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ラグビーW杯企画 「キーパーソンに聞く」
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| デザインが変更されたジャージーを着るラグビー日本代表の(左から)大畑大介、箕内拓郎、大久保直弥の各選手=秩父宮【共同】
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「目標は1次リーグ2勝」 日本代表率いる向井監督
今年10月から11月にかけて、ラグビーの第5回ワールドカップ(W杯)がオーストラリアで開催される。W杯には5大会連続出場となる、日本代表のキーパーソンに聞いた。
代表を率いて3年目。1次リーグ突破を目指す向井昭吾監督が「ジャパン」の現状と本大会に向けた意気込みを語った。
――チームの現状は
7月に代表メンバーを再編するので、けん制し合っている部分もあるが、基本的には順調にきている。
――海外組などまだ合流していない選手がいる
体格で上回る選手と緊張感のある試合を重ねられるのだから(代表に合流していなくても)レベルは上がっている。海外組には、しっかり吸収して、代表で生かしてほしいと伝えてある。
――日本代表がプロ化して初めてのW杯となる
各チームから集まっているのでまとまるための難しさはあるが、間違いなくこれまでより代表としての意識は高い。
――初戦のスコットランド戦が大事になる
初戦は体が万全なので、全力でぶつかれる。1次リーグ最後の米国戦はベストな状態かは分からないが、勝てるチームには勝たないといけない。
――体格面のハンディをどう克服するのか
速さを追求していくしかない。先行逃げ切り型で相手を焦らせる展開が理想。少ない攻撃回数で得点につなげたい。低いタックルを、全員が意識できるかどうかだ。
――日本の強みは
バックロー(フランカー、ナンバー8)とバックスリー(WTB、FB)のスピードで得点できること。ボールをしっかりつないで展開するラグビーを見せたい。
――W杯では、何をもって成功とするか
過去1度しか勝ったことがないのだから、まずはそれを上回りたい。あとは、W杯を通じて代表から海外でプレーする選手が出ること。
■向井 昭吾(むかい・しょうご)
愛媛・新田高から東海大を経て東芝府中でFBとして活躍。日本代表13キャップ。第1回ワールドカップ(W杯)に出場。東芝府中監督として97年から日本選手権3連覇。00年に日本代表監督就任。41歳。愛媛県出身
「勝つためには奇策も必要」 2度目のW杯に燃える大畑
日本のエースとして活躍が期待される快足WTB大畑大介。フランスへ渡りパワーアップした切り札は、自身2度目のワールドカップ(W杯)を心待ちにしている。
――フランスに渡った理由は
3連敗した前回のW杯と同じ思いをしたくなかったから。日本でプレーを続けて同じ悪夢を見たくなかった。
――国内でのプレーに限界を感じたのはなぜ
代表で言えば、たくさんいい選手がいても、何となく目立っているだけで自分が選ばれるという環境を変えたかったから。妥協せず一生懸命になれる自分に戻って、自信をつけて臨みたかった。
――前回のW杯で学んだことは
テストマッチの延長では全然ないということ。前回は1本トライを取っただけですごく評価された。それだけ、互いが最高の状態でぶつかる舞台だと分かった。
――W杯での目標は
でかい花火を1本打ち上げられればいい。今回が僕にとって最後のW杯かもしれないし、日本人でもできるんだというところを見せておきたい。
――そのために必要なことは
僕の中では、1次リーグB組で日本が一番実力が下。何も起こらなければ全敗する。勝つためには奇策もありだと思う。
――奇策とは
ロックをバックローの選手がやって機動力を高めたり、僕がCTBをやる案もそう。体が小さい日本にとって、W杯はギャンブルに出る場所。相手の目先を変えるプレーを徹底すれば、開けるものはある。
――代表の現状をどう見る
まだ土台ができていない分、伸びしろが多いと思う。賭けの部分はあるが、期待は持っている。
勝ちにこだわるプロ選手
最年長35歳のSH村田
日本人初のプロ選手として、フランスリーグで活躍したSH村田亙も、現在チーム最年長の35歳になった。自身4度目となるワールドカップ(W杯)に、どんな思いで臨むのか。
――4度目の挑戦だが
とにかく勝ちたい。唯一勝ったジンバブエ戦には出場できなかった。今回は、勝つ瞬間にグラウンドで立ち会いたい。
――代表での結果に満足できず、現役を続けてきた
そういう部分はある。代表に呼ばれやすいように、フランスから日本にチームも移籍した。正しい選択だったと思っている。
――最年長となったが
あまり深くは考えていない。スタッフも1選手として見てくれている。経験は随分しているので、伝えていけるものは伝えたい。
――代表の仕上がりは順調か
まだ分からない。もっとペースを上げるべきとも思うが、知り合いのフィジー代表選手にはそんなに早く集まってどうするんだと言われる。大事なのは着実に積み上げていくことで、それはできている。
――初戦のスコットランド戦は、1991年大会にも初戦で対戦したが9−47で敗れた
あの試合は大柄な選手を止めるので精いっぱいだったのを覚えている。でも、今回は相手にスター級がいない。緩急をつけた攻めを繰り返し、接戦で後半勝負に持ち込めれば勝機はある。
――日本がやるべき準備は
組織的な動きの速さは、他のチームに勝てる部分。前半に飛ばして最後にやられるジャパンの悪いパターンを繰り返さないためにも、スタミナの強化だけはしっかりやって臨みたい。
【共同通信社】
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