日本にとって世界選手権最後の試合となる7位決定戦。世界ランク3位のロシアとの再戦は、3−1でロシアが勝利した。
強烈なサーブで守備を崩し、高いブロックで仕留める。それがロシアのパターンであることは、前回の対戦で十分分かっていた。しかし、分かっていてもそびえ立つロシアの壁。日本は、第1セットから苦戦を強いられ、序盤はロシアのペースで試合が進む。
たとえ強豪相手だろうと、これが最終戦。このまま引くわけにはいかない。荻野正二(サントリー)が意地のブロックで、流れを引き寄せようと奮闘する。しかしロシアの高さが容赦なく襲い掛かり、第1セットはロシアが先取する。
ロシア先行で迎えた第2セット。7−11から山本隆弘(松下電器)の緩急をつけた攻撃や、大黒柱・荻野の2本のブロックなどで日本が逆転。最後も荻野がレフトから放った渾身(こんしん)の一打がロシアのブロックを弾き飛ばし、第2セットは日本が奪取する。
山本の活躍で第3セットは日本が先行。しかし、流れが突如変わる。日本がつかみかけていた主導権は逆にロシアが握り、悪夢のような8連続失点を喫す。山本の3連続スパイクで追い上げ、6点差まで迫ったが第3セットはロシアに与えてしまう。
10−10まで繰り返されるサイドアウトの応酬。ここでロシアが拮抗(きっこう)を破り、一歩抜け出す。一度手放したリズムをなかなか取り戻すことができず、徐々に点差が開く。越川優(サントリー)のサービスエースなど、日本も最後まであきらめずに向かう。しかしロシアを捕らえるには至らず、2次ラウンドのリベンジを果たせないまま、日本チームの世界選手権は8位で閉幕した。