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2004年 ポルトガル大会 | |||||||||||||||
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■並み居る強豪を退けてギリシャが初優勝
ギリシャが初の欧州チャンピオンに輝く。開幕から決勝まで、世界のサッカーファンを驚かせ続けてくれた【(C)Getty Images/AFLO】
ヨーロッパ大陸最西端で初めて行われるビッグイベントの予選には、前回優勝国のフランスを含む50カ国が参加。10のグループに5カ国ずつが振り分けられ、グループの首位+2位同士のプレーオフ勝者に出場権が与えられた。
首位通過したのはフランス、デンマーク、チェコ、スウェーデン、ドイツ、ギリシャ、イングランド、ブルガリア、イタリア、スイスの10カ国。スペインやオランダといった強豪国が2位に甘んじる大激戦であった(いずれもプレーオフを制したが)。このほかに、ロシア、クロアチア、ラトビアもポルトガルへのチケットをゲット。とりわけ、ワールドカップ3位のトルコを退けて初出場を果たした小国・ラトビアの快挙は世界中を驚かせた。
■開幕戦と決勝が同じカードに
開幕戦は、ホスト国ポルトガルがギリシャに1−2で敗れるという衝撃的な幕開けとなった。スペイン、ドイツ、イタリアといった歴代優勝国が相次いでグループリーグで沈む中、ポルトガルはベテランのフィーゴ、ルイ・コスタに加え、ブラジルから帰化したデコ、そして19歳の新鋭クリスティアーノ・ロナウドの活躍により、開幕戦のつまずきを見事に克服してみせる。グループを首位で突破すると、準々決勝ではベッカム、スコールズ、ランパード、ジェラードという中盤のタレントをそろえたイングランドに120分の激闘の末(スコアは2−2)、PK戦で勝利。続く準決勝のオランダ戦も2−1とスコア以上の力の差を見せつけて、ポルトガルは初の戴冠まであとひとつに迫った。
一方、厳格なドイツ人監督レーハーゲルに率いられたギリシャは、世界的なタレントこそ見当たらないものの、徹底したマンツーマン・ディフェンスと切れ味鋭いカウンターを武器に、決勝トーナメントをしぶとく勝ち上がっていく。準々決勝ではジダン擁する前回王者のフランスを、そして準決勝では優勝候補の一角と目されていたチェコを、いずれも計ったように1−0で破り、これまた初の決勝進出を果たした。
決勝は開幕戦と同じカードとなった。下馬評は圧倒的に「ポルトガル有利」であったが、57分にコーナーキックからハリステアスが唯一のゴールを決めてギリシャが先制。その後はポルトガルの必死の猛攻をしのぎ切り、ダークホースだったギリシャは、ついに欧州王者に輝くこととなった。世界中のサッカーファンは、この意外な結末にぼう然としながら拍手を送るしかなかった。このポルトガル大会は、あらゆることが起こり得るというサッカーの本質を、あらためて浮き彫りにした大会となった。





