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アジア競技大会 2006 Yahoo!スポーツ

コラム・会見

世界への助走――飛び抜けた力を見せた池田(1/2)
女子走り幅跳び=陸上

2006年12月11日
折山淑美
安定した助走により、コンスタントに記録を出せるようになった池田
安定した助走により、コンスタントに記録を出せるようになった池田【 (C)Getty Images/AFLO 】

王者の風格漂う助走のリズム


 現地時間12月10日、アジア大会陸上競技4日目の女子走り幅跳びには、昨年のアジア選手権チャンピオンで、03年世界陸上で3位になっているボビー・ジョージ(インド)も出場していた。だが、池田久美子(スズキ)の試合運びには何の不安もなかった。むしろ、実績のあるジョージを差し置いて、王者の風格さえ感じさせるほどだった。

 1回目でトップに立ちながらも、記録は6m38と平凡。だが2回目には、6m68まで記録を伸ばした。対するジョージは2位につけたものの、記録は6m46。その時点で優勝はほぼ池田のもの、という確信さえ抱いた。そう思わせるほど、彼女の助走はリズムも切れも良かったからだ。
「助走に関してはこの1年、トータルしてちゃんと合わせられるようになっていたから。(シーズン終了間際の)12月になっているといっても、いつも通りにやっただけでした」

劇的に減ったファウル


 助走路の硬さなどの条件がどう変わろうが、キッチリと踏み切りを合わせられるようになった今年、池田は極端にファウルが少なくなった。この日もライバルのジョージが2回、3位になったリパコワ(カザフスタン)が3回ファウルを犯したが、池田のファウルはベスト8に入った後の4回目の跳躍だけ。それも、助走の走りが良すぎというのが原因だった。
「ファウルした跳躍は最初から最後まで流れが良かったんです。でも1cmくらいだけ踏み切り板から爪先が出てしまって……。まずは優勝するのが目標だったけど、後半になってからは『記録も!』というのが強くなって。気持ちが入り過ぎたんだと思うんです。でもあの跳躍は6m90くらいはいってたんですよ。もしファウルじゃなかったら、日本記録(6m86)は絶対に出てたと思います(笑)」

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