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「PRIDE.31〜Dreamers〜」
第3試合
ユノラフ・エイネモ
(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)

 

3R判定 3−0

 
ファブリシオ・ヴェウドゥム
(ブラジル/チーム・クロコップ)
試合の見どころ

 エイネモはPRIDE初参戦。198センチ、アブダビコンバット優勝と多くのランドマークを有している。高いグラウンドテクニックを持つヴェウドゥムとは接戦が予想されるが、インパクトを残すことができるか。ヘビー級タイトル戦線に絡んでくる可能性を持つ逸材だ。

試合経過

1R エイネモが距離を詰めて前進する。ヴェウドゥムが片足タックル気味に組みつくが、逆にエイネモがロープに押し込んでいく。腰をクラッチしてテークダウンしようとするエイネモだが、上になったのはヴェウドゥム。立ち上がり、猪木−アリ状態からパスしようとするヴェウドゥムだが、エイネモの長い手足に思うにまかせない。ブレークでスタンドから再開となり、両者長い手足で打撃を飛ばしてけん制しあう。エイネモはジャブから右ストレートを伸ばす。ワンツー連打で押し返していくヴェウドゥムだが、バランスを崩して転倒したスキを見てエイネモが上を取る。攻めあぐねるエイネモをヴェウドゥムが蹴り放してスタンドに。エイネモは右ストレート当てて突進するが、ヴェウドゥムは首相撲からのひざで応戦しエイネモの鼻血を呼び込む。ドクターチェックのあと試合が再開。エイネモが右ストレートでプレッシャーをかける。組みついて倒し、上のポジションでグラウンドに持ち込むエイネモだがポジションを展開できない。スタンドの打ち合いに戻るが、鼻血の目立つエイネモは呼吸が苦しそう。再びドクターチェック。ロープに追い込むエイネモだが、ヴェウドゥムがワンツーで押し戻す。足を滑らせ転倒したヴェウドゥムに、素早くバックを取ろうとするエイネモだが、ヴェウドゥムの動きはそれを上回りガードポジションを組む。互いに高い寝技技術を持つ両者はここから動きが見られなくなる。パンチを振るエイネモだが、ガードから出られない。ヴェウドゥムが立ち上がってスタンドの攻防に戻る。ロープ際で担ぎ上げてテークダウンしたエイネモはサイドポジションにつくが、タイムアップになってしまう。

2R ヴェウドゥムがパンチで突進。エイネモはフックでカウンターしてつかまえようとするが、ヴェウドゥムは片手でエイネモの頭をホールディングしてアッパーを連打で叩き込む。エイネモは殴られても前に出てヴェウドゥムをコーナー、ロープに押し込んでいく。そのまま倒してグラウンドで上を取るエイネモだが、ヴェウドゥムのガードは固く展開がない。レフェリーがブレークをかける。エイネモがジャブとローでヴェウドゥムをコーナーに詰める。ヴェウドゥムはワンツー連打で下を向かせ、ひざ蹴りを叩き込むがエイネモは構わず前進し片足タックルでテークダウンする。足は閉じずオープンガードのヴェウドゥムだが、エイネモはパスを狙わない。ヴェウドゥムが立ち上がり、エイネモのバックについたところで2ラウンド終了のゴングとなる。

3R エイネモが右ローキック。ヴェウドゥムは前に出て、首相撲からのひざを狙う。ヴェウドゥムはスタンドで有利に組み付いても突き放してパンチを振るい、さらにひざ蹴りを突き上げていく。エイネモはスタミナに難があるか、クリンチがテークダウンを狙ったものでなく消極的なものとなる。エイネモは前には出るが手数が少なく、ヴェウドゥムの左フック、右ストレート、ひざ蹴りを浴びる場面が目立つ。クリンチが多い試合展開に。最後に組みつき上を取るエイネモだが、鼻血で顔面を染めたまま試合を終えた。

 判定は3−0でヴェウドゥム。“最後の大物”エイネモにPRIDEの水は辛かった。


試合後のコメント

■ヴェウドゥム「エイネモは体格がよくて、タフな選手だった」

――相手のエイネモ選手の印象は?

 体格がよくて、タフな選手だった。最初は右のパンチを警戒していた。2発くらい当てられたが、その後はペースをつかめて、よけられるようになった。グラウンドも非常に上手かった。アームロックを仕掛けようと思ったけど、できなかった。

――セコンドの指示は?

 セコンドの指示は全部聞いた。とにかく相手にペースを握られないように、序盤からガンガン行った。

――シウバから声をかけられていたが

 イベントで一緒になり、友好的な関係を持っている。今日も試合中に「安心しろ」、「蹴りに自信を持て」など、声をかけてくれた。

――ひざが上手くヒットしていたが

 ミルコとクロアチアで、2週間ほどずっと練習していた。ブラジルのコーチにも指導してもらった。

■エイネモ「次回はカムバックしたい」

――率直な感想を

 今日は試合の序盤から疲れていて、相手に多くのパンチを浴びせられた。

――疲れていたのはなぜ?

 なぜかは分からないが、エネルギーがなかった。前回の試合から3年のブランクがある。次回はカムバックしたい。

――スタミナ面は?

 十分ではなかった。トレーニングはしっかりやってきたが、もたない日もあるんじゃないかと思う。

――ハント選手からアドバイスは?

 特には。ベストを尽くせと。

――今日の試合のプランは?

 立ち技、グラウンドの両方を準備してきた。何度かグラウンドに持ち込んだが、相手が上手くガードしてきたので、立ち技で勝負した。

――無差別級GPは出てみたいか?
 
 もちろん。今回より良い状態で参加したい。


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