“米のKID”ユライア、まさかの王座陥落!=WEC36
前田は一本負け、パルバーも再起戦でTKO敗戦
11月5日(水・現地時間)、米国フロリダ州ハリウッド近郊セミノール・ハードロックカジノで行われたズッファのセカンドブランド=WEC(ワールド・エクストリーム・ケージファイティング)36が開催された。
WECニ大選手権試合に、ジェンス・パルバーの再起戦、日本から前田吉朗が出場を果たすなど好カードが揃った本大会だが、前日の公開計量では、WEC世界ミドル級王者パウロ・フィリョがまさかの体重オーバー。王者による前代未聞の失態を晒したフィリョには、対戦相手のチェール・ソネンに対し、ファイトマネーの4分の1を譲渡するペナルティを課せられ、試合自体は5分×3Rのノンタイトル戦へと変更になった。
ハリケーンによる大会の延期に王座戦の消滅と、大会前より波乱含みのWECフロリダ大会だったが、メインイベントでもアップセットが起こった。WEC世界フェザー級選手権試合、ユライア・フェイバーがまさかの王座陥落。緊張感溢れる立ち上がりとなった王座戦では、挑戦者マイク・ブラウンがフィジカルの強さをみせ、度々ユライアのバランスを奪うと、直後に左ストレートをヒット。態勢を崩したユライアが、そこからバックエルボーを狙うや、挑戦者の右フックが“WEC絶対王者”の顔面を打ち抜いた。
ダウンを喫したユライアに、バックを取ったブラウンのパウンドが襲い掛かるとユライアの動きが止まり、2分22秒レフェリーが試合をストップした。
■前田吉朗、無念の一本負け
また、ノンタイトル戦となったセミファイナルでは、観客の大ブーイングの中、試合までもが噛み合わないフィリョとソネン。結果、両者は大きなアクションもないまま試合終了を迎えた。優勢に試合を組み立てたソネンが判定勝利を挙げるも、試合前から物言いのついた一戦には“退屈だコール”が沸き起こった。
さらに第8試合では、“MMAレジェンズ”パルバーが、レオナルド・ガルシアと対戦するも、僅か72秒、最後は左右のフックでTKO負け。ユライアでさえ仕留めることができなかったパルバーを秒殺したガルシアは、フェザー級上位戦線で確固たる地位を築いた。
そして、第1試合では、日本の前田がハニ・ヤヒーラと対戦。ヤヒーラがバンタム級規定(135ポンド)から2ポンドオーバーとなり、(前田が了承したため)137ポンドのキャッチウェイト戦で行われた一戦は、序盤にヤヒーラをギロチンで追い込んだが、逆にギロチンを極め返され、前田は無念の一本負けを喫した。
■WEC36
11月5日(水・現地時間)米国フロリダ州セミノール・ハードロックカジノ
<第10試合 WEC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
●[王者]ユライア・フェイバー(米国)
(1R2分22秒 TKO)
○[挑戦者]マイク・ブラウン(米国)
<第9試合 ミドル級/5分3R>
●パウロ・フィリョ(ブラジル)
(3R終了 判定)
○チェール・ソネン(米国)
<第8試合 フェザー級/5分3R>
●ジェンス・パルバー(米国)
(1R1分12秒 TKO)
○レオナルド・ガルシア(米国)
<第7試合 ミドル級/5分3R>
●ニッセン・オスターネック(米国)
(2R3分48秒 TKO)
○ジェイク・ロショルト(米国)
<第6試合 ライト級/5分3R>
●ロブ・マックロー(米国)
(3R終了 判定)
○ドナルド・セラーニ(米国)
<第5試合 ミドル級/5分3R>
●デビッド・アベラン(米国)
(1R18秒 KO)
○アーロン・シンプソン(米国)
<第4試合 フェザー級/5分3R>
○ジョセ・アルド(ブラジル)
(3R45秒 TKO)
●ジョナサン・ブーキンス(米国)
<第3試合 ライトヘビー級/5分3R>
○カーメロ・マレロ(米国)
(3R終了 判定)
●スティーブ・スタインバス(米国)
<第2試合 ライト級/5分3R>
●ラファエル・ディアス(ブラジル)
(2R2分54秒 TKO)
○ダニー・カスティーリョ(米国)
<第1試合 バンダム級/5分3R>
○ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
(1R1分30秒 ギロチンチョーク)
●前田吉朗(日本)
・波乱の公開計量、ソネン×フィリョはノンタイトル戦へ(外部リンク) (2008/11/5)
・二つの世界戦&前田吉朗登場!軽量級の祭典を大特集(外部リンク) (2008/11/5)





