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五味参戦の3.31UFC、テレビ東京で地上波放映
勝利へ気合の抱負――五味、宇野、岡見が揃い踏み

2010年3月10日(水)
五味(右から3人目)が出場する3.31UFCがテレビ東京で地上波放映されることが決まった
五味(右から3人目)が出場する3.31UFCがテレビ東京で地上波放映されることが決まった【スポーツナビ】

 五味隆典の初参戦で盛り上がる世界最大級の格闘技イベント「UFC」の現地時間3月31日大会「UFC Fight Night FLORIAN vs GOMI」(米国・ノースカロライナ州)まで3週間と迫った10日、東京・バルト9で会見が開かれ、本大会がテレビ東京系全国ネットで日本時間4月8日(木)、22時〜22時54分のプライムタイムで放映されることが発表された。
 現在、日本ではWOWOWでUFCが放映されているものの、地上波では放映されていない。2005年にもテレビ東京で放映されたことがあったが、今回再びUFCとテレビ東京がタッグを組み、日本でのUFC人気を押し上げるために動き出すこととなった。

 また、会見には五味をはじめ、同大会に出場する宇野薫、岡見勇信の3選手が出席。それぞれ、大会へ向けての意気込みを語った。

■日本再進出の大きなきっかけに

UFCのジェイミー・ポラック海外事業部副部長は、日本再進出のきっかけにと大きな期待を込める
UFCのジェイミー・ポラック海外事業部副部長は、日本再進出のきっかけにと大きな期待を込める【スポーツナビ】

 会見に出席したUFCのジェイミー・ポラック海外事業部副部長は「UFCは世界的な展開を目指しており、1つの大きな目標は日本での大会開催です」と、アジア圏でのマーケットとして日本を最重要視していることを示唆。かつてUFCは1997年12月に開催した「UFC Japan」を皮切りに、2000年12月の「UFC29」まで計4度、日本で大会を開催したが、それ以降は日本での大会はない。
 再びJapan進出を果たすためにも、日本人格闘家のビッグネームである五味、宇野、岡見がそろって出場する大会を組み、「地上波でのテレビ放映をきっかけに、五味隆典選手、宇野薫選手、岡見勇信選手が出場する特別な大会を知ってもらい、高い視聴率を獲得すれば、今後素晴らしいことが目撃されるでしょう」と、この地上波放映の成果いかんによって、一気に日本開催も現実味を帯びてくることを語った。

 一方、日本人3選手も当然、地上波放映を大歓迎。五味が「一番いい環境だと思います。これから格闘技を始める若い子たちに影響を与えられる試合をしたい」と語ると、久々の地上波登場となる宇野も「UFCの面白さが伝わる試合を」とコメント。岡見は「今回の放送で自分のことを初めて知る人も多いと思います。いい試合をして、初めて見る人たちにも『いい選手がいるな』と思われるようなインパクトを残したい」と気合十分に語った。
 
 なお、テレビ東京の武石英三スポーツ局局次長は「目標視聴率は10パーセント以上。それくらい取れるソフトだと思っています」と2ケタ視聴率を目標に掲げた。

■五味、準備は着々と「自由に動いて、思いっきりやろうと思います」

「いつも通りやります」と五味、世界中を興奮させる“スカ勝ち”を見せたい
「いつも通りやります」と五味、世界中を興奮させる“スカ勝ち”を見せたい【スポーツナビ】

 もちろん、地上波のあり・なしに関わらず、3選手とも3週間後に迎える一戦へ必勝態勢。待望のオクタゴンデビューを控える五味は、時折り厳しい表情を浮かべながらも、現在の心境を“楽しみ”と語った。
 「30歳を超えて、敵地というわけじゃないですが、他の土地で実力を出せるか、アスリートとしてのチャレンジですよね。楽しみですよ」 
 これまで戦ってきた修斗、PRIDE、戦極のようなリングではなく、UFCの舞台は八角形の金網の中、そして、ヒジ打ちも有効とされるなど、環境・ルールに大きな違いがある。
 「まあ、金網を実際にジムの中に置くわけにはいかないので、マットに八角形にテープを貼って、フットワーク中心に四角形のリングじゃないという雰囲気をつかんでいます。ヒジに関しては、来たら避ける(笑)。自分は上手に使えないので、変に応戦しないように、来たら避ける、と」

 会見の途中にはUFCのダナ・ホワイト社長からビデオメッセージで「日本のレジェンドファイター」と称され、UFCの日本再進出へ向けての大きな期待を寄せられた五味。「ハンパじゃないプレッシャーをかけてきますね」とさすがに苦笑いだったが、気持ちとしては“これぞ五味!”というファイトを見せるまでだ。
 「世界中のMMAファンの前で試合ができるのが楽しみ。しっかりコンディションを整えて、どこか吹っ切れたような試合、自分らしい試合、ですね。金網でも今までどおりやりますよ。これが最後のチャレンジだと思っていますし、自由に動いて、思いっきりやろうと思います」

 対戦相手のケニー・フロリアンは、かつて2度、王座に挑戦したことがあるライト級のトップファイター。この強豪を相手に“火の玉ボーイ”五味の名を、日本で、そして世界中に再び轟かせてみせる。

■宇野&岡見もここが勝負どころ、両者ともに必勝約束

生き残りへ、宇野が「最後までアグレシッブに」
生き残りへ、宇野が「最後までアグレシッブに」【スポーツナビ】

 一方、五味と揃い踏みを果たす宇野は、2001年〜03年にUFCに参戦しており、バンタム級、ライト級の2度の王座決定戦に出場。バンタム級は判定0−2、ライト級はBJペンを相手に判定1−1のドローで惜しくも王座を逃したが、日本総合格闘技のパイオニアとして、強烈なインパクトを残した。
 昨年6月にUFCに復帰し、この2戦は1敗1分け。生き残りへ崖っぷちの3戦目だ。
 「対戦相手のチバウ選手は非常に強い選手ですが、最後まで諦めず、気持ちの伝わる試合をするだけですね。前回は引き分けに終わっているので、勝ちにこだわって、最後までアグレッシブに攻めたい」

 また、“サンダー”こと岡見は06年からUFCに参戦しており、現在7勝2敗と大きく勝ち越している。ミドル級王座への挑戦も視野に入るが、前回の09年10月24日大会で痛恨の判定負けを喫してしまった。
 再びトップ戦線へ名乗りを挙げるためにも、岡見は「前回負けて、そこから自分がUFCでやっていくためにはどうすればいいかを考えて、ある程度、形になっています。次の試合でそれをぶつけられれば、理想的な試合で勝利に導けると思います」と、前回敗戦を糧に大きく成長した姿を見せることを誓った。

■UFC Fight Night FLORIAN vs GOMI
3月31日(現地時間・水)米国ノースカロライナ州シャーロット ボージャングルス・コロシアム

<第10試合>
五味隆典(日本)
ケニー・フロリアン(米国)

<第9試合>
ロイ・ネルソン(米国)
ステファン・シュトゥルーフ(オランダ)

<第8試合>
ネイト・クォーリー(米国)
ホルヘ・リベラ(米国)

<第7試合>
ロス・ピアソン(英国)
デニス・シバー(ロシア)

<第6試合>
アンドレ・ウィナー(英国)
ハファエロ・オリベイラ(ブラジル)

<第5試合>
ジェイコブ・ボルクマン(米国)
ロニーズ・トーレス

<第4試合>
宇野 薫(日本)
グレイソン・チバウ(米国)

<第3試合>
岡見勇信(日本)
ルシオ・リナレス(ブラジル)

<第2試合>
ジェラルド・ハリス(米国)
マリオ・ミランダ

<第1試合>
チャーリー・ブレネマン
ジェイソン・ハイ(米国)

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