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PRIDE武士道−其の十二−ウェルター級グランプリ2006 2ndROUND
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第1試合 ライト級ワンマッチ
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2R判定 3−0
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■試合の見どころ
日沖は打撃でのKO、寝技での一本もともに狙えるオールラウンドファイター。今年5月にはアウェーのカナダで現地王者を破り、タイトルも奪っている。対するカランは柔術をベースとし、日本ではZSTに参戦経験を持つ。かつてはKIDとハワイの大会で対戦し、嵐のような猛攻をフルラウンド耐えしのぎ関係者の注目を集めた。第1試合からテクニカルな攻防が見られそうだ。
■試合経過
1R カランは長身の日沖に対しリングを回る。日沖は右ローを繰り出しカランの動きを探る。カランにプレッシャーをかけると、ワンツー、前蹴り、右ローと当てていく。カランはパンチで飛び込むが、日沖は受け止め足をかけてテークダウン。しかし、両者は寝技へ行かず立ち上がる。 日沖は高い前蹴り、ジャブを出してカランを近づかせない。カランは鋭いフックを振るうが日沖は当てさせない。さらにカランのタックルを切るとサバ折りの要領でテークダウンする。カランがガードに戻すと日沖は立ち上がる。 カランは日沖の長身を攻略できず攻めあぐねる。日沖はカランのローを空振りさせて逆にローを当て、ジャブを突いてカランとの距離を計る。カランは思い切りよく左フックを振るっていくが、距離があるため見切られてしまう。日沖はコツコツと右ローを当てていく。ローのダメージにカランは体が泳ぎ始める。日沖はジャブで距離を取り、右ローを当てて優位な試合運び。右ローに注意を引きつけ、パンチのチャンスをうかがう日沖だがまだクリーンヒットできない。 カランは捨て身で前進しフックをフルスイングするが、日沖は組みつくと逆に横へ降振ってテークダウンする。パスを狙う日沖だが、カランは足を利かせガードに戻す。踏みつけていく日沖に、カランはその足にヒールホールドでカウンター。日沖が足を抜くと両者とも立ち上がる。 日沖の高い前蹴りをキャッチしたカランはそのまま押しつぶし、この試合で初めて上を取る。日沖は腕十字を狙うがカランは顔を踏んで脱出。カランはパワフルなパウンドを打ち落ろそうとするが、日沖は長い手足を使い、逆に下からの三角絞めを狙う。カランも上から日沖の足、ボディーにヒザと蹴りを飛ばしてくる。
2R 日沖はリング中央に立ちプレッシャーをかける。カランが片足タックルへ入るが、日沖はカランの勢いを利用して上を取る。猪木−アリ状態で、日沖はグラウンドのカランにローを飛ばす。カランが立ち上がりスタンドへ戻る。 カランはプレスを強めるが、日沖は冷静に距離を取った攻防を続ける。左右のフックを強打するカランに、日沖はローを外、内股(また)と蹴り分ける。カランは徐々に出てこられなくなる。 カランは離れた距離からやや強引に胴タックル。しかし、日沖は対処して倒れない。逆にカランのボディーにヒザ蹴りを見舞っていく。日沖は体勢を変えてカランをコーナーへ押し込む。これを嫌ったカランは日沖を振り払う。残り時間が少なくなり、日置が右ローを連打で送るなか試合終了となる。
判定は3−0のフルマークで日沖。23才とは思えぬ落ち着いた試合ぶりで勝利した。
■試合後のコメント
■日沖「次は修斗のリングに戻りたい」
――1Rが10分だったが
10分は長いと感じましたけど、その練習をしてきたので別に大丈夫でした。
――右目が少し腫れているが
三角絞めを狙ったときに上から蹴られたんだと思います。でも特に問題はないですね。
――ローキックは作戦だった?
作戦ではなかったんですけど、向かいあったときに前足のヒザが曲がっていたので、蹴れば当たると確信しましたね。前蹴りに関しては、僕はどんな距離でも戦えるんですけど、相手の距離だけはつぶしたかったんで使いました。
――テークダウンを奪っても、深追いせず立ち上がる場面もあったが
それも作戦ではないですけど、寝技のプレッシャーがあったんで。パスガードもしたかったですけど、ディフェンスがうまかったです。
――三角絞めを狙ったとき踏みつけを食らったが、ルールの違いは気になった?
いえ、やりにくさはなかったですね。踏みつけというよりも、しっかりディフェンスされて外されたと思うんで。
――しっかりタックルを切っていたが
タックルは見えてました。リングに入ったときから落ち着いてたんで。もっとガチガチになるかと思ったんですけどね。
――今後の目標は?
やっぱり修斗のリングに戻りたいです。11月の修斗名古屋大会でいい試合をしたいですね。
■カラン「日沖のパフォーマンスの方が良かった」
――勝敗を分けたものは?
普通だとプレッシャーかかる試合でも、もっとパフォーマンスを発揮できるが、今日は日沖のパフォーマンスの方が良かった。キックが特に良かったね。今日は、それに応戦できなかった。こっちから先に蹴りを出すべきだったし、もっと早くからテークダウンを奪えばよかった。
――試合前はグラウンドの展開を狙っていた?
作戦は考えてなかった。選択肢をいろいろ残した状態で試合に臨んだが、蹴りを先に受けてしまって、ペースをつかむことができなかった。
――ローキックのダメージはあった?
それほど足の痛みはひどくはないが、それによって動きが鈍くなった。あと蹴られることでモチベーションが下がった。それによってテークダウンに行くという考えにならなかった。理由はよく分からないが、試合中にとても疲れてしまった。
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