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『日本人はなぜシュートを打たないのか?』
湯浅健二 著

2007年10月13日




『日本人はなぜシュートを打たないのか?』 湯浅健二 著/アスキー新書/定価:本体724円/ISBN:978-4-7561-4955-8 『日本人はなぜシュートを打たないのか?』 湯浅健二 著/アスキー新書/定価:本体724円/ISBN:978-4-7561-4955-8【 アスキー新書 】
 プロサッカーコーチの湯浅健二さんが、久しぶりに書き下ろした新刊。「勝負はボールがないところで決まる」「クリエイティブなムダ走りが優れたサッカーのバックボーン」などなど、筆者が作り出したキーワードを用いて、サッカーの基本的なメカニズムを、万人に分かる言葉でうまく表現し、より深めていく。そんなコンセプトで本書はつづられている。
 また、隠れたもうひとつのコンセプトは「ビジネスマンにも響く本」。文中に出てくる「サッカー」という言葉を、「仕事」に置き換えてみてもらいたい。ありあまる才能を持ちながら、何もしない人。アリバイディフェンスをしている人。あなたの周りにはいないだろうか? あるいは、自分に問いかけてみるのもいい。この本は、単なるサッカー本ではない。すべての『闘う人』に贈る一冊である。
 

 
<目次>
◆はじめに

◆INTRODUCTION 勝負は、ボールがないところで決まる
・最終的には「自由」にプレーせざるを得ないボールゲーム
・ボールがないところで何をするか
・安全プレーじゃ何も生まれない
・サッカーは、ミスの積み重ね

◆第1章
ボール周りだけで勝負を決めてしまう天才たち
――組織プレーと個人プレーのバランス――
・「諸刃の剣」としてのスター選手
・「やらなかったこと」の責任
・個人プレーがチーム全体のリズムを狂わせる
・組織プレーと個人プレー
・世紀の大天才、マラドーナの凄さ
・「天才プレーヤー」というディスカッション
・組織プレーに対する意志をいかに高揚させるか
・ボールの動きが止まれば周りの動きも止まる
・転機となったチームメイトの汗かきの忠実ディフェンス
・ポジティブマインドのサイクルが回る
・勝負強さのバックボーンになるもの

◆第2章
有機的なプレー連鎖の集合体1
――攻撃のおはなし――
・シュートを打つことが目的である
・不確実なファクターが満載されたサッカーだからこそ
・東からの「逃亡者」の言葉
・セルフ・モティベーション能力と「クリエイティブなムダ走り」
・足を止めたら絶対に何も生み出すことはできない
・オシム監督はジェフをいかに変えたか?
・ボールのないところでのアクションがすべてのスタートライン
・えも言われぬほど美味な果実
・クレバーで効率的なプレー?
・才能ある選手がチームを崩壊させる
・彼らもまた「マラドーナ」ではない
・ネガティブな自己主張は闘うモティベーションになる
・平和な雰囲気からは闘うマインドは生まれない
・微妙な緊張関係に支えられたダイナミックな雰囲気
・緊張関係がポジティブな心理循環へ
・個の才能と自己犠牲ベースの組織プレーとの相克
・消えては出来、出来ては消える
・サッカーにおいてもっとも重要なコンセプト
・考えつづけ、そして恐れず、積極的に
・現代サッカーにおける攻めの生命線

◆第3章
有機的なプレー連鎖の集合体2
――守備のおはなし――
・トータル・フットボール
・ディフェンスは創造的な協力作業
・成功イメージの引出し
・多くの選手が絡みつづける共同ワーク
・厳しい学習機会
・ディフェンスは次の攻撃の準備
・チェイス&チェックが守備の実効レベルを決める
・創造的、想像的なディフェンスの絶対的な基盤
・許されざる「アリバイ守備」
・ジーコが与えた「自由」
・ギドとのディベート
・リスクを負わないサッカーは存在しない
・サッカーは21世紀の社会的なイメージリーダーである
・「戦友」オシムとギド
・攻撃的なディフェンス
・守備こそが、次の攻撃のダイナミズムを左右する
・中村俊輔はなぜ成功したか?
・「本物の守備意識」が、魅力的なサッカーを支える

◆HALFTIME 哲学者・小林敏明さんとの対話
・空間の間、時間の間、人間の間
・日本代表と丸山真男
・ワールドカップにとってナショナリズムとは何か?

◆第4章
サッカーは本物の心理ゲームである
・消極的なマインドとの闘い
・シュートにチャレンジすることは選手全員の義務である
・世の中すべてのことは不安定で不確実
・義務をこなした報酬としての自由
・体感を積み重ねた自信
・アグレッシブなマインドコントロール
・連鎖するネガティブな心理状態
・究極のダイナミックサッカーが起こした大逆流
・闘うマインドを高揚させる自己主張エネルギー

◆第5章
サッカー監督という心理マネージャー
・サッカー監督という仕事
・言動に対する自信と確信
・監督vsチームリーダー
・監督の義務と価値
・ハーフタイムの奇跡
・不条理なメカニズムと心理的な悪魔のサイクル
・優れた監督はポジティブな驚きを演出できる
・トルシエの「創造的な破壊」
・アンバランスだったジーコジャパン
・オシム監督の心理マネージメント

◆あとがき


<著者プロフィール>
湯浅健二/Kenji YUASA
1952年生まれ。北海道出身。神奈川県立湘南高校卒業。武蔵工業大学卒業後、1976年にドイツへ留学。国家試験およびドイツサッカー協会公認試験に合格し、ドイツサッカー協会から、NO.870の「スペシャル・ライセンス(プロサッカーコーチライセンス)」を取得。同時にケルン国立体育大学の専門課程(サッカー)を修了した。1982年、読売サッカークラブ(現・東京ヴェルディ1969)と専属コーチ契約。翌年よりトップチームのコーチも務めた。現在は雑誌の連載執筆など精力的に活動する。著書に『闘うサッカー理論』(三交社)『サッカー劇場へようこそ』(日刊スポーツ出版社)『五秒間のドラマ』(ゼスト)『サッカー監督という仕事』(新潮社)『ボールのないところで勝負は決まる』(出版芸術社)などがある
「湯浅健二のサッカー・ホームページ」
http://www.yuasakenji-soccer.com/



【関連リンク】
湯浅健二著『日本人はなぜシュートを打たないか』をめぐる対話

 


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