What's箱根駅伝
箱根駅伝ってどんな大会?
正式名称を東京箱根間往復大学駅伝といい、東京・大手町から箱根・芦ノ湖入り口までの往復217.9キロを10人のたすきリレーでつなぐ大会。1区〜5区までの往路は108.0キロ、6区〜10区までの復路は109.9キロとなっている。
箱根駅伝はいつ始まったの?
大正9年(1920年)2月に明大、早大、慶大、東京高師(現・筑波大)の4大学によって日比谷箱根4大校駅伝としてスタート。当初は、マラソンで日本初の五輪代表となった金栗四三氏の「マラソン選手を一度にたくさん養成しよう」という理念から始まった。戦争の影響から昭和16年、17年、19年〜21年の5回の中断、コースやルールの変更などはあったが、今回で88回目を迎え、歴史のある大会となっている。
箱根駅伝に出場できる大学は?
関東学生連盟に所属している大学ならどこでも出場資格を有する。本大会に出場できるのは20チーム。その中の1チームは関東学連選抜で、予選会で勝ち上がれなかった大学から選抜した選手で構成されたチーム(主に予選会のタイムを参考として16人を選出)となる。10校は、前年の大会で10位までに入賞したチームがシード校として参加資格を持ち、残りは、毎年秋に行われる予選会を勝ち上がったチームとなる。今回は9校が予選会を突破して、本戦出場を決めた。
学連選抜の記録の扱いは?
第82回大会(2006年)までは個人の区間記録は成立しても、チームとしての成績は認められていなかった。しかし、第83回大会からチームの成績も公式に認められるようにルールが変更された。関東学連選抜が10位以内に入った場合、通常10校のシード枠が一つ減って9校となり、翌年の予選会出場枠が一つ増加する。
箱根駅伝で総合優勝の回数が一番多い大学は?
14回の総合優勝を誇る中大で、同時に6連覇という大記録も成し遂げている。中大に続くのが、前回大会で優勝を飾った早大の13回。今大会で早大が連覇を達成すれば、中大の持つ最多記録に並ぶこととなる。
一番長い距離を走る区間は?
5区の23.4キロ。続いて2区と9区の23.2キロが長くなっている。第82回大会に大幅なコース変更があり、5区が最長区間となった。それまでは2区が最長区間で“花の2区”と呼ばれていたが、“山上り”の5区が最長となったことで、これまで以上に5区の注目度、重要度が増した。
箱根駅伝MVPと呼ばれる金栗杯って何?
大会の創始者であり、「日本マラソンの父」と評された金栗四三氏の功績をたたえるため、第80回大会(2004年)に新設された最優秀選手賞のこと。最も優秀な記録を出したとされる選手に与えられる。第1回の受賞者は意外にも日本学連選抜チームとして出場した筑波大の鐘ケ江幸治。また3年連続区間新を記録した順大の今井正人は、3年連続で受賞した。前回大会は、2区で17人抜きの快走を見せた村沢明伸(東海大)が初受賞した。
繰り上げスタートって何?
トップ通過から20分(2、3区は10分)経過しても、走者が各区間の中継所に到着しない場合、次走者が中継所をスタートする制度。復路の芦ノ湖スタート時は、往路で優勝したチームから10分後に一斉スタートする。繰り上げスタートとなったチームの総合順位は、繰り上げ分の時間差を随時加算して算出されるため、ゴールテープを切ったときの順位と実際の順位が違うことがしばしば見られる。
天候不良で順延はある?
真冬に行われる競技のため雪が降ることも珍しくないが、今まで一度も順延はない。第82回大会は、大荒れの天候だった。それでも雪が舞い散る中、5区の選手が箱根の山を力強く上っていく姿は、人々の心に深く刻まれたことだろう。悪天候が時に感動の場面を演出してくれるのも、箱根駅伝の魅力の一つだ。
予選会で使われる関東インカレポイントとは?
「関東インカレポイント」とは、5月の関東学生陸上競技選手権大会(関東インカレ)のエントリー数や順位をポイント化しタイムに換算したもので、学生陸上の箱根駅伝偏重傾向を抑止するために導入された制度。今回の箱根駅伝予選会では、7位以下のチームが合計タイムからインカレポイント分の時間を差し引いて、最終総合タイムを算出された。


