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2.10 国際親善試合
U-23日本対ロシア代表後 山本監督会見(2/3)

2004年2月11日
 

11日、静岡スタジアム・エコパで行われたU-23日本代表対ロシアA代表戦、得意のボールキープから攻め手をうかがう松井大輔【Photo by 大友良行】

■闘莉王の高さ、戦う姿勢がチームをいい方向に


――この2試合で闘莉王のいい面、悪い面が出たと思います。今後、彼の良さをどう生かしていこうとお考えですか?

 当然、一番新しい選手ですからコンビネーションの面、戦術で浸透していない部分があります。ですが、今は彼の個性のいいところを生かしながら、そこで問題が発生すれば、幾つか小さなミスが出てくると思いますので、ひとつひとつ修正していった方がいいのではないか、ということでやっています。J2の試合を見ていると、かなりいろいろなことを自由にやっていたんですけれど、チームの戦術の中でそういうことをやりながら修正されてきていますし、彼の高さ、戦う気持ちというのはチームをいい方向に持っていくひとつの要因だと思います。

――今日の失点シーンはどのようにとらえていらっしゃいますか?

 闘莉王と那須の(意思)疎通の問題もあったと思います。もう少し(ビデオ)映像も含めて検討をしながら、本人が最も気付いている部分もありますし、こちらから「こうしろ」というよりも、お互いが「こういう時はこうしよう」という意見があって、それをチームとしてどう持っていこうという細かな積み上げだと思っていますので、そういうことを選手同士がまず考えて、お互いの意見が違えばそれを統一する必要があります。その違いをできるだけ減らしながらやっていければいいのではないかと思っています。


■ポゼッションしながらのダイレクトプレーをコンセプトに


――チーム結成以来、ボールを奪ってから15秒以内に攻撃するというシュートを打つというコンセプトでやってきたと思うのですが、チーム全体でどれだけそれを意識して、今日のゲームに反映されていたのでしょうか?

 結成当初はアジア大会を目指して、時間が1週間しかない中で高い位置でボールを奪うということを……今日もいい時間、プレスが掛かっている時間帯で高い位置でボールを奪ってという、イラン戦でのゴールもそうだったんですけれど、それを狙いのひとつにしています。ただ、それだけでは90分間もちませんので、ボールを奪ってからのポゼッションのトレーニングをかなり積んで、今日のゲームも五分五分のポゼッションだったと思うのですが、そのポゼッションというのはボールをキープすることではなくて、ボールを動かしながら、どんどん人もスペースもボールも前に動いて、そういうスペースを作り出していく、ポゼッションしながらダイレクトプレーのイメージを常に持っているということをチームのコンセプトとしてやっています。

 意識として、止まっている人に(パスを)出すのではなく、前にどんどん出して、それを追い越していくという、トップがくさびを打つということも含めて、全体のイメージとしてはできてきていると思います。これからメンバーも固定しなければなりませんし、代表組のこともありますし、その辺りの最終的な詰めというのは、これからやらなければならないと思います。代表組と明らかな(戦術面での)ギャップが出てしまうといけませんので、慎重にやっていかないといけないなとは思います。チーム全体としては、そのへんは意識していると思います。


■前線の3人がサイドの守りに加わったときのバランスが課題


――絶対に勝ちたいと思っていたなら、平山と田中をもっと早く投入すべきではなかったのですか? それから前半の3人(高松、坂田、松井)でポストができたのか、サイドが崩せたのか、攻撃の形ができていたのか、満足しているのか、教えてください

 すみません、質問がたくさんありすぎて(笑)。2人の投入に関しては、メンバーを20人に絞るということもあって、選手をテストしなければならないということもありました。最初から時間を決めて、高松や坂田にもチャンスを与えたいというのがありまして、それが疲れた時に田中と平山の投入を考えていました。

 ご指摘の通り、問題はたくさんあります。それは相手によってもそうですし、ワールドカップに出るような選手(オノプコ)が最終ラインを統率しているわけですから、そう簡単には崩せないと思います。サイドは最初からスペースを埋められているということもありましたし、逆にサイドの攻防の中でディフェンスと中盤のサイドが攻撃参加してこられるとスピードもありますし、われわれのサイドが下がってしまうというのもやむを得ないとは思いますが、これからそういう相手に対して基本的には前の高松、松井、坂田のいずれかがサイドで2対2の形で守れるようにしているんですけれど。それによって、バランスが崩れることがあるんですが、これからその辺りは修正していかなければならないと思います。

<続く>




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