都庁(スタート地点)【通過予想時間】 初級:0時間00分、中・上級:0時間00分 ![]() 東京マラソンは都庁第一本庁舎前からスタート。3万6000人にものぼるランナーが参加するため、レース序盤は大混雑となる。集団がばらけるまで無理することなく、ゆっくり走ることが重要だ。
また、最初の5キロは緩やかな下り坂が続く。下りでは自然とスピードが出やすくなるので、意識して自分のペースを守ることが必要となるだろう。 5キロ地点である外堀通りには、最初の給水ポイントも用意されている。長いレースを走るうえで、給水は確実に取っておきたいところだ。ちなみに給水ポイントは大体5キロごとに準備されているので、初心者の人はなるべく多く給水を取り、エネルギー補給と体温調節を行おう。 ウォーミングアップだと思って走りましょう。混雑を避けようとジグザグに走ると、無駄なエネルギーを使ってしまいます。また、最初は下り坂が続くので、足を前に出さないように真下に置くことを心掛けましょう。後半に脚をもたせることが大事です。 皇居(8キロ付近)【通過予想時間】 初級:1時間10分、中・上級:0時間42分 ![]() 飯田橋の交差点を右折し西神田を回ると、目の前に皇居が見えてくる。さらに進み、竹橋交差点を過ぎると、皇居を囲むお濠沿いを走る周回コースに入る。都内屈指のランニングコースとなっているこのエリアは緑が多いため、ランナーたちにとっては涼しさを感じる、走りやすいポイントとなるだろう。ただ、下り坂が多いので、ここでもオーバーペースには注意しておきたい。
皇居の周回コースを抜けると、10キロ地点となる日比谷公園。10キロレースに参加するランナーにとっては、ここがフィニッシュ地点となる。 集団がばらけはじめ、少しずつ走りやすくなってきます。周囲のランナーも気分が高揚してか、オーバーペースになりがちです。つられてペースを上げすぎないように注意しましょう。マラソン完走のポイントは、前半をいかに楽に走れるかです。 東京タワー(12キロ付近)【通過予想時間】 初級:1時間40分、中・上級:1時間02分 ![]() 日比谷の交差点を右に曲がると、コースは日比谷通りに入り、折り返し地点となる品川駅まで南下する。このエリアはカーブやアップダウンがほとんどない平坦なコース。集中力を切らさず、自分のペースを守って走ることが大事だ。
途中、11キロ地点からは東京タワーや増上寺が見えてくる。いつもとは違った角度から東京の名所を満喫しよう。また、品川駅に最初の折り返し地点があるため、ペース次第で先頭集団の走りを見ることもできる。 例年、追い風になってくるので、ペースが上がりすぎないように注意しましょう。東京マラソンは後半の方がハードです。少し疲れてきたなと思ったら、コース取りを左側に置いてもいいでしょう。折り返して来る世界のトップランナーを間近で見ることができるかもしれません。雰囲気を楽しみつつ、フォームの研究をしてみましょう。 銀座四丁目交差点(21キロ付近)【通過予想時間】 初級:3時間05分、中・上級:1時間50分 ![]() 品川駅を折り返して日比谷へ戻ってくると、レースはちょうど中間点。その後、銀座四丁目交差点を左折し、コースは日本橋、水天宮、浅草へと続いていく。沿道からの多くの声援が疲れた体に元気を与えてくれることだろう。
25キロの日本橋付近では細かな曲がり道と、起状のある道路となるため、そろそろきつくなってきた脚にはこたえてくる。また、ビル風が突然吹いてくることもあるので、注意が必要だ。体の調子を確かめながら、無理せず自分のペースで走りたい。 突然吹くビル風は強烈なので、特に体重の軽い女性は飛ばされないように注意しましょう。ちょっとずるい方法ですが、大柄な男性の後ろについて、風よけになってもらってもいいかもしれません。疲労がたまってくるところですが、スピードは落ちたとしても、テンポをもって走ることを心掛けましょう。 浅草雷門(28キロ付近)【通過予想時間】 初級:4時間00分、中・上級:2時間25分 ![]() コースは28キロ地点で2回目の折り返しとなる浅草・雷門へ。東京下町の名所では、多くのイベントが開催されており、大観衆が集まっている。足の疲れも出てくるころだが、周囲の大声援に手を振り返すなど、雰囲気を楽しみながら走るといいだろう。
ここから、レースも終盤戦。うまくエネルギー補給をして30キロ以降に備えたい。 一般ランナーは疲労がピークにさしかかるところでしょう。疲労がくると、つい下ばかり見てしまいがち。東京スカイツリーや雷門などを見たり、沿道に埋め尽くされた大観衆に手を振り返すなど雰囲気を楽しみましょう。ペースは落ちたとしても、呼吸をしっかりと整えて走ることが重要です。 歌舞伎座(35キロ付近)【通過予想時間】 初級:5時間10分、中・上級:3時間10分 ![]() 銀座四丁目交差点に戻り、現在は工事中の歌舞伎座(写真は工事前)の前を通り過ぎると、レースは35キロを越えて残り約8キロ。築地を越え、入船橋交差点を右折すると、東京のビル街からベイエリアに入る。
建物が少なくなり、風も強くなってくるこのエリアでランナーを待っているのが、コースの中で最も長い上り坂となる佃大橋だ。例年、歩くランナーが続出するポイントでもある。疲れがピークに達している体にはかなりこたえる難所となるので、必ず余力を残しておくことが大切だ。佃大橋の後にも、春海橋、東雲橋とアップダウンがあるので、最後の気力を振り絞って乗り越えたい。 アップダウンが増えてくるので、ひじを引いて、腕の力を使って走ることを心掛けましょう。佃大橋からは、あれだけたくさんいた応援団も少なくなり、風も強くなるので、テンションもどんどん下がってしまいます。ここで我慢できるかどうかで、10分はゴールタイムが変わってきます。正念場ですよ。応援団が来てくれる! という方は佃大橋にいてもらうのもいいかもしれません。 東京ビッグサイト(ゴール地点)【通過予想時間】 初級:6時間30分、中・上級:3時間50分 ![]() 最後の橋となる東雲橋を渡って、東雲一丁目を右折すると都橋通りへ。ここまで来ると、ゴールとなる東京ビッグサイトはもう目の前! 有明コロシアム手前の交差点を左折し、東京ビッグサイトに向かって走っていくと、あとは大観衆が待つゴール地点に飛び込むだけだ。
ゴールしたら受付時に渡された計時チップと完走メダルを交換。この時、計時チップを紛失していると記録もメダルももらえないので十分注意する必要がある。 その後は給水・給食などを済ませ、更衣室へ。ストレッチやマッサージをしておくと、翌日に残る疲れが緩和されるので、ぜひやっておきたい。ちなみにゴール地点では、スプレー式鎮痛消炎剤の無料配布なども行っているので、利用するといいだろう。 感動のフィニッシュ! でも、喜びに浸る前に『3つのS』を行いましょう。『3つのS』とは「Stretch(ストレッチ)、Supplement(サプリメント)、Spray(スプレー式鎮痛消炎剤)」のこと。ゴール1時間以内に適切なアフターケアを行えるかどうかが、その後の状態を左右します。レースに持参する荷物にはサプリメントとスプレー式鎮痛消炎剤を入れておくといいでしょう。
【通過予想時間監修:青山剛、photo:アフロスポーツ】
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青山剛 / Takeshi Aoyama
元プロトライアスリート。
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