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「健全・堅実」郷野、SRC経営スタイルで勝利目指す=前日会見 (1/2)
逆ギレ?ツンデレ? 中尾が戦闘竜にKISS予告

2010年3月6日(土)
「SRC」に生まれ変わって初の大会はあす7日開催
「SRC」に生まれ変わって初の大会はあす7日開催【スポーツナビ】

 総合格闘技「戦極」あらため「SRC」(SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP)となって初の大会、また2010年第1弾大会である「SRC12」(3月7日、東京・両国国技館)の開催を翌日に控えた6日、東京都内のホテルで前日会見が開かれた。全8試合に出場する16選手全員が出席。会見に先立って行われた前日計量を全選手がパスしたことがアナウンスされ、各選手それぞれが意気込みを語った。

 セミファイナルでスウェーデンからの刺客ディエゴ・ゴンザレスを迎え撃つ郷野聡寛は、「健全かつ堅実」をモットーとしたファイトで、確実に勝利を挙げることを宣言。また、メーンでSRCミドル級王座を争う王者ジョルジ・サンチアゴ、挑戦者マメッド・ハリドヴがともに王座死守と奪取を誓う中、第4試合の中尾“KISS”芳広vs.戦闘竜では思わぬ“場外乱闘”が勃発したのだった。

■野球で例えるなら1アウト・ランナー1塁でも送りバント

郷野の2010年初ファイトは「健全・堅実」!
郷野の2010年初ファイトは「健全・堅実」!【スポーツナビ】

 昨年の大みそかDynamite!!で桜井“マッハ”速人から鮮やかな腕十字一本を極め、ここ日本で再び勢いが加速。ウェルター級の日本人エースとして堂々踏むSRC第1弾のリングでは、どのような戦いを見せてくれるのだろうか。

 「いやあ、自分は脇役。真のエースが出てくるまでの“つなぎ”ですよ。脇役の延長として、1つのいい仕事をする持ち駒と考えてくれれば」
 “脇役の星のもとに生まれた男”と自称する郷野は、この日もビシッと脇役宣言。さらに、今年から新たに就任したSRCを主催する株式会社ワールドビクトリーロードの向井徹代表取締役の「健全・堅実路線」を謳ったあいさつにひっかけて、自らも「健全・堅実ファイト」を体現するという。
 「去年の夏から夜遊びをしていませんし、ここにいる誰よりも健全な生活をしてきました。そんな自分が、野球で例えるなら1アウト・ランナー1塁でも送りバントをするような、健全かつ堅実なSRCの経営理念のような試合をしたいですね」

 今年一発目の対戦相手はスウェーデン出身のゴンザレス。通算成績は13勝3敗、“スウェーデンの重戦車”の異名を持ち、Strikeforce、Bodog Fightにも出場経験がある。
 日本では無名のため、郷野のもとにほとんど情報は入っていないが、「誰よりも堅実な戦いをすれば、戦いながらでも情報を引き出せると思う」と心配無用を強調。また、ゴンザレスが「スタンド、グラウンドのどちらでも対応できる」と言い放ったことに対し、「オレもわりかし何でもできますからね。技の交換をしたら自分の方が上でしょう」と自信を隠さない。

■米国で見つけた確信「日本でしっかりやれば世界にも通用する」

昨年の大みそかマッハ戦のような興奮を再び呼び起こすか
昨年の大みそかマッハ戦のような興奮を再び呼び起こすか【t.SAKUMA】

 ただし、“絶対勝つ・勝てる”などの欲を出したらロクなことがない、という自戒の念から、襟を正す郷野。「無欲で堅実な試合を。いかに自分を見失わずに、SRCの経営理念のような試合ができるか、ですね」と、よほどSRCの経営理念が気に入ったのか、このフレーズをことさらにアピールして、ベストファイトを尽くすことを約束した。

 2月初旬には約10日間、米国の名門ジムAKAの門を叩いた。ジョン・フィッチ、ジョシュ・コスチェックら、同じウェルター級の世界トップファイターらと肌を合わせることで、今後の格闘技人生を見据える上で大きな収穫もあったという。
 「今回の試合だけに関して刺激になったことはないんですが、日本でやっていても世界と渡り合えるんだなっていう手応えはつかみましたね。選手生活を長い目で見たときに、日本でしっかりやっていれば大丈夫なんだと思いました」

 現在35歳。ますます円熟味を増す郷野の2010年初リング。予告どおりの「健全・堅実ファイト」で、まずはしっかりと白星スタートを切ってみせる。

■噛み合わないKISS論争……戦闘竜は唇を死守できるか

額をこすりつけてにらみ合う両者、この日はマスクで唇を守った戦闘竜(左)だが明日の本番は……?
額をこすりつけてにらみ合う両者、この日はマスクで唇を守った戦闘竜(左)だが明日の本番は……?【スポーツナビ】

 今大会のメーンイベントはSRCミドル級タイトルマッチ。王者ジョルジ・サンチアゴが、昨年11月大会で敗れたマメッド・ハリドヴを挑戦者に迎えての初防衛戦となる。
 前日会見の前に執り行われた調印式で、サンチアゴは「現在の王者は私であり、これからもずっとこのベルトを死守するためにも、ここで改めて王座を守りたい」と、今回の初防衛戦を皮切りに“絶対王者”に就くことを宣言。一方、東欧ミドル級最強の男とも呼ばれるポーランドのハリドヴは「自分のキャリアにおいて、最も大きい試合の1つになるでしょう。全力を尽くします」と、再びサンチアゴを打倒しての王座奪取に闘志を燃やした。

 また、第4試合の中尾“KISS”芳広vs.戦闘竜では、キス論争からの思わぬ“場外乱闘”に発展した。
 花粉症の影響なのかマスクにサングラス姿で登場した戦闘竜に対し、中尾が「絶好のKISSチャンスなのに、どうしてマスクをつけてきたの? 明日もマスクをつけてくるんですか?」と不満顔。これに対し戦闘竜が「なんか、キスをしてくるって聞いたし、変な病気をうつされたら困るから、明日もマスクをしようかな」と返すと、中尾は自らマスク姿の相手に文句を言ったにも関わらず「勘違いするなよ! オレだって選ぶ権利はある。本当はKISSしたくないけど、してやるよ!」と、フラれての逆ギレなのかツンデレなのか、戦闘竜とあまり話が噛み合わないままKISS予告を突きつけたのだった。

 なお、中尾は2005年大みそかDynamite!!でのヒース・ヒーリング戦で、試合前のリング中央でのにらみ合いの最中にヒーリングの唇にキスをし、これに激昂したヒーリングの右フックの直撃を受け病院送りにされている。

 <続く>


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