ニュース
市立船橋、“最激戦区”千葉を制し3年ぶり出場権=高校サッカー選手権
12月30日に開幕する第90回全国高校サッカー選手権大会の千葉県予選決勝が26日、柏の葉公園総合競技場で行われ、市立船橋が流通経済大柏を延長戦の末に1−0で下し、3年ぶり18回目の出場を決めた。市立船橋は延長前半7分に途中出場の菅野将輝が決勝ゴール。その後は相手の猛攻をしのぎ切った。前回大会と今夏のインターハイでベスト4に進出した流通経済大柏はあと一歩及ばなかった。
勝利を告げるタイムアップの笛が鳴り響いた瞬間、市立船橋の選手たちは歓喜を爆発させた。3年ぶりとなる選手権への切符。しかも昨年度の決勝で敗れた流通経済大柏を破っての戴冠に、全国への思いが溢れ出た。
「本当によく戦ってくれた。選手たちへの感謝の気持ちでいっぱいです」
市立船橋の朝岡隆蔵監督は涙で声を詰まらせ、選手たちを労った。
前半から流通経済大柏の激しいプレスに苦しみ、劣勢を強いられた。しかし、「勝負は後半だと思っていた。延長戦、PK戦まで想定してメンバーを代えた」(朝岡監督)と、後半開始からFW菅野とMF杉山丈一郎を投入。試合の流れを引き寄せると、延長前半にその菅野がセットプレーのこぼれ球からミドルシュートをたたき込み、流通経済大柏に引導を渡した。
「前半0−0でいければ、いけると思っていました。(一緒に投入された)杉山と点を決めようと話していたんです。シュートはGKの位置を見ていなかったし、ただ蹴っただけ。入って良かったし、流経に勝って出場権を取れたのは本当にうれしいです」(菅野)
初優勝を飾った第73回大会(平成6年度)から10年間で実に4度の全国制覇を成し遂げた名門も、最近では台頭してきた流通経済大柏の勢いに押され、選手権出場すらままならなかった。昨年度もインターハイを制しながら、選手権予選の決勝で敗れるなど対流通経済大柏に関しては公式戦で4戦全敗。スコアはきん差ながらも全く歯が立たなかった。
「まずは流経への苦手意識を取り払うことから始めた」と今年から就任した朝岡監督は話す。対話を積み重ね、意識改革を徹底した。新指揮官の下で生まれ変わった市立船橋は、インターハイ予選の決勝でPK戦ながら流通経済大柏を撃破。苦手意識を払拭(ふっしょく)すると、3年間の集大成となる大一番でも勝負強さを発揮した。
「流経に勝って選手権に出場できるというのは、自信という面から見てもすごく大きい。市船はとにかく結果を出さないといけないチーム。全国でももちろん優勝という結果を目指し、1試合1試合を大事に戦いたいと思います」
流通経済大柏という大きな壁を乗り越え、“最激戦区”と言われる千葉を制した市立船橋。第81回(平成14年度)以来となる選手権での優勝を射程圏内にとらえる。
【関連記事】
・ 山梨学院大附の白崎凌兵「優勝を狙わないと結果もついてこない」
・ 早実、延長戦で涙 國學院久我山など出場権=高校サッカー選手権
・ 第90回全国高校サッカー選手権大会 都道府県大会結果
・ スポーツナビ・サッカーFacebookページ
[ スポーツナビ 2011年11月26日 18:54 ]
前後の記事 - [全国高校サッカー選手権]
- 久我山の小比賀、フットサルの経験が生んだ先制アシスト=高校サッカー - 12月30日
- 名門・清水商業が全国切符 48出場校出そろう=高校サッカー選手権 - 11月27日
- 名門復活!清商が11年ぶり全国大会出場 - 11月27日
- 市立船橋、“最激戦区”千葉を制し3年ぶり出場権=高校サッカー選手権


