|
|
|
|
スポーツナビ
|
 |
エリサルド氏を解任 太田GMがHC兼務へ(1/3)
会見全文
2006年09月29日
|
|
| ヘッドコーチを兼務することとなった太田GM【 スポーツナビ 】 |
|
日本ラグビーフットボール協会は29日、日本代表のジャンピエール・エリサルドHC(ヘッドコーチ)との契約を10月31日付けで解除したことを正式に発表した。後任は、太田治ゼネラルマネジャー(GM)が暫定的に兼務する。会見では「(今回の契約解除について)非常に残念だが、日本代表の信頼回復に努めたい」と抱負を語り、エリサルド体制から方向性を大きくは変えず、11月にスリランカで行われるワールドカップ(W杯)のフランス大会アジア地区最終予選に臨むことを表明した。 エリサルド氏は、日本代表では初の外国人HC。2005年9月の就任からチームを率いてきたが、日本ラグビー協会に無断でフランス国内リーグのクラブチーム、バイヨンヌのスポーツマネジャーに就任した。日本協会は代表での活動に専念するよう求めたが、エリサルド氏が兼任を望んだために交渉が決裂していた。
浜本剛志理事は会見後、後任監督の人選について「1月に(国内の)トップリーグの試合を見てもらってから来春の計画を立ててもらいたい」と、短期的にW杯で勝つことを目的とし、年内までに選出する意向を示した。 日本代表は今後、11月10日に国立競技場でクイーンズランドレッズ(オーストラリア)との強化試合を行い、同16日にスリランカへ出発する予定。19日に香港代表と、25日に韓国代表と対戦し、W杯アジア代表の座を争う。 会見の詳細は、以下のとおり。
登壇者 真下昇 日本ラグビー協会専務理事 浜本剛志 日本ラグビー協会理事(代表事業部事業本部長) 太田治 日本ラグビー協会代表事業部ゼネラルマネジャー
■真下専務理事「交渉決裂という結果になった」
今回、代表HCのジャン・ピエール・エリサルド氏の二重契約問題につきまして、われわれ日本協会としましては、大変沈痛な思いで問題に対処してきました。多くの日本のファンの皆さま、関係者の方々に大変ご迷惑をおかけしたことをこの場をお借りして、お詫び申し上げます。エリサルド氏との契約につきまして、日本ラグビー協会として10月31日をもって正式に解除することになりました。あらためて皆さまに発表させていただきます。 われわれとしましては、エリサルド氏に「新たな日本代表の出発」として多くを期待しておりましたが、このような結果に終わって非常に残念に思っております。日本代表とバイヨンヌとの二重契約(兼務)に対して、われわれの「日本代表に専念してほしい」との要求を受け入れられなかったため、交渉決裂という結果になった次第でございます。 なお、エリサルド氏の後任といたしまして、太田君に(GMとHCを)兼務していただくことになりました。当面の間、新しい人事が落ち着くまで大変難しい状況ではありますが、この難局、アジアのW杯最終予選を乗り越えていきたいと思いますので、どうぞ皆さまのご協力をよろしくお願い申し上げます。
■浜本理事「全く予期しない中で事態は起きた」
浜本理事はエリサルド氏解任までの経緯を細かく説明した【 スポーツナビ 】
|
この度は関係者の皆さまに大変なご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。今回の経緯と今後の体制について現時点で考えていることをご報告申し上げます。まず、この件は突然に起こったことで、9月6日(以下、すべて日本時間)にフランス国内において「エリサルドHCがフランス一部リーグのアビロン・バイヨンヌというチームのスポーツ・マネジャーに就任をする」という報道が流れました。翌7日にバイヨンヌのウェブサイトに「スポーツ・マネジャーに就任」ということが掲載されました。われわれが全く予期しない中で事態は起こりました。この事態を受けまして、エリサルド氏本人に通訳を通じて事実を確認したところ、「事実だ」と。しかし、スポーツ・マネジャーという役職はアドバイザー的であり、特に制約を受けるものではなく(日本代表の)HCと兼任しても何ら問題はないと聞いた覚えがあります。11日にエリサルド氏が就任記者会見をやるという情報が入ったため、記者会見は事実確認ができるまで待ってくれと代表事業部からお願いをしましたが、予定どおり11日に就任記者会見が行われました。
13日に太田氏が渡仏しまして、14日にエリサルドHC本人とアビロン・バイヨンヌの会長と会談を行いました。その際、役職を確認すると「スポーツ・マネジャー」ということで、指導の現場ではないけれど要職であることが分かり、口頭で撤回を要求したが、撤回は無理であるという回答であり、太田GMは帰国致しました。GMの報告を受け、20日に世界8強進出対策会議(以下、8強会議)を開きました。会議の中で「日本代表のHCは兼任に値するものではない。専任を再度求めよう」という結論に達しました。22日に会長名で文書を電子メールで当人に送付いたしまして、24日にエリサルドHCから「兼務しても全く問題ないので、兼務のままやらせてもらいたい。専任はできない」という返答がありました。 (われわれとしては)「兼務は認められない」という方針がありましたので、それを受けて契約解除という方向を固め、全理事に報告し、承認を得た上で26日にその旨を文書にて返しました。それを受けて27日に「10月31日付けで契約解除を受け入れる」というエリサルド氏の返答がありました。以上が経緯でございます。
W杯最終予選を間近に控えて、シリアスな問題としてとらえております。この後の体制をできるだけ早く作りたいと思っておりますが、当面は太田GMにHCを兼務してもらい、コーチ陣とこの難局を乗り切ってW杯出場権を確保したいと思っております。太田HCにずっと兼務を続けてもらうのも大変なことですし、できるだけ早く、W杯で勝てるHCを皆さまにご報告したいと考えております。
■太田HC「日本代表の信頼回復に努めたい」
今回、エリサルドHCが契約解除になり、非常に残念に思います。非常に厳しい時期ではありますが、何とか代表のために(HCを)兼務することになりました。(HCの契約解除については)日本代表を応援してくださっている方々、支援していただいているサポーターの皆さまに、この場をお借りしてお詫び申し上げます。 春からエリサルドHCが作ってきた形が、来年のスケジュールも含めて、ほぼ決まっていました。非常に期待をしておりましたが、このような事態になって非常に残念です。この件を厳粛に受け止めまして、日本代表の信頼回復に努めたいと思います。来年のW杯の出場権を獲得することが、われわれ代表チームに課せられた使命であり、目標だと思います。 私は(GMとHCを)兼務するという形になりますけれど、永田(隆憲)、中山(光行)両コーチを中心に戦っていきたいと考えております。戦い方については、これまでやってきたことを大きく変えるつもりはありません。幹の部分に枝葉の部分をつけて、エリサルド流を取り入れた日本独自のスタイルを作っていきたいと思います。時間は限られていますが、しっかりと準備をしていきたいと思いますので、引き続き温かいご声援をお願い申し上げます。
<続く>
◆前後のページ |1|2|3|
|
|
|
Copyright (c) 2009 Y's Sports Inc. All Rights Reserved. |
|
|