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ソニーセミコンダクタ九州 BLUE SAKUYA、悲願の初優勝を目指して (1/2)
女子ハンドボール

2009年6月30日(火)
悲願の日本リーグ初優勝を目指す、ソニーセミコンダクタ九州 BLUE SAKUYAの選手たち
悲願の日本リーグ初優勝を目指す、ソニーセミコンダクタ九州 BLUE SAKUYAの選手たち【BLUE SAKUYA ハンドホ゛ール部】

 東京都心から電車と飛行機を乗り継ぐこと約4時間。鹿児島県霧島市の中心地からほど近い場所に、ソニーセミコンダクタ九州の工場がある。半導体の設計・開発から量産までを行うこの地に、女子ハンドボールチームが創立されたのは1984年。ソニー創業者の一人、井深大氏の肝いりだった。

 日本リーグ2部からスタートしたチーム(発足当時は「ソニー国分」、2001年に「ソニーセミコンダクタ九州」となり、昨年からは「ソニーセミコンダクタ九州 BLUE SAKUYA」に改称)はその後、99年に1部へ昇格。04年以降は上位争いに食い込み、3位3回、2位2回(レギュラーシーズン順位)と、安定した成績を残す強豪チームへ成長した。

 そして、今年こそ悲願の優勝を――。
 9月開幕の新シーズンに向けて、新たなチーム作りがスタートした。

■五輪銀メダルの実績を持つ新ヘッドコーチ

元韓国代表でアトランタ五輪銀メダルの実績を持つ郭惠靜ヘッドコーチ(選手兼任)
元韓国代表でアトランタ五輪銀メダルの実績を持つ郭惠靜ヘッドコーチ(選手兼任)【上村周平/鹿児島県ハンドボール協会】

「この1カ月でチームは確実に変わっている」
 こう証言するのは、今シーズンからチームの指揮を執る郭惠靜ヘッドコーチ(選手兼任)、34歳。元韓国代表でアトランタ五輪銀メダルの実績を持つ彼女は文字通り、このチームの大黒柱だ。来日して8年。今では流ちょうな日本語を操り、練習中も選手たちに的確な指示を送る。

 郭が指導するようになって、練習スタイルはがらりと変わった。これまでは、決められたメニューをこなすことが多かったが、郭は事前に練習メニューを伝えない。そのため、選手たちは戸惑いを覚えることも多い。現日本代表の主将で、ソニーでは攻撃の中心として活躍する樋口真央が明かす。
「みんな初めての経験なので、今はとにかく、練習についていくので必死。でも、具体的に指導してくれるので分かりやすい。まだ練習しかやっていないので分からないけど、試合になってどれぐらいできるのか。早く試合をしてみたい」

 07年に入団した樋口は、1年目こそケガに泣かされ8得点に終わったが、2年目となる昨シーズンは80得点をマークし、最優秀新人賞にも選ばれた期待の若手だ。
「まだ、このチームで一度も優勝を味わっていないので、それを経験したい。(リーグ開幕が)すごく楽しみです」

 <続く>


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