持ち味は後半の爆発力 大学生初の100m、200mの2冠を獲得した5月の関東インカレ。勝ったとはいえ、内容には不満があった高橋萌木子は、「一回抜かれないと『行くぞ!』っていう気持ちにならないんですよ」と苦笑した。昨年、100mでインターハイ史上初の3連覇を達成した彼女の持ち味は、後半の爆発力だ。
だが昨年の秋からは、さらに上を目指すためにとスタートからの加速の改善に取り組んでいた。だがその成果はなかなか出て来ない。関東インカレ後もスタートの改善に取り組んでいたが、6月の全日本インカレではそれが裏目に出た。前半で大きく遅れ、後半も伸びきれないレース。200mを捨てて100m決勝一本に絞った彼女は、高校時代のスタートに戻し、先輩の北風沙織(北翔大)を終盤で逆転して優勝と、土壇場での勝負強さを見せた。
それでも彼女の“上”を目指す挑戦は続く。ラストで「絶対に負けない!」とでも言いたげな爆発力を見せる彼女の、さらに進化した姿を大阪でも見られるはずだ。(文:折山淑美) |