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天皇杯 第86回全日本サッカー選手権大会 Yahoo!スポーツ
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天皇杯決勝後 ブッフバルト監督(浦和)会見

2007年01月01日

2連覇を果たし胴上げされる浦和のブッフバルト監督=国立競技場
2連覇を果たし胴上げされる浦和のブッフバルト監督=国立競技場【 共同 】

■勝因は“勝利のメンタリティー”を持っていたこと

 まず2冠取れたことを幸せに思う。チームのエネルギーが爆発した結果だ。1年で2つのタイトルを獲るのは難しいことだが、特にこのカップ戦では多くの主力を欠きながらファイナルまで戦うことができたので、うれしさもひとしおだ。

 今日のゲームについて分析するなら、非常にツイていたと思う。特に前半、ガンバはあれだけ攻撃を仕掛けてチャンスを作っていたが、助かったシーンが何度もあった。後半は選手交代で打開することを考えたが、なかなかうまくいかなかった。それでも無失点に抑えられたことについては、都築に感謝しないといけない。彼がチームを救ってくれたと言っていい。岡野の起用はうまくいき、しっかりアシストしてくれた。彼が入ったことで、チームに新しい風が吹き抜けていった。
 今日は確かにツイていたが、それでも1年を通してみたなら、ダブル(2冠)という結果は妥当かもしれない。逆に就任して1年目はPK戦で敗れるなど、ツキは足りなかった。

 とはいえ、ツキというものは待っていても来るものではない。それを得るために懸命に仕事をしてきたし、選手はどんな試合でも勝とうとしてきたし、一歩でも相手より先に行こうとしていた。それが勝利できた理由だと思う。
 レッズは主力が5〜6人いなかった。ガンバはほぼ完ぺきなメンバーだった。それでも勝てたのは、選手たちが“勝利のメンタリティー”を持っていたからだと思う。どこそこのポジションでプレーするように指示されたら、何をやるべきかを彼らは知っているし、それを自信を持ってやることができる。そうした部分は、世界レベルの選手なら当然のことだが、レッズもそれに近づいたと言えるだろう。それから、プレッシャーをエネルギーに変えることができるようになったもの大きかったと言える。


■3年間の出来事が走馬灯のように思い出された

――岡野を本来の右サイドではなくFWに起用したのはなぜか

 こちらの右サイドは、山田が家長をうまくコントロールできていた。むしろ永井を孤立させずにサポートするようために岡野をトップに置いた。そのほうがペナルティーボックスやバイタルエリアでチャンスを作れると思った。

――レッズの守備力について、どのような指導をしてきたのか

 1回、2回の練習で得られるものではないし、選手は個性も特徴も異なる。まずは話し合いをして、いい部分、悪い部分をビジュアルで見せ、それから長時間かけて修正してきた。(そうすることで)個人からグループ、そしてチームへと機能していった。

――3年間でチームを去るのはひとつのサイクルと考えるか

(マンチェスター・ユナイテッドの)ファーガソン監督は20年やっている。それはクラブなり監督なりの考えであると言えるだろう。ただし3年間というのは、ある意味、いいサイクルだと思う。この3年間で天皇杯を2回、リーグ優勝1回、そしてステージ優勝を1回獲ることができた。ただし、3年間というのが理想的かというと、それは少し違うのではないかと思う。

――優勝できると確信したのは?

 チームがいいプレーをしているときは、いつも「行ける」と思うが(今大会では準々決勝で)ジュビロにPK戦で勝ったときに行けると思った。ツキはこちらにあると思った。

――浦和のサポーターについて

 日本国内はもちろん、世界でもあまり類を見ないサポーターだと思う。こういった環境で働けるのは、私にとっても選手にとっても幸せなことだ。つらい練習でも、週末に多くの観客の前でプレーできることを考えると、頑張ることができる。そういった形で盛り立ててくれるサポーター、そして埼玉スタジアムという素晴らしい空間には、ただただ感謝したい。

――表彰式で目が潤んだようだが?

 3年間の出来事が走馬灯のように思い出された。少し感傷的になっていたかもしれない。

 最後にメディアの皆さんにお礼をいいたい。この3年間、非常に皆さんといい共同作業ができた。私は日本語が分かるわけではないが、私が言ったことをオープンに伝えてくれたと思う。こうしたメディアと監督との関係というのは、世界的に見てもなかなかないことだと思う。私が日本でいい仕事ができたのも、メディアとの関係がよかったからだと思う。逆に皆さんのお仕事というのは、日本のサッカー界が成長した大きな要因であると考える。スタジアムの熱気というものを、今後も多くの方に伝えていっていただきたいと思う。ありがとうございました。

<了>



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