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総括
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■試合の見どころ
24日に行われた“大魔神”佐々木主浩氏との始打式では、さすがのスーパースターぶりを発揮したカンセコだが、ベールに包まれた格闘技の実力はいかほどか? これがMMAデビューのカンセコを、ホンマンがボビー・オロゴンよろしく秒殺してしまう展開も予想されるが……。
■試合経過
カンセコは黒のロングタイツでバットを肩に抱えて入場。会場をグルリと見渡すが、ややその表情は緊張気味で硬いか。対するホンマンは無表情で、その胸中はうかがい知れない。
1R オーソドックスに構えた両者は、クリーンにグローブをタッチして試合を開始する。カンセコは思い切りよく右のスイングフックを振るって当て、会場をどよめかせる。ホンマンから離れた距離に立ったカンセコはミドルキック、前に出てボディパンチと見舞っていく。ステップして打撃の当たらない間合いに立ち、「どう攻めようか」といった様子のカンセコ。ホンマンは前に出て首相撲にとらえんとするが、ここはカンセコが逃げるようにして頭を下げてリングを回り捕まらない。
ホンマンの伸ばしたジャブが顔をとらえると、カンセコは早くも顔を横に背けてしまう。距離を取るべく、カンセコは得意だというサイドキックを繰り出す。しかしこのあと、何か不具合があったか、ヒザを痛そうにして気にする素振りを見せる。ローキックを繰り出したカンセコだが、前進してきたホンマンが圧力と勢いでそのまま押し倒す。ホンマンは間髪いれずにそのまま馬乗りとなってマウントパンチを連打。カンセコは「やめてくれ」といった感じで頭を抱えた体勢で横向きとなり、ここでレフェリーが試合をストップした。
■試合後のコメント
■ホンマン 「総合格闘技がいかに難しい競技なのか知ってもらえたと思う」
――試合を振り返ってみていかがだったでしょうか
今日の試合に向けて、ずいぶんトレーニングを積みましたので、安心して試合に臨むことができました。 勝敗についてはまったく心配していませんでした。
――カンセコ選手と対戦することについて、プレッシャーはありませんでしたか?
最近の成績が思わしくなかったので、自分のトレーニングにのみ集中するようにしていました。 それ以外のことについてはいっさい雑念を取り除いて、トレーニングにだけ集中していました。
――カンセコ選手と戦ってみていかがでしたか? 試合中にヒザを負傷したようですが
ヒザのことについては試合中まったく気づきませんでした。 彼には、総合格闘技がいかに難しい競技なのか、十分に知ってもらうことができたと思います。
――カンセコ選手はパンチが効いたと言っていましたが、手ごたえはありましたか
すべてはトレーニングの成果だと思っています。
――準決勝に進出が決まりましたが、今後の課題などがあれば教えてください
近ごろ非常にコンディション不調で悩まされていたのですが、だいぶ回復してきて、 今日の試合を通じて手ごたえを感じました。今年の後半に向けて、実力を発揮していきますので、 ぜひみなさん期待してください。
■カンセコ 「これから数週間、トラウマのように眠るのかな」
――試合を振り返ってみていかがだったでしょうか
非常に相手は大きくて、体重もものすごいものを感じました。 サイドキックを放ったのですが、リーチが長くてなかなか届かなかった。 今回が私にとって初めてのMMAなので、これからいろいろな経験をしていくのだと思っています。 ホンマン選手のパンチは非常に重かったです。一発だけでKOされそうなくらいのパンチでした。
――ヒザをケガされたようですが
みなさんご存知なかったかもしれませんし、ファンのみなさんをがっかりさせたくないので 言うべきではないのかもしれませんが、日本に来る前にヒザを自傷していました。 負傷したままでも来たほうがいいと決めて来ました。サイドキックを放ったことが引き金です。 持ち直そうと思ったのですが無理でした。
――負傷していたのはどちらの足ですか
右側です。
――今回は敗れてしまいましたが、トレーニングを積んで、もう一度試合をする意思はありますか?
今回、自分にとっては、結婚という大きなことがありました。 試合については、大きな相手にパンチをかわすことがこれほど大きなことかと思いました。 自分がキックを放ったとき、「効いた」と思ったのですが、まだ立っていられるということにビックリしました。 これから数週間、トラウマのように眠るのかなと思います。
――今回のゲームプランはどのようなものだったのでしょうか。 最初トレーニングを始めたときには、ヒザの負傷もあったので特に作戦はなかったです。 とにかく日本に来て試合をするというのが最初の作戦でした。ウォームアップの時などでも、 ヒザが爆発しないかと心配してやっていました。ですが、守りに入るのではなく、とにかく攻めるということが作戦でした。 自分はメジャーリーガーで、今回はMMAが初めてということで、アドレナリンをコントロールするのが非常に難しく、 ホンマン選手のような大きな選手を前にすると、自分はどうしてこんなところにいるんだという気持ちになりました。ですが、とにかくアグレッシブに行こうと決めて、がんばりました。
――日本の野球球団から声がかかったら、野球の試合をするという気持ちはありますか?
そうですね。ホンマン選手を相手に試合するよりは、野球をするほうがマシなのではないかと思っています。 自分はまだ野球の試合はできると思っています。ですが、そのためにはトレーニングの必要があると思います。 自分としては今回、ヒザの負傷がなかったら、もう少しマシな試合ができたのではないかと思います。
――試合をしたことに対する後悔の気持ちはありますか? また、今後のプランについて教えてください
日本に来て、退屈な試合を見せてしまったということに対する後悔の気持ちはあるんですが、 試合をしなかったらもっと後悔していたと思うので、やってよかったと思っています。 今のところは、今後について何のプランも持っていません。ヒザを治して、MMAを続けるのかどうか、 DREAMから何かオファーが来たら受けるのかどうか、何も決まっていません。
――さきほど結婚という言葉が出ましたが
いま彼女がいまして、プロポーズの返事を待っている状態です。なかなか頑固です。
――どんな点にプライドをもって戦いましたか?
自分の目の前にある恐怖感と戦って、それを征服したという意味で、プライドを持っています。 ホンマン選手と、というオファーをいただいたとき、自分はもう年を取っているし、何ができるのかと思いました。 試合が終わったときは、ホンマン選手という大きな選手を相手に戦うことができたという達成感がありました。
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