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PRIDE武士道 其の四



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第6試合
× 大山 峻護
(日本/フリー)
1R 1分00秒
左アッパー→KO
ミルコ・クロコップ
(クロアチア/チーム・クロコップ)


試合経過


 完全復活をかけてミルコがまたも武士道に乗り込んできた。GP優勝での最強証明を狙ったミルコだが、4月の開幕戦でランデルマンにまさかのKO負け。再浮上をかけて6月の武士道大会に参戦したが、金原弘光を仕留めきることができなかった。大みそか大会でのヘビー級王座挑戦を目論むミルコは、駆け足でヒョードル、ノゲイラに並ばねばならず、ここで立ち止まるわけにはいかない。対する大山は1年ぶりの復帰戦。3年前には総合を学び始めたばかりのミルコと練習を行い、グラウンドで完全にコントロールしたという。しかし、PRIDE.21でハイアン・グレイシーに腕を折られて大敗。PRIDE.25でもダン・ヘンダーソンにKO負けと、現在は立場が逆転。今回は、世界のトップへ名を挙げたミルコとの対戦で再浮上へ一攫千金を狙う。

 先に入場の大山は「戦場のメリークリスマス」リミックスバージョンで登場。真っ白な柔道着をまとい「ウオーッ」と咆哮してから花道を進む。対するミルコはいつもの「ワイルドボーイ」で登場。無精ひげをたくわえた姿はまさに「浪人」。落ち着いた表情でリングイン。コールに右手を挙げて応える。

1R 大山は何と柔道着を着たまま、試合へ。開始早々、ミルコの左ハイをかわした大山。しかし、ミルコは左ロー! さらに左ストレートをヒットさせると、大山は後退しながら左ストレートで応戦も届かず。ミルコは獲物を仕留めるようにじりじりと近付くと、右フックから突き上げる左アッパー! さらにもう1発左アッパーを突くと、大山はたまらずダウン。ミルコは左ハイを出すまでもなく、勝利を決めた。

 試合後、リング上でマイクを握ったミルコは、「みなさんファイトを楽しんでいただけましたか。皆さんのことを愛しています。それだけです」と余裕のあいさつ。完全勝利を目視した高田統括本部長は「これで8.15さいたまに出ます」とミルコの出場確定を明言した。ミルコは試合後の会見で「大みそかに王者と戦いたい。できれば“ベスト”だと思うヒョードルと戦いたい」と無冠の帝王返上を宣言。いよいよターミネーターの逆襲が始まった! 一方、大山は対照的に慟哭しながらリングを去った。


コメント


■ミルコ 「大晦日に王者ヒョードルと戦いたい」

――試合の感想は

 快感です。きちっと調整が済んで戻ってきました。次の試合が待てません。8月15日に試合をやって、10月末、それからすべてうまくいけば、体のコンディションもよければ、多分いいと思うが、12月31日にタイトルマッチがほしい。それはチャンピオンがだれになってもかまわない。ヒョードルであってもノゲイラであろうが。今は2人の名前しか出してないが、チャンピオンがだれでもかまわない。ヒョードルだろうが、ノゲイラだろうが、2人の名前しか出なかったけど、ヒョードルだったらいいなと。

――「ヒョードルだったらいい」という理由は

 今、僕の目から見て、彼がベストじゃないかと。僕の心の中では、去年の11月に逃げられたと思っているので、それをやらせてもらいたい。

――大山選手が胴衣を着てきたが、戸惑わなかったですか

 ルールミーティングの後で、こちらに対して柔道着をチェックしてほしいという要請があったので、それを聞いて、着てくるのかなと思ったけど、何で着てきたのかは、はっきり言って分かりません。僕にとっては必要であれば、相手をつかむこともできるし、こっちに有利になるんじゃないかと思っていました。

 プレスでもちょっと発表していることなんですけど、2001年の8月にロサンゼルスで、最初に藤田(和之)選手と総合の試合をやる前、僕にとっては非常につらいプレッシャーのかかる日々でしたけど、大山君をロサンゼルスに連れてきてくれて、道場で手合わせをした。非常に彼がそのときタフに自分の、ガードポジションだったんですけど。上から押さえ込まれて、そこから逃げられなかったことを思い出します。結構マジで押さえ込まれたので、びっくりしたのと同時に、そのときのお返しが今日はちょっとできたかなと。リマッチだったかなという気もします。それぐらい真剣な一瞬があったことを思い出しました。

――今日はパンチで決めようと思っていた?

 フィニッシュを決めてやろうということで来ていたので、決めようと思っていたのはパンチではなかったですね。

――この試合に向けてチームスタッフを変えたということだが

 自分の戦いの質を高めるために、メンバーチェンジに着手をして、基本的には非常にいいチームが出来上がってきているかなという手ごたえがあります。

――今後、日本でのトレーニングをしようということだが

 とりあえず、前回2週間いたときに、トレーニングをしてたんですけど、高田道場さんに、島田レフェリーのBCGにベースを置いて、そこできっちりと。日本の気候に慣れるということもあるが、そこでトレーニングをしたいと思っている。今回は専用のコックまで来ている。日本に来ると食が細る。特にこの高温多湿の日本で、長期のキャンプ、全メンバーを揃えてのキャンプなので、万全を期して、いいキャンプを張りたい。


■大山 「……」

(ノーコメント)




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