順位 |
名前 |
国 |
得点 |
 |
1 |
金妍児 |
韓国 |
71.95 |
 |
2 |
安藤美姫 |
日本 |
67.98 |
 |
3 |
カロリナ・コストナー |
イタリア |
67.15 |
 |
4 |
キミー・マイズナー |
米国 |
64.67 |
 |
5 |
浅田真央 |
日本 |
61.32 |
 |
6 |
エミリー・ヒューズ |
米国 |
60.88 |
 |
7 |
中野友加里 |
日本 |
60.62 |
 |
8 |
ユリア・セバスチャン |
ハンガリー |
59.98 |
 |
9 |
サラ・マイヤー |
スイス |
58.52 |
 |
10 |
スザンナ・ポイキオ |
フィンランド |
57.16 |
 |
 |
*上位10位までの順位を表示しています |
フィギュアスケートの世界選手権第4日は23日、東京体育館で女子ショートプログラム(SP)を行い、トリノ冬季五輪代表の安藤美姫(トヨタ自動車)がノーミスの演技を見せて総合計67.98点の2位につけ、初のメダル獲得に向けて好スタートを切った。2年ぶり3度目の出場となった安藤は、肩の故障で練習不足による不安を抱えていたが、冒頭の3回転ルッツ−3回転ループと、苦手の3回転フリップで、本来の切れの良いジャンプを披露。演技中盤からは余裕も見られ、プログラムのテーマである“シェヘラザードのお姫様”になり切って滑ることができ、好結果につながった。
全日本チャンピオンで優勝候補筆頭の浅田真央(中京大中京高)は、まさかのジャンプミスで要素点が31.20点に留まり、総合計61.32点の5位と出遅れた。今季はここまで出場した全4試合のSPでノーミスの演技を見せて首位発進をしていたが、この日は連続ジャンプの3回転フリップ−3回転ループが3回転−1回転になる痛恨のミスを犯した。優勝候補のトップ選手たちの中で最後の演技者だった浅田は、初出場ながら世界女王への期待を集めていたことが重圧になったのか、いつものリズミカルな演技が陰を潜めていた。
昨年、初めて出場した世界選手権で5位と健闘した中野友加里(早大)は、ミスなく演技をまとめて総合計60.62点の7位につけた。
首位に立ったのは、浅田と同い年で今季からシニアに参戦したグランプリ(GP)ファイナル覇者の金妍児(=キム・ヨナ 韓国)。冒頭の3回転フリップ−3回転トゥループをきれいに決めて波に乗ると、安定したジャンプに加えて観衆を引き込む豊かな表現力を存分に示した。要素点で41.49点、演技点でも30.46点と浅田を抑える高得点で自己ベストの71.95点をマークするなど、腰痛の影響を感じさせない完ぺきな演技だった。
3位には今季前半戦のGPシリーズをじん帯断裂による負傷で欠場したカロリナ・コストナー(イタリア)が、総合計67.15点で入った。1月の欧州選手権でイタリア人として初優勝を飾って国際大会に復帰したコストナーは、長身を生かしたダイナミックな演技で自己ベストを更新した。
昨年、初出場で世界女王に輝いたキミー・マイズナー(米国)は、ノーミスの出来だったがこじんまりした演技に終わり、得点が伸びず4位だった。
翌24日のフリーの滑走順は、最終組最後の演技者が安藤で、浅田は22番目、中野は最終組の一つ前の組で18番目になった。SP首位の金妍児は浅田の直前の21番目。同3位のコストナーは最終組最初の19番目となった。
【SP2位の安藤美姫コメント】
日本開催の世界選手権でパーソナルベストを更新できて、のびのび滑れて良かった。体力面で自信がなく、プログラムを曲に合わせて久しぶりに滑ったのが今日だったのですが、すごく良かったのでほっとした。いまは解放感に浸っている。2つ目のジャンプの3回転フリップまで緊張感があったが、その後は表現力とスケーティングに集中してリラックスできた。東京に来てから調子が悪かったので、すごく焦りました。でも、だんだん上がってくるからとコーチから言われて、その言葉を信じて練習をやってきた。(明日のフリーについて)日本で表彰台に乗りたいですけど、トリプルにしてもしょうがないですし、ゴールはここではないので、今シーズン最後の試合で4回転を思い切って入れたい。
【SP5位の浅田真央コメント】
脚が震えるような緊張はなかった。今日はもっと気持ちを強く持ったほうが良かった。曲がかかる前はジャンプを確実に決めようと思った。フリップは良かったが、ループで一歩踏み切りが遅かったかな。他の選手がパーソナルベストをどんどん出していたので、自分も出さないといけないと思ったし、出せると思ったけど……。他の選手の点数は聞こえていたけど、演技は見ていない。(1位の金との点差について)すごい離れていますが、明日はパーフェクトな演技で200点台を出したい。トリプルアクセルは、明日の公式練習で自信をつけて頑張って跳びたい。
【SP7位の中野友加里コメント】
最近調子が良くないと思われていたと思いますが、自分の納得いく演技をやることができて満足しています。納得のいく滑りが出来て、パーソナルベストを出せたことがうれしい。今日はほぼミスもなく、滑りきれた。緊張はあったが、集中して滑れたので、最初から笑顔で楽しんで滑ろうとしました。
【SP1位の金妍児コメント】
若干のミスがあったにもかかわらず、高得点を挙げることができて、期待以上の点数を出せてうれしく思います。腰痛については、日本に来た直後は痛みが残っていましたが、今日のプログラムの最中は全く痛みを感じなかった。でも、まだ完全に治ったわけではありません。油断しないで気をつけたい。私自身は期待をあまりしていなかったですが、前日に痛みが消えていることに気づき、今日は自信を持って試合に臨めました。明日のフリーは、シーズン最後の試合なので例えミスをするにしてもベストを尽くして後悔のない演技をしたい。得点に関してはあまり気にせず、結果に欲を出したい。
<了>
辛仁夏/Yinha Synn
東京生まれの横浜育ち。1991年大学卒業後、東京新聞運動部に所属。スポーツ記者として取材活動を始める。テニス、フィギュアスケート、サッカーなどのオリンピック種目からニュースポーツまで幅広く取材。大学時代は初心者ながら体育会テニス部でプレー。2000年秋から1年間、韓国に語学留学。帰国後、フリーランス記者として活動の場を開拓中も、営業力がいまひとつ? 韓国語を使う仕事も始めようと思案の今日この頃。各競技の世界選手権、アジア大会など海外にも足を運ぶ。
|