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「PRIDE男祭り2006-FUMETSU-」
第8試合 PRIDEルール
吉田 秀彦
(日本/吉田道場)

 

1R 7分50秒
TKO

 
ジェームス・トンプソン
(イギリス/チームトロジャン)
試合の見どころ

 大会直前でようやく相手が決定した吉田。楽勝ムードも漂うが、20kg差、爆発力あふれるゴング&ダッシュを持つトンプソンに油断は禁物だ。トンプソンの圧力と勢いをうまくいなしてグラウンドで極めるのか。大みそかを快勝でクリアし、来年うわさされる空手王フィリオとの一戦に駒を進めたい。

試合経過

1R トンプソンはゴングとともにダッシュして襲いかかるが、吉田はミドルを打ち込んでからトンプソンを受け止め、大きく弧を描いた投げでトンプソンをテークダウンする。サイドについた吉田はそこから腕十字へ。しかし、トンプソンは体を起こすとそのまま抱え上げ、バスターで吉田を潰す。吉田は狙いを切り替え、トンプソンの左足を取って足関を狙う。アキレス腱固めにとらえるが、トンプソンは上体を起こしてパンチを振るってくる。上体を反らせてトンプソンの足を絞り上げる吉田だが、決め手とならず戦いはスタンドに戻る。
 吉田は右フックを打ち込み立て続けにトンプソンの顔面にヒット。ダメージを受けたトンプソンは足が動かず、コーナーに釘付けとなる。トンプソンは組みついた状態から吉田の足を刈ろうとするが、逆に足を刈って倒される。すぐに起き上がって打ち合いに臨むトンプソンだが、右フックと右ストレートを当て優勢なのは吉田。パンチから組みつきトンプソンの脇を差した吉田は、投げを打って再びサイドポジションにつく。じっくりセットアップしてトンプソンの右腕をアームロックにとらえる吉田。トンプソンはでんぐり返しして体勢を変え、タップの声を上げない。逆に体勢を起こすと立ち上がってきて吉田にひざ蹴り、フックを浴びせてなぎ倒す。踏みつけを見舞っていくトンプソンだが、吉田はその足を取って足関で反撃。倒されたトンプソンも負けじと足関で応戦してくる。吉田がリングから転落しそうになり、両者が中央に戻って試合がリング中央から再開となる。 
 トンプソンは左フック、左アッパー、左のひざ蹴りを振るって猛ラッシュ。吉田もフックを返すが、徐々に動きが落ちてくる。力なくトンプソンの左ひざと左フックを顔面に浴びる吉田。フラフラとなり足元がおぼつかない。崩れ落ちた吉田はロープ際でドントムーブがかかりリング中央に戻るのを促されるが、ダメージで動くことができない。トンプソンがマウントポジションを取るが、ここでタオルが投げ込まれ、トンプソンの金星となった。


試合後のコメント

■トンプソン 「ゴング&ラッシュでは私のほうが経験で勝っていた」

――吉田選手は打撃を中心に攻撃してきたが

 吉田は柔道家なので寝技が得意だ。しかし、打撃で来たことで、自分にとっては思い通りの試合ができた。

――勝因は?

 吉田の強い精神力に対抗しようと思っていた。オファーを受けたのは23日であまり練習はできていないが、ベストを尽くして勝ててよかった。吉田もゴング&ラッシュをしてきて、自分もゴング&ラッシュをしたが、私のほうが経験で勝っていた。

――吉田選手が場外に落ちてからの、吉田の変化は感じたか

 吉田は動いていなかった。しかし、レフェリーがストップしなかったので、攻め続けようと自分に言い聞かせた。

――来年の目標は?

 6カ月のブランク後、藤田に負けて自信を喪失していた時期があった。しかし、今日勝利できてとてもうれしい。この勢いを来年も持続したい。


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