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日本女子代表 大橋浩司監督インタビュー(1/2)
東アジア女子大会の展望を語る
2005年07月25日
就任後、初の公式試合に臨む大橋監督【 スポーツナビ 】
●●サッカー日本女子代表“なでしこジャパン”が、8月1日に開幕する東アジア女子大会に出場する。
いつも小刻みに頭を振って相手に的を絞らせず、さまざまな角度からの連打と巧みなフットワークを駆使してKOを奪う――現在の日本女子代表の戦い方を、ボクサーに例えると、こうなる。
つまり、各ポジションのラインを高くコンパクトに保ち、敵のボールホルダーを素早く複数でチェックする。そして攻撃に転じればピッチを幅広く使ってボールを前へ運び、アタッカー陣は流動的に動いてパスを呼び込んで、どんな場所からでも積極的にシュートを打っていくという戦い方だ。
このスタイルを北朝鮮・中国・韓国を相手にしても貫くのだと、メンバー発表会見で大橋監督は繰り返した。
2006年に行われるワールドカップ予選を視野に入れたチーム作り、そして国際大会で求められる勝利という結果。“なでしこジャパン”は、どのような課題を持ち、いかなるスタンスで大会に臨むのか。2004年10月の就任後、初の公式大会を迎える大橋監督に聞いた●●
(インタビュー・構成:河崎三行 取材日・7月12日)
■日本のスタイルを出していく
――会見では自分たちの戦い方を前面に出しながら優勝を目指す、と宣言されました。今回の東アジアでは、相手のスカウティングには、それほど重きを置いていないということでしょうか?
やはり試合ごとの作戦は立てますよ。でも敵の良さを押さえ込むことに力を注ぐのではなく、日本のサッカーをするために相手を研究して、ケアすべきところはケアするという戦い方をしたい。それに今回の出場国の力関係を考えれば、さほど対策に神経質にならなくてもいいんじゃないかと思っています。もちろん情報量が多いに越したことはないんですが、(国際大会のVTRがない)北朝鮮や韓国に関しては戦ってみるまで(どんなチームか)まったく分からないんですよね(笑)。
――出場4カ国の力量差をどうとらえていますか?
最新の国際サッカー連盟(FIFA)のランキング(6月24日発表)通り北朝鮮(7位)、中国(8位)、日本(11位)、韓国(26位)の順でしょうか。北朝鮮と中国はどちらが上でもおかしくない。また韓国だって、日本と明らかに差があるわけでもない。4チームの力は非常に拮抗(きっこう)していると考えています。
――その中で勝ち抜いていくには、主導権を握った試合運びができるかどうかが鍵だと?
相手の分析結果に合わせて「どうしようか」と応対していくサッカーをしていたのでは5年、10年たっても進歩はないんですよ。日本が世界の舞台に顔を出していこうと思ったら、日本のスタイルを出していかないと。その結果、たとえ相手に何点か取られても、われわれが志向してる部分を根本的に変えるつもりはまったくないです。(目先にとらわれて頻繁に基本路線を)変えてしまったら、また時間を逆戻りしてしまいます。
大橋監督は、個性的なプレーヤーの出現にも期待をかけている【 スポーツナビ 】
――勝利にこだわる以上、現時点でのベストメンバーで試合に臨むことになります。とすると3試合とも固定した顔ぶれになりそうですか
20名のうちの誰が出ても、きちんとした働きをしてくれるはずです。特定のスタメンでなければ力が落ちる、ということはありません。今回は日程がタイトで体力的にも厳しいですから、体調次第での起用になるでしょう。
――今回の20人のほかに、こういう選手に台頭してきてほしいというタイプは?
点の取れる選手、両アウトサイドの選手。何でもそこそこにこなせるオールラウンダーは多いんですが、このあたりの職人的なプレーヤーはなかなかいない。突出した部分を持っていれば、ほかの欠点に目をつぶっても使ってみたいなと思っているんですが。
――登録メンバーの中には、今年さほど出場機会に恵まれていない選手、あまり結果を残せていない選手も含まれています。どのような基準で選んだのでしょう
所属リーグでの実績や個々のポテンシャルはもちろんですが、ポジション的なバランスを考えた面もあります。同タイプの選手ばかり集めても駄目ですから。あと、現時点でのコンディションも考慮しました。選手をセレクトする場合、代表が目指しているサッカーの中で通用するかどうかの見極めが大切。L・リーグではさほど目立たないけれど、代表に呼んでも遜色(そんしょく)なくやれる選手がいる。逆にL・リーグではすごく目立ってるんだけれども、ひとつレベルが上がると全然通用しなくなる選手もいる。そこを分けるのは、個人戦術が身に付いているかどうかなんです。
<続く>
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・
東アジア女子サッカー大会2005メンバー発表 大橋監督会見
(05/07/12)
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