本命スペインの勝ち抜けは有力 2位争いは混沌
グループDの本命はスペイン。シャビ、セスク、イニエスタ、シルバの“クアトロ・フゴーネス”(4人の創造者)が織り成すパスワークは、相手チームをも虜にしてしまう。前線にはフェルナンド・トーレス、ビジャ、守備陣にもプジョル、カシージャスとタレントがそろっており、実力は頭一つ抜けている。同組のギリシャとロシアは、前回グループリーグ敗退を喫したときと同じ顔ぶれだが、今大会ではスペインが順当に勝ち抜けるだろう。
し烈なのは2位争い。3チームの力は拮抗(きっこう)しており、どこが抜け出すか予想することは難しい。前回大会の王者ギリシャは、4年前のメンバーが多く残っており、堅守は健在。昨季の独ブンデスリーガ得点王・ゲカスという決定力のあるFWが加わり、攻撃力に上積みがある。伝統的に長身DFをそろえるスウェーデンも堅守に特徴がある。エースのイブラヒモビッチはパフォーマンスに波があるが、H・ラーションの代表復帰というビッグニュースは好材料だ。ロシアは、予選全試合に出場しているアルシャービンを2試合の出場停止(予選最終節で退場処分)で欠くことが痛い。戦力面で見れば2位はスウェーデン、ギリシャのどちらかと見られるが、ロシアのベンチには数々の奇跡を起こしてきたヒディンクがいる。グループDの行方は、この名将のさい配次第だろう。
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