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2.21 キリンチャレンジカップ2004
U-23韓国戦後 山本監督会見(2/3)

2004年2月21日
 

日本―韓国 後半11分、先制のゴールを決め闘莉王(左)から祝福される松井=長居【共同】

■闘莉王の攻撃の良さをチームとして出せるようになっている


――闘莉王が入って3試合ですが、意思の疎通はうまくいっているのでしょうか

 細かいことを言えば、修正しないといけない小さなミスはたくさんあります。ただ、全体の流れの中では、彼の良さを生かしながら、そのカバーもうまくできていると思います。彼の前に進む力を、ボランチと両サイド――那須、茂庭、徳永とか、今野も含めてバランスが取れている。このバランスの中で、彼が出て行った後の全体のバランスを崩さないことと、さらに(ラインを)押し上げることで戻る距離も少なくなりますから。そういうことのチーム内でのコミュニケーションは十分に取れていると思います。1試合、1試合、良くなってきていると思います。最初の試合では、闘莉王の攻撃の良さというものは出せなかったんですが、2戦、3戦と良くなってきていますが。ただ、あまり調子の乗らせないように、しっかりやらせたいと思います。


■バイタルエリアを生かすための松井投入


――今日の出だし20分での試合への入り方が良かった理由は何ですか。それから今日の松井の投入のように、グループでの戦いというものをUAEでもやっていくのでしょうか?

 最初の20分間の入り方ですが、これはトレーニングの成果だと思います。組織的なプレーもそうですが、全体的に体の方もパワーアップしてきて、コンディションも良いことですね。特に前半から彼ら(韓国)のパワーに負けないだけの、激しい入り方というものができていれば、後半のスタミナという点ではわれわれの方がスキルも含めて生きてくるのではないかと。お互いが消耗していく中で、われわれの技術が終盤生きてくれば、という狙いも含めて、最初から飛ばしていかないと駄目なんだということは言い聞かせていましたし、実際に1試合(スタミナが)もつんだ、ということも選手たちも実感してきていますし、それは今後もさらに磨いていきたいと思います。
 特に立ち上がりの20分で点を取るというのは、爆発的な攻撃力が必要になると思います。なかなか難しいことだとは思いますが、そこを目指していきたいと思います。

 松井の投入にですが、相手のボランチの17(金正又)のサイドの位置が、高い位置だったら、われわれにとってのバイタルエリアになります。ゴール前に(ボールを)出すと、仕上げの前の段階でそのエリアのところにスペースができるので。前半は平山の頭を意識するあまり、ロングフィードでボールを入れ過ぎましたので、そのスペースもうまく生かされていませんでした。山瀬の良さはそこへの飛び出しなんですが。後半はそのスペースで一回受けて、相手を引っ張り出してギャップを作り出す仕事を、松井に指示しました。そういうタイプの選手ですし、アクセントをつけることもできますから、外の選手を引っ張り込む、DFを引っ張り出すという形がうまくいったんだと思います。これは先の話ですが、素晴らしい選手を抱えていますので、相手によって使い分けていければと思います。
 もうひとつは、そのエリアに2列目のボランチの1枚が攻撃に絡んでいくことで、さらに厚みのある攻撃ができるということなんですけれど、それはタレントの問題も含めて、まだまだ課題が多いと思います。

<続く>




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