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出村謙知
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スポーツナビ
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三洋、悲願の初V 創部47年目にして“自信の回復”(1/2)
ラグビー・日本選手権決勝
2008年03月17日
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創部47年目にして初優勝を果たした三洋チーム。ファイナルで敗れ続けてきた敗者がとうとう勝者となり、日本ラグビーの歴史を変化させた【 出村謙知 】 |
3週間前に行われたマイクロソフトカップ(MS杯)決勝と同じ顔合わせとなったラグビー日本選手権は、三洋電機がサントリーに40―18で快勝。トップリーグタイトルであるMS杯でのリベンジを果たすとともに、創部48シーズン目にして初となる、悲願の日本選手権制覇を成し遂げた。
春一番の強風が吹き荒れたMS杯時と違い、穏やかな南風が吹く好天の下、行われた再戦――。試合は3週間前を彷彿(ほうふつ)とさせるプレーで幕を開けた。 このゲーム初のセットプレーとなった、開始直後の三洋ボール・ラインアウト。いきなりサントリーが空中戦を制し、マイボールにしてみせた。 MS杯決勝ではラインアウトを中心にセットプレーを制したサントリーが、どこからでも仕掛けてくる三洋の攻撃力を封じ込め、14―10で勝利を収めていた。 さらに、サントリーは1週間前に行われた日本選手権準決勝の東芝戦でも、ラインアウトをほぼパーフェクトに支配することによって完勝を収めていただけに、最初のセットフェイズを見る限りは、この日もサントリーペースで試合が進む可能性は大いに感じられた。
「今日もいける」 「また、やられるのか」
ファースト・ラインアウトの直後に起こった大きなどよめきは、そんな、サントリー―三洋双方のファンの予感が漂ったものだったはずだ。
■セットプレーからの先制点
タックルを受けながらも、ボールをつなぐ三洋SOブラウン。元NZ代
表の名に恥じない完璧なゲームメイクをみせた【 出村謙知 】 |
ところが、大方の予感を裏切るかたちで、この日、セットプレーから先に点を取ったのは、サントリーではなく三洋だった。前半5分、サントリーが自信を持っていたはずのスクラムで反則。FB田邉淳がPGを蹴り込んで、三洋が先制した。
「過信ではなく、自分たちが強いんだという気持ちを、もう一度、取り戻すことが重要だった」(宮本勝文監督) 今季のトップリーグを無敗で乗り切りながらも、プレーオフにあたるMS杯決勝で敗れた三洋。日本選手権でサントリーへのリベンジを果たすために、最も重要と考えられていたのが、“自信の回復”だった。 精神的なリハビリ期間と呼べるような3週間を経て、もう一度自分たちの強さを確認した上でサントリーとの再戦に臨んでいた三洋フィフティーンにとって、課題とも言えたセットプレーからの得点で先行できたことは、気持ちの上で大きかったはずだ。 「シンプルに自分たちのラグビーをやっていけば、結果は出る」(CTB霜村誠一) チーム全体でつかみかけていたそんな確信は、時間の経過とともにどんどん具体的なスコアとして結実していくことになる。
先制からわずか2分後。 「チームとしての自信もそうだったし、個人の自信も一緒にグラウンドに持ち込んで、とにかく思い切りプレーすることを心がけた」というFB田邉が、先のPGに続いて、今度はトライを決めた。 この1本目のトライの起点もセットプレーだった。 敵陣10m付近のマイボール・ラインアウト。 ボールを確保したFLエペリ・タイオネが相手DFを引きずりながらBKに球出し、SOトニー・ブラウン、CTB霜村とボールを回し、ライン参加した田邉が走り切った。
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