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◆監督会見

メンバー発表 反町監督会見(1/2)
U−21日本代表候補トレーニングキャンプ

2006年07月25日




反町監督はU−21中国代表との親善試合に向けたU−21日本代表候補トレーニングキャンプメンバーを発表した 反町監督はU−21中国代表との親善試合に向けたU−21日本代表候補トレーニングキャンプメンバーを発表した【 スポーツナビ 】
登壇者

反町康治(U−21日本代表チーム 監督)
田嶋幸三(日本サッカー協会技術委員長)

田嶋 まず、日中韓の3カ国対抗の第一戦目になるわけですが、これには2つの目的があります。1つ目は、2008年の北京オリンピックに向けての強化の中心になる試合ということです。まだ、日程等すべてが決まってはおりませんが、日中韓の3カ国でホーム&アウエー方式で戦うことになっています。
 2番目の目的は、昨年12月に作られた東アジア文化交流フォーラム、これはスポーツだけではなくて、芸術と音楽、青少年問題など、中国と韓国と日本の3カ国が青少年の交流を行っていこうというものです。われわれはサッカーを通して、文化交流に貢献できればと考えています。
 単にサッカーの試合をするだけではなく、今回の合宿中でも、慶応大学の先生にご講演いただいて、中国についての知識を身に付け、向こうでも中国の若い世代の人たちとの交流を持つことで、さまざまな刺激を得ていきたいと思っています。サッカーの強化ももちろんですが、そういう文化交流にも貢献したいと考えています。

反町 あちらに準備されているところ(スクリーンモニター)で、選手の名前と顔が出てきます。まだU−21の世代ですと、一般的に名前と顔が一致しない選手もいるということと、今まで配られている紙だと英語の表記がないなど、いろいろな問題がありました。これからは、インターナショナルマッチも多くなり、外国の記者も増えますから、そういう点を考慮して用意しました。

 GKは3名、松井謙弥(磐田)、西川周作(大分)、佐藤昭大(広島)。DFは、廣井友信(駒澤大)、増嶋竜也(FC東京)、中村北斗、柳楽智和(共に福岡)、藤本康太(C大阪)、平岡康裕、青山直晃(共に清水)。
 一応、DF、MF、FWというカテゴリーで呼んでいますが、必ずしもそうとは限りませんが、登録上で考えますとDFは以上です。
 MFは本田拓也(法政大)、増田誓志(鹿島)、谷口博之(川崎)、伊野波雅彦、梶山陽平(共にFC東京)、本田圭佑(名古屋)、枝村匠馬(清水)。
 FWは5名います。豊田陽平(名古屋)、カレン・ロバート(磐田)、苔口卓也(C大阪)、前田俊介(広島)、森島康仁(C大阪) 、以上です。


■シンキングスピードが大切


――新潟や海外での経験を踏まえた上でお聞きしたいのですが、日本人選手が世界で戦う上で、どの部分を伸ばすべきでしょうか

反町 サッカーはいろいろな要素を含んでいると思うのですが、技術的な部分を考えた場合には、かなり世界レベルに達していると感じています。ただ、技術的な部分だけでなくて、(A代表の)オシムさんも含めてスタッフと話しましたけど、やはりスピードですね。スピードというのは、単にランニングスピードだけではなくて、シンキング(考える)スピード。特に、シンキングスピードで言いますと、経験から導き出される部分があるわけです。当然、トレーニングも必要なんですが、試合の経験、ぎりぎりの戦いの中で、シンキングスピードが上がってくるのは間違いないので、特にこの世代ではそれが大切になってくると感じています。

――アテネ発ドイツ行きと言われていましたが、2006年のワールドカップ(W杯)では、アテネ五輪代表から選ばれたのは2名でした。2010年に目標として、どれくらいの人数がこの世代から入ってほしいと考えていますか

反町 ここに資料があるんですが、2002年大会では23人の中でオリンピックの本戦の経験者が52.2パーセント、2006年のドイツ大会では23人の中で13人、56.5パーセントがオリンピックの本戦の経験者です。つまり、オリンピックの本戦を経験した人間が半分以上、フル代表に選ばれている。1人は2大会を経験した中田英寿君がいますけれども、やはりこのカテゴリーはフル代表に近づくための大きな登竜門になっています。そのためにはここで切磋琢磨して、たくましさを増して、世界で戦える人間へ、というものを、段階的な成長過程として導くことが大事になってくる。
 それを感じた場合には、オシムさんと同じベクトルを目指しながら、オリジナリティーを出していくという考え方でこれからやっていければいいと思います。

――大学生が2人が入っていますが、どういうふうにスカウティングされたのですか? 推薦などがあったのでしょうか

反町 つい数日前に就任会見をしたことを考えると、選手をセレクトするには非常に短い時間だというのは、皆さんご承知だと思います。非公式という言い方が当たっているのか分かりませんが、前のクラブチームの時(新潟の監督時代)に、対戦相手としてスカウティングする中で、選手の実力がある程度頭に残っている選手もいる。それと同時に、W杯の前くらいから大学やJ2も含め、高校生の試合にも行きましたし、大学生の関東大学リーグにも行きましたし、そういった中でピックアップしました。
 ですので、発表したメンバーには推薦というものはありません。ただし、GKは専門職の部分があるので、GKプロジェクトの話を吸い上げた部分はあります。

――選手の選考基準は? 今後は吉田ジャパン(U−19代表)との融合はあるのでしょうか

反町 力のある人間が上のカテゴリーに上がるのは当然のことだと思います。それはU−21の選手が、フル代表に入ることが十分あるのと同様に、実力を付けてきた人間には、飛び級の可能性があります。
 FWの森島に関しては、同時期にU−19代表でサウジアラビア遠征があるのですが、その選考に入らなかったのを受けて、こちらにぜひ呼んでトレーニングを見たいと思い選考しました。

 選考基準は、全員がJリーグまたは、それ以外のカテゴリーでフルに出ていればいいんですが、先ほど顔と名前が一致しないと言いましたが、必ずしもゲームに出ている選手がすべてではない。そうなると、選考するにあたって難しい部分もあるんですね。その中でもやはり世界と戦える選手、もう少し深く言うとパーソナリティーの部分です。まず、パーソナリティーの部分、それからテクニカルな部分、タクティカル(戦術的)な部分、フィジカルな部分、メンタルな部分、そうしたものをすべてを見た上です。すべてを見るといっても、正直話したこともない選手もいるわけで、これから見ていくことになるんですが、各チームの指導者と話をしている部分もありますし、これから自分の中で基準を作っていけたらいいと思います。

<続く>

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