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中島朋彦
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スポーツナビ
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スーパーボウルを2倍楽しく見るコラム
現地発・シアトルの熱狂と興奮
2006年02月03日
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| 今季、本拠地で無類の強さを見せたシーホークス。果たして、デトロイトで行われるスーパーボウルはどうか【 Photo by 中島朋彦 】 |
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ファンの盛り上がりは最高潮!
1月29日、朝9時45分(現地時間)。シアトルでは一体どれくらいの人が空を見上げ、祈りを込めただろう。シアトル・シーホークスの選手たちが第40回スーパーボールの開催地、デトロイトに向けて飛び立った時間である。この日のシアトルは、日曜日だというのに朝早くから大騒ぎ。いつもより遅めに起き、教会へ行った後は自宅でゆっくりとブランチを……という典型的なアメリカ人の日曜日は、ここシアトルではこの日ばかりは例外だった。朝5時に目覚まし時計が鳴った家庭も少なくない。早朝からシーホークスの本拠地クエスト・フィールドで壮行会が行われたからである。
クエスト・フィールドの北側には広場が設けられてある。朝7時を過ぎた辺りから続々とその広場に集まり始めたシーホークス・ファンたち。みるみるうちにその数は増し、1時間後の8時までには数千人にまで膨れ上がった。集まったファンたちは思い思いのシーホークス・グッズを身にまとい、広場はおよそ青色の群集で覆い隠されていた。 「ゴー! ホークス!」「スーパーボウル!」 ファンの興奮は最高潮に達し、初のスーパーボウルを経験する本拠地シアトルは過去に類を見ない盛り上がりを見せた。1976年のフランチャイズ創設以来の悲願だったNFC優勝とスーパーボウル出場は、長年に渡って苦杯をなめさせられてきたシアトルのファンにとってはまさに夢のような出来事なのである。
くしくもこの日に、米大リーグ、シアトル・マリナーズのファンフェスタが、シーホークスの本拠地クエスト・フィールドの真横に位置するセーフコ・フィールドで行われた。マリナーズに移籍した城島健司捕手が参加して大成功を収めた同イベント。その陰には、壮行会を終えたシーホークス・ファンが大量に押し寄せたという経緯があったに違いない。現に、29日のセーフコ・フィールドには、マリナーズのユニホームを着たファンに負けぬとも劣らない数の、シーホークスのユニホームを着たファンたちの姿があった。
ホームでの不敗神話
シーホークスの今季のレギュラー・シーズンの成績は13勝3敗。堂々たる成績を残してNFC第1シードを勝ち取ったわけだが、やはり圧巻は今季ホームゲームを全勝したということだろう。クエスト・フィールドでの8戦8勝は、今シーズンのチームの勢いを示しているだけでなく、スタジアムへと足を運ぶファンとの信頼関係を確固たるものとした。冬に雨の多いシアトルにあって、足しげくスタジアムへ向かうファン。そしてそれに応えたプレーヤー。この信頼関係こそ今シーズンの強さである。ホーム・アドバンテージを得たプレーオフで連勝し、ホームの連勝記録を10に伸ばした。クエスト・フィールドの外壁に張り出された対戦表の中で、ずらりと縦に並んだ「WIN」こそが、今やシアトルに住む人々の誇りとなっている。
街はシーホークス一色
街はシーホークス一色だ。チーム関連のお店は平日でもたくさんの人だかりだし、週末のスポーツバーはすでに予約でいっぱいだという。連日、シーホークスの記事が紙面を鮮やかに飾っている。街路を歩けば、たくさんの車が、ファンの番号を示す「#12」の旗を掲げてさっそうと走る。すでに街は臨戦態勢に突入した。 先月、27日間連続で降雨を観測したシアトル。そんなシアトルにありながら、選手が旅立つ29日の朝は見事な快晴に恵まれた。偶然とは思えない好天。シーホークスはファンの夢と期待を託されて大空へ飛び立った。
泣いても笑っても、2月5日にすべてが決まる。
<了>
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