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荒木、栗原を軸に全日本女子が始動 (1/2)
6月からヨーロッパ遠征へ

2009年5月18日(月)
「世界を知る」をテーマに、全日本女子が始動
「世界を知る」をテーマに、全日本女子が始動【スポーツナビ】

 日本バレーボール協会は18日、都内・味の素ナショナルトレーニングセンターで記者会見を行い、6月から始まるヨーロッパ遠征の全日本女子代表を発表した。メンバーには、栗原恵(パイオニア)、荒木絵里香(ベルガモ)、竹下佳江(JT)ら北京五輪代表5人のほか、代表初選出の5人を含む15人が選ばれた。4月から代表監督に正式就任した真鍋政義監督は、「世界を知る」を2009年のテーマに掲げ、今回の遠征では、「五輪組の5人以外をなるべく使いたいと思っています。五輪組にはコートの外から世界を知ってほしい。初代表組には、世界を経験させたいと思う」と、選手起用の方針を語った。

 15日から合宿を開始している全日本女子チームは、6月1日まで都内で練習を重ね、翌日ドイツ・ベルリンに出発。ドイツでの合宿後、モントルーマスターズ(スイス、6月9日〜14日)、トリノ国際大会(イタリア、6月17日〜20日)、エリツィン杯(ロシア、6月28日〜7月3日)などの国際試合を予定している。

 また、この日の会見では、一般募集していたチームの愛称「火の鳥NIPPON」が発表された。この愛称には、「火の鳥を情熱の象徴としてとらえ、心に情熱の炎を燃やし、スピーディーなバレーボールで世界の王座を奪還してほしい」という願いが込められているという。真鍋監督は「火の鳥のように燃えていきたいですね」と、笑顔でコメントした。

■荒木がキャプテン就任 栗原は副キャプテンに

キャプテンに指名された荒木(後列中央)と、副キャプテンの栗原(同左)
キャプテンに指名された荒木(後列中央)と、副キャプテンの栗原(同左)【スポーツナビ】

 新チームのキャプテンには荒木、副キャプテンには栗原が指名された。「荒木、栗原が活躍しないと、(ロンドン五輪の)メダルはないと思っていますし、2012年には28歳で、年齢的にも一番いい」と、真鍋監督は2人を新しい代表の軸にすえた。

 キャプテンを引き受けた荒木は、「プレッシャーがないと言えばうそになるが、全部を背負う必要もないと思う。チーム全体が同じ方向を向いていけるようにしたい」と、自分なりのスタンスで役割を務める。また栗原は、「自分のことだけではなく、周りのことも考えていかないといけない」と、あらためて気を引き締め、自身の課題については「何か一つとは言えないが、精神面でも、プレーの面でも強化していきたい」と、心身ともにステップアップを誓った。

■セッターには竹下、横山、冨永を選出

竹下には、選手兼コーチとしての役割が期待されている
竹下には、選手兼コーチとしての役割が期待されている【スポーツナビ】

 注目のセッターには、31歳の竹下のほか、27歳の横山雅美(デンソー)、20歳の冨永こよみ(パイオニア)が選ばれた。全日本女子のセッターは、97年に代表入りし、2004年アテネ五輪、08年北京五輪にも出場した竹下が軸となってきた。竹下は、身長159センチとバレーボール選手としては小柄な体格ながら、スピードやジャンプトスなどを駆使し全日本の第1セッターとして活躍。しかし、全日本では、戦術のバリエーション、そして次世代を担う意味でも、竹下に次ぐセッターの確保が臨まれている。
 真鍋監督は、「(遠征の)前半は横山で行きます。冨永はまだセッター経験1年目ですが、高さ(身長175センチ)があります。2人がどれくらい世界に通用するか(を試したい)」と、現段階での構想を語り、まずはリーグでも経験を積んでいる横山から起用していく方針だ。

 一方の竹下は、予想外の代表選出だったことを明かし、受諾するまでには「相当迷いました」と話した。それでも、「新しいメンバー、スタッフで(再び代表として)やることに意味があると考えた」と覚悟を決めた。今回の代表では、コーチ兼選手としての役割も期待されているが、「できるかどうかは分からないけど、いい影響を与えられれば」と、前向きに語った。

 <続く>


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