
|

吉田、全柔連の規定緩和に疑問
2004年3月21日
|
|
|
小学生を対象とした無料柔道教室「VIVA JUDO!」で子どもを指導する吉田【スポーツナビ】 |
|
|
吉田秀彦が全日本柔道連盟(全柔連)の規定緩和に疑問を呈した。21日、埼玉・川口市武道センターで子どもを対象にした無料柔道教室・第5回「VIVA JUDO!」を行った吉田は、全柔連がプロ活動を禁じる規定を改正したことについて「柔道が好きなわけで、ケンカをするつもりはない。自分で出来ることをやっていって、そのうち変わっていってくれればいい」と理解を示しつつも「あの規定は一般の人が見てもおかしいと思う」と今後もイベント等を通じて門戸開放を訴えていく意向を示した。
全柔連は16日に評議員会を行い、他競技へのプロ転向選手らの登録や復帰などを全面禁止から緩和した。新規定では、範囲があいまいだった禁ずるプロ活動を格闘技系競技(PRIDE、K−1、プロレスなど)に限定。ただし、ボクシングや大相撲は含まない。格闘技系のプロ選手やプロコーチが活動終了後3年を経過すれば登録が可能で、選手や指導者として柔道界に復帰できるようになった。
「線引きが曖昧」
しかし、吉田は「格闘家とかプロという線引きは、新しい規定でもよく分からない。総合格闘技やプロレスに現役の選手が出るのを阻止するためのルールにしか思えない」と指摘。「なぜボクシングや相撲ならOKなのか、その辺の定義が分からない。全柔連の人たちも勘違いをしているのかもしれないけれど、自分はPRIDEと契約をしているわけではなく、来たオファーを受けている。相撲からオファーがあれば出るかもしれない」と納得はしていない。
総合格闘技への出場を禁止するための定義
また、吉田の所属事務所J−ROCKの國保尊弘代表も「“プロ”が何かという定義はなされたけれど、まだ曖昧な部分はいっぱいある。現状では『柔道でやってきたことを使えるような競技はいけない。総合格闘技に出ちゃいけませんよ』と言っているようなもので、(五輪代表候補の)井上(康生)や鈴木(桂治)を外に出さないための定義」と新規定に疑問を投げかけた。また、プロアマ規定によって禁止されている条項を例に挙げ「(アマ選手はプロ選手と)一緒に練習してもいけなくて、興行に参加してもいけない。『あれはいけない、これはいけない』と言う前に柔道界が良くなるためにどうしたらいいかを定義してもらいたい」と、さらなる改正を求めた。
「オープン化による共存も可能」
|
|
ボランティアで駆けつけた超豪華講師陣。女子プロレスラーの神取忍(後列左から2人目)ら柔道出身の格闘家・プロレスラーが協力した【スポーツナビ】 |
吉田は2月に東京都武蔵野市柔道連盟が主催する大会に出場を希望したが、主催者を通じて「競技者規定の第5条(プロアマ規定)に適するため出場を認めない」との通達を受けた。これに対しJ−ROCKは一時「正当な理由で出場が認められないとの通達がない限り、現状では出場するつもり」との見解を示していたが、結果的には諸般の事情を考慮して参加を見送った。國保代表は「吉田は全日本選手権に出ようという気持ちで(エントリーしたわけで)はない。純粋に『柔道をしている姿を子どもたちに見せたい』と言う気持ちだった。競技を辞めた選手が3年を経て復帰するのでは、間が開き過ぎる。それが1年になっていくとか今後、柔道のためになるように考えてもらいたい」と話し、まずは復帰に要する年数の短縮などが話し合われるよう希望している。
あくまで「プロになった選手ができることをやっていきたい」と柔道界の対応を待つ姿勢の吉田は、アマとプロの双方を経験した立場から「現役の選手たちも五輪で金メダルを取ることを目指している。五輪を捨てて(プロには)来ないし、こちらも誘わない」と完全オープン化した場合でもアマチュアとプロが共存できる可能性を主張した。國保代表も「今回のVIVA JUDO!もそういう呼びかけの一つ。とにかく選手のためになるなら行動したい。時間はかかるかもしれないが、世論の声が高まれば改善されていくでしょう」と今後も吉田を通じて柔道の底辺拡大に協力していく意気込みを語った。
|
|
|
格闘技に関するブログエントリ
■年末年始の格闘技
年末年始の格闘技に関するトラックバックを募集しています。
各大会の展望や勝敗予想、ご自身の観戦予定などございましたらどしどしお寄せください。
・トラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/fight/tb_ping/20
|
|
 |
|
|
|
Copyright (c) 2012 Y's Sports Inc. All Rights Reserved.
|
| |
| 関連リンク |
 |

|