったんですが、今回呼んだ選手の中ではぜひ試してみたかったということで、何分できるか分からなかったけれどもやらせてみようと思って使いました。非常にこの短期間で、代表チームにフィットしてくれていますし、彼の良さを出すところ、頭のいいプレーをしてくれたのではないかと。僕は試合前にいつも「自分の得意な特徴から試合に入るように」と言っているんですが、彼は本当に自分のいいところ、いいところから試合に入っていたように思いますし、彼のプレーには非常に満足しています。

 <続く>


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■関連リンク
ガーナ戦後 選手コメント (2009/9/10)
ガーナ監督会見 (2009/9/10)
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