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ジン長谷川の「ラグビーばんざい」Vol.5 「22歳で伝説の人?」(前篇)
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ラグビーの6カ国対抗(2日、ダブリンほか)のアイルランド対スコットランド戦で3トライを決めたアイルランドのオドリスコル(左)。アイルランドが43−22(前半22−12)で勝ち、2勝1敗とした【ロイター】
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スポーツ誌の表紙を飾るアイルランドの22歳
まだシックスネーションズ(6カ国対抗戦)は終わっていないというのに、話題はすっかり南半球のスーパー12にさらわれてしまった感がある。確かにグラウンド全面を余すところなく使ったノンストップ・ラグビーは時間が経つのを忘れさせてくれるほどの面白さがある。しかし、今回で4度目を迎えたシックスネーションズにも魅力はある。それは若干22歳にして主力選手となった青年たちの活躍である。
アイルランドのスポーツ雑誌『スポーツ・ダイジェスト』が創刊1周年を迎えた。その記念すべき号の表紙を飾ったのは今年の1月21日で22歳となったブライアン・オドリスコル選手だ。アイルランドで最も人気のあるスポーツはサッカー、そして日本では馴染みのないサッカーボールを持って走るゲーリックゲームズが続き、そして競馬やボート競技のローウイングなどが並ぶ。そんな中で、ラグビーが表紙を飾ったということはそれだけでいかにオドリスコル選手がアイリッシュたちの期待の星であるかがうかがえる。
ブライアン・オドリスコル選手。1979年生まれ。その『スポーツ・ダイジェスト』にて「表紙のブライアン・オドリスコルは確実にアイリッシュ・ラグビーの伝説となるだろう」と断言し、「昨年夏のブリテッシュ&アイリッシュ・ライオンズでのセンセーショナルなトライによって、彼はすでに完成され」、「今や世界でもっとも引っ張りだこ(sought−after)のラグビー選手だ」と絶賛の嵐。
「彼のプレーは誰もまねできない」
では実際にどれほどスゴい選手なのか。前ラウンド、アイルランドのホーム、ランズダウンロードで行われた「アイルランド対スコットランド」戦にてオドリスコル選手はなんとシックスネーションズでは2度目となるハットトリックを決めてみせたのだ(ボクはラグビーを始めて17年だが、ハットトリックどころか1試合に2トライすらしたことない……)。ゲームの均衡を破る前半25分のトライは絶妙なタイミングでのライン参加から、そして前半終了間際のトライは力強いランニングから、とどめのトライはフルタイム直前のもの。これは高いフィットネスを持つ証拠。さらに勝負を決めた前半33分のホーガン選手のトライを生んだオドリスコル選手の大胆なロングパス! これをやられたら、どんな相手もやる気が失せるだろう。
スキンヘッドでお馴染みのキース・ウッド選手(アイルランド代表47キャップのベテランFW)は英国紙『The Times』にて「彼のプレーはだれもまねのできないものだ。そして彼はいつも高い出来を維持し、やるたびに良くなっている。なんて恐ろしい今後が待っていることだろう」とコメントしている。次のアイルランドのゲームは3月23日土曜日の対イタリア戦となる。
■スーパー12
毎年3〜5月、南半球3カ国(オーストラリア、南アフリカ、ニュージーランド)の地区代表を軸にしたスーパークラブ12チーム(ニュージーランド5、オーストラリア3、南アフリカ4)が、ホーム&アウェイの総当たりで戦い、最後に上位4チームがプレーオフで優勝を決める。2002年シーズンは3月17日時点で、オーストラリアのBRUMBIESとWARATAHSが同じ19ポイントで首位を争っている。現地ではほとんど有料TVで放送。日本でも、シックスネイションズ同様、Jスカイスポーツが放送している。ジャパンの宿沢日本協会強化委員長は以前、「個人的な考え」として「スーパー12を、スーパー13にしてもらい、日本で1チームを作ってオープン化して参加。日本でも4〜5試合を開催」という構想を考えていたという。その後、スーパー12参戦構想は、日本代表のオープン化と国内でのトップリーグ設立構想へと形を変えていった
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