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川内、W藤原、松宮隆……五輪切符をめぐるし烈な戦い (1/2)
瀬古利彦氏と考える、東京マラソン2012展望
今年も東京マラソンの季節がやってきた。2月26日、ロンドン五輪の男子選考レースとして、かつてない豪華な招待選手がそろって行われる今大会はハイレベルな高速レースとなること必至だ。
前世界記録保持者である“皇帝”ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)はどんな走りを見せるのか、昨年のこの大会で一気に日本男子マラソン界のスターに駆け上がった公務員ランナー、川内優輝(埼玉県庁)は世界のトップにどう立ち向かうのか。ここで当日のテレビ解説を務める瀬古利彦氏とともに、大会を展望しよう。
■瀬古氏「日本人トップ候補筆頭は川内」
「今回、日本人選手の顔ぶれは豪華です。中でも川内選手は日本人トップの筆頭候補でしょう。昨夏の世界選手権後、練習の一環としてマラソンを3戦走っていますが、調整していないながら十分な内容をみせています。状態はいいでしょうね。ここに昨年2位の尾田賢典(トヨタ自動車)選手や実績のある前田和浩(九電工)選手がどう絡んでくるか。また2010年の優勝者、藤原正和(Honda)選手はレース巧者です。優勝を経験している選手はタイム以上の力があると見るべきでしょう。そして10年のオタワマラソンで優勝している藤原新(東京陸協)選手は好不調の波がありますが、いい時は一気に走りきる力があります。誰が川内君を抑えるか、見どころは多そうです」(瀬古氏)
今回の国内招待選手は、この東京マラソンで過去、上位に入っているランナーが多いのが特徴である。
最近では川内の充実ぶりが光る。この東京を見据え、練習の一環として出場した昨年12月の福岡国際マラソン(3位、日本人トップ)、防府読売マラソン(2位、日本人トップ)と高いレベルで安定している。すでにマラソンキャリアは10戦を数え、経験も備わってきた。日本人トップの最有力候補だ。
対して尾田は昨年発症したアキレスけん痛の状況が気になる。1月の全日本実業団駅伝では4区(22.0キロ)で区間19位(65分21秒)に終わった。調子がどこまで上がっているか。(※2月24日に故障のため欠場を発表)
また、藤原新は大会3週間前(2月5日)の丸亀ハーフマラソンを61分34秒の自己ベストで走り、日本人2位に入っている。フォームの感覚を大切にする選手だけに、いいイメージのまま、この東京を迎えられるのは好材料と言える。
加えて、東京マラソン初出場となるベテラン・松宮隆行(コニカミノルタ)のコンディションもよさそうだ。全日本実業団駅伝では尾田と同じ4区で区間2位(63分25秒)。かつてトラックで見せたロングスパートが大きな武器だ。32歳はまだ老けこむ年ではないだけに、上位戦線に食い込む可能性は十分にある。
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