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2.27 ジーコ監督×川淵三郎会長会談
会談後 ジーコ監督コメント(1/1)
2004年2月27日
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【スポーツナビ】
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■今までどおりのやり方でチームを作っていく
――川淵会長との会談はどのような内容だったのでしょうか
自分は監督として、協会の最高責任者と話をしました。(川淵さんからは)就任当時と変わらぬ信頼感を持っていてくださるというのを感じました。自分もブラジルでCFZのオーナーをしていた時は、監督を呼びつけて「どうなっているんだ」というような話をしたのと同じように、こういう機会は重要で、有意義なことだと思います。多岐に渡って、話し合いが行われ、自分としては忌憚(きたん)ない意見を言わせていただきました。
(キャプテンが)気になっていることをフランクに言ってもらえる機会があれば、もっと意思の疎通も図りやすいのですが、とにかくキャプテンも多忙な方ですし、なかなか時間が割けないというのがいままでの(このような会談がなかった)事情なんですが、これからもできるだけフランクに話し合っていこうということを話しました。
――今日の会談を受けて、チーム作りに変化はあるのでしょうか
特別な変更はありません。今までの確認といいましょうか、局面、局面で私がとってきた決断、また長期的な決断を説明して、確認が取れましたので、特にキャプテンから「こうしろ」ということもありませんでしたので、今までどおりのやり方になります。
■協会が「解任する」と決断すれば従う
――一部サポーターがジーコ監督解任を求めるデモを行いましたが
私もデモの件を聞きまして、(これを)自然に受け止めました。というのも、現在、日本の多くの方がサッカーに興味を持っておられます。その何千万人の方が全員、好意的に私を見てくださるということはないでしょうし、皆さんそれぞれ意見を持っていらっしゃいます。
オマーン戦の視聴率というのが、キャプテンとの会話の中でもでましたが、これが28パーセントあまりでした。実数に直すと3000万人ぐらいの方が、試合を見られたということなります。また、スタジアムの中では6万人のサポーターが試合を見られました。それぞれの方が、それぞれの意見を持たれたでしょうし、その中で60人の方がデモに参加された。実際にその考えというのは、どんな意見であれ尊重されるべきことであります。
しかし、大局的なことを考えますと、もしこの人数が何千万人の方々が「ジーコを解任させるべきだ」というのであれば、実際に自分も考えざるを得ないですが、今のサッカーの現状を考えると、デモを行った方々がどういうことを要求しているのか――もし、それがゲームの内容に関すること、例えばランキングが下の相手に対して、ギリギリでしか勝てなかったということに不満を持っているのか――そういう部分を検討しなければいけないですね。もし、内容の面を要求しているのであれば、現在はどの代表でも、特にワールドカップ予選で5−0、6−0で勝つということはあり得ないですし、ギリギリのところで勝っていくということも当然起こり得ることだと思います。私は選手とともに、自分にできることをやっているつもりです。
もし、協会の幹部の方々が、そういった意見を取り入れて「ジーコを解任する」という決断をされたならば、私もそれに従います。というのも、私がこのように代表監督をさせていただいているのは、日本が好きだからであります。そして、自分は何かができると判断して、この職を受けたわけでして、私のやっていることが駄目だということであれば、私の方から辞めさせていただく心積もりでいます。そういった意味では、私は今のところ精いっぱい日本のためにやっていると自負しています。
■選手招集が困難なのは頭が痛いが、名誉なことでもある
――会見の中で「2週間の時間が欲しいがそれは実現しそうもない」ということを言われていましたが、それでもワールドカップ予選を勝ち抜ける自信はあるのでしょうか
(選手が集まることができないのは)協会の責任でも、クラブの責任でも、選手の責任でもない。だれの責任でもありません。これは日本だけの問題ではありません。海外の代表チームも同じような状態であります。選手たちは、そういった(条件の)中でもやってくれると思います。私たちはその中での最良の準備というのを心掛けています。
この問題は難しい問題でありますが、逆に非常に名誉なことでもあります。10年前には、海外でプレーする選手を招集するというのは考えられなかったことですからね。非常に頭の痛い問題でありますが、これも日本サッカーの確実な進歩として、受け止めていかなくてはいけないですね。
――キリンカップ、アジアカップに欧州組は招集するのでしょうか
(欧州組にとって)ちょうどバカンスの時期になって、疲れた状態で無理やり使っても本人のためにもチームのためにもなりません。その辺りを実際に各選手と話し合いながらクリアしていかなくてはいけないと思います。ただ、大会に勝つという目的があるので、選手たちの意識にも高いものがあるのではないかと思っています。
昨年のコンフェデレーションズカップの時もいろいろな問題が起こりました。高原がなかなか合流できなかったり、中村がけがをしたり、小野は大会に出たい気持ちはあったのに出られなかった。それぞれの選手の気持ちを踏まえて考えるべき問題だと思います。
<了>
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