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全日本キック「小林聡プロデュース・野良犬電撃作戦2009」
第9試合 全日本スーパー・フェザー級タイトルマッチ 3分5R
[王者]
石川 直生
(青春塾/全日本スーパー・フェザー級王者)
 

 

5R判定ドロー
(49−49、49−49、49−48)
 

 
[挑戦者]
前田 尚紀
(藤原ジム/全日本フェザー級1位)
※石川がタイトル防衛
試合の見どころ

 ヒジ・ヒザの石川か、あるいはパンチ・ローの前田か。1勝1敗の五分で迎えた第3戦は大会メーンイベント、そして決着戦として名勝負の予感が漂う。

試合経過

1R 石川は距離をあけてジャブのフェイントを送り、前田が入ってこようとすると前蹴りで突き飛ばす。前田はローを返してヒット。石川はジャブのフェイントを間断なく送り、前蹴りのフェイントも交えて前田を入らせない。前田はジャブから右ヒジを大きく振るうが、これは石川がバックステップして当てさせない。石川が前進して首相撲を狙うと、前田はバックステップしてつかませない。2度目の前進で前田を捕まえる石川だが、ここは展開に手間取りレフェリーがブレーク。さらに前へ出て前田を捕まえた石川だが、これは前田が組み倒す。石川はミドルを当てて出ると跳びヒザで前田の頭部を狙う。前田がプッシングから右ローで反撃して第1R終了となる。

2R 距離を詰めんとする前田だが、石川はバックステップして距離を詰めさせない。その直後に前へ出て首相撲で捕まえようとして逆に前田を下がらせる。石川は離れた距離から右ミドルを打ち込んでいく。前田が出ると同じ距離だけ後ろへバックステップして下がり、距離を詰めさせない。石川は距離を一定に保つと前蹴りと右ミドル。そしてグッと前進すると前田を捕まえてボディにヒザを送り、そこから顔にヒジ打ちを振るう。組み負けして防戦一方となってしまう前田。石川は前田の組みの合い間を縫ってヒザとヒジを打ち込んでいくが、前田は石川を突き放すと左フック、右フックと反撃を見舞っていく

3R 前田は左フックから右ストレートで出るが、石川はすぐに下がって蹴りの距離に戻し、ミドルを見舞っていく。石川は距離をあけてのミドル、あるいは前に出て組みつき応戦しようとするが、このラウンドは前田がパンチを振るって出てヒット。しかし石川は前田に組みつくとコーナーに押し込み、ヒジを見舞って攻勢となる。ここから脱出した前田は再びパンチを振るっていくが、前へ出ると石川の組みに捕まってしまう。石川の前蹴りをつかんで叩きつけ、リズムを崩さんとする前田。石川は左右の前蹴り連打から跳びヒザとリズムに乗ってきて、首相撲で前田を捕まえる。石川がつかみにいくと、前田はカメの体勢で劣勢となってしまう。

4R 前田は左ミドルから出ていくが、石川に組まれて捕まってしまう。石川はこのラウンドも距離をあけて試合を展開。前田は右ストレートで入るが、石川はそのあと2発目のヒットを許さず組んで押さえる。石川は離れては前蹴りとミドルで前田を入らせず、それでも前田が入ってくるとヒジ打ちをカウンターで合わせて振るう。前田は距離を詰めるのに苦労を強いられ、入っても石川に組まれ捕まってしまう。パンチを連打していくと捕まってしまう前田は、ならばと右ストレートで入りそこからローキック。さらに左フックから右ストレートを見舞っていくが、石川はプッシングで前田を押して距離を戻し、ミドルを連続で見舞ってヒット。さらにそこから顔面前蹴りをつなげ、これに前田が顔をゆがめて足を止めるとコーナーに詰めてヒジを連打で送りラウンド終了を迎える。

5R 最終ラウンド開始とともに前田は突進。石川はこの前進を左ミドルと前蹴りで止めんとし、それでも前田が来ると組んで押さえ、必死にその勢いを押さえこんでいく。前田はパンチを狙って執ように前進を繰り返すが、石川に組まれパンチを封じ込まれてしまう。石川がバックステップで距離を開け、遠い位置からのパンチとなるため、前田のパンチは見られてブロックされ、ならばと飛び込んでも組まれて押さえられてしまう。このまま組みで封じ込まれ、終了に至ってしまうかに思われた前田だが、組みにくる石川に対しパンチを当てると、そこから石川を振りほどくようにして右ストレート、左フック、左右のフックと立て続けにパンチをヒット。石川は組み押さえんとする動きの正確さと力が落ち、パンチを浴びながら後退を余儀なくされる。なんとか組みつくも、前田に振られてマットにスリップダウン。石川は「ダウンじゃない」と手を振ってレフェリーにアピールしながら立ち上がる。その直後に終了のゴング。石川は腕を上げ、勝利をアピールしてコーナーに帰る。

 判定は49−49、49−49、49−48(石川)の1−0でドロー。石川が王座防衛に成功した。


試合後のマイク

石川 俺はキックボクシングが誇りです。キックボクサーである自分が誇りです。生きていれば辛いことも大変なこともあるけど、前を向いて歩いていけば明るい道が待っているから、この1年の俺がそうだったから、これからもしっかり前を向いて生きていきたいと思います。もう一度言います、俺はキックボクシングが誇りです。大好きです。ありがとうございました。

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