世界記録を更新し続ける“女版ブブカ” 自らの世界記録を更新し続け「女版ブブカ」と呼ばれる、エレーナ・イシンバエワ。5歳から器械体操を習い、15歳の時に棒高跳びに転向。その後の活躍は周知の通りだ。転向から半年後の世界ジュニア(18歳以下の世界大会)では3m90で9位。翌年1999年の世界ユース(17歳以下の世界大会)では4m10をクリアして金メダルを獲得と順風満帆。
初めての挫折は、18歳で参加した2000年のシドニー五輪。当時自己ベストが4m20だったエレーナは、シニア大会の壁に阻まれ予選落ち。その3年後、03年の世界陸上パリ大会では4m82の世界記録を擁していたものの、4m65でまさかの3位に終わった。
その悔しさは04年のアテネ五輪にぶつけられ、4m91の世界新記録で悲願の金メダルを獲得した。また05年にヘルシンキで行われた世界陸上では、悪天候のなか5m01と自身が持つ世界記録を再び更新し、女性初の5mジャンパーとなっている。
今年も、すでに室内世界新記録(4m93)を樹立するなど絶好調。大阪で行われる世界陸上では、米国の新鋭ジェン・スタズィンスキを破って金メダルを獲得できるか、また世界記録を更新できるかどうかが焦点となる。(文:及川彩子) |